第6話 始まりの巨人
ずっと一人だった
私以外にあの十字架をみた奴はいなかった。
自衛隊にもあれが見えない
知りもしないようだ
どんなに調べても奴らの情報は無く
世界でたった一人絶望だった。
だけどついに現れた
私以外にあいつらの存在を知ってるやつ
ネコの着ぐるみで巨大化したメグミちゃんの遙か後方にいつもの発光体が現れた。
そんな距離じゃ足りない!
一足飛びで発光体の目の前まで移動したメグミちゃんはそれを踏みつけた
一発で光は失われた
失われた光の正体は自衛隊の機械だった
誘導体撃破されました!
よし!続けて模倣体順次機動!
朝靄の中何十個もの発光体が現れた
知恵と工夫か
少し笑ったメグミちゃんはもう動くことをやめて彼の登場を待った
朝靄の中から巨人が現れた
銀色に輝くフルフェイスメット、黒いライダースを全身に着込み手袋も黒
ブーツも黒で背中にはドクロマークがこれも銀色に光っていた
メグミちゃんは心で叫ぶ
ここからが始まりだ!
満面の笑みとネコのように見開いた目で霧の中から現れる期待の星を見つめていた。
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