第二章より(8文)

第二章一節より 豪


「(省略)だが奴らが牙を研いだあとに、その牙ごと奴らを砕くつもりだ。それまで俺達も鍛えるぞ(以下省略)」


私見:正々堂々と戦う者の心構え。

 要約すれば、「日々これ決戦」ならぬ「日々これ鍛錬」なのでしょう。



第二章二節より 地の文


 龍野の通学は、一日たりとも欠かさずジョギングである。そうしている内に学校に到着した。昇降口で内履きに履き替え、小走りで教室まで向かう。

 1-Eの教室に到着してからは、さっさと教科書類を机の中にブチ込む。それも時間割り通りにだ。全て終わったあと、持ってきた水筒の中の麦茶を一口飲む。

 ここからは一人静かに鍛錬の時間だ。足早に屋上へ向かい、日課の腕立てと腹筋、それに背筋をこなす。

 数十分後、それらを全て終えた龍野は教室に戻る。


私見:ここから何が読み取れますか? たまには私も、突き放しますよ。



第二章四節より 龍野


「出来るさ。と言うか、俺がやるしかないんだ」


私見:自分しか出来ない事をやる。

 これは人生観にも当てはめる事が出来るのでは?



第二章五節より 麗華


「忘れたのか? 私との協力を拒否した今、お前は敵だ。敵ならば、危害を加えても不思議ではないだろう?」


私見:これは少々、極端な気もしますね。

 とは言え、敵の敵は何とやら。全くもってその通り、とも思えませんよ……?



第二章六節より ヴァイス


「貴方達に詳しい理由を話す道理はありません。もし道理があったとしても、言えば納得して下さる……そのようになるとは思っておりません」


私見:賛否両論を呼びそうな言葉ですね。

 けれど、人は「言うに言えない事実を抱えれば、その説明に困るもの」。さあ、貴方はヴァイスの言葉のようにならないと、胸を張って言えるでしょうか?



第二章七節より 龍野


((省略)だがどんな目的であれ、(中略)わざわざ俺を騎士にしたのは俺の腕を見込んでくれたからだ。それを裏切るワケには……!)


私見:人が役割を与えられたのは、如何なるものであれ、があります。

 貴方は、その役割を全う出来ますか?



第二章八節より 龍野


「今この時点では、貴方……いえ、陛下の民の一人として生きる気はございません」

(中略)

「私は、日本という国に生まれたことを感謝しているからです」


私見:”陛下”と呼ばなくてはならない程の、格上の相手にも自らの意見を堂々と伝える。

 これは名言というより、龍野の心構えを評した抜粋シーンになるでしょうが……我々も見習いたいものですね。



第二章八節より エーデルヘルト


「これからは忙しくなるぞ、ヴァイス……そうだ須王龍野、お前に一言言っておかねば」

(中略)

「須王龍野……お前に誉れあれ」


私見:相手に素直に「頑張れ」と言えるのは、懐が深い故。

 これもエーデルヘルト国王陛下の心構えを評した抜粋シーンになりますが、やはり我々も見習いたいものです。


 第二章の名言(と作者が勝手に思った文)はここまで!

 しかし、九節あったとしても、意外と見つからないものですね。私としては、せめて10文はあると思ったのですが……。

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