鶴方と僕の疑問(盾常)
僕は何も無い所から生まれました
あの鶴方は塵紙から産まれました
僕より余っ程自然な産まれです
捨てられる運命が
拘束の運命に成ったらしいです
窓辺に固定されてますが
外が見えない様
窓に背を向けられてるらしいです
翼は床に固定し動かせない様に
苦しい希望を抱かぬ様に
だそうです
鶴方は嬉しいのでしょうか
捨てられる運命で無く成った事が
鶴方は哀しいでしょうか
手早く楽に成れ無かった事が
せめて外を見たいと思うでしょうか
其れ共無駄に希望を見せて欲しく無い
そう嘆くでしょうか
僕に身体は無いですが
僕は外であの方と居られます
動けます話せます聞けます
そして僕は願えます伝えられます
鶴方は何を思うのでしょう
鶴方は鳴く事を
何時から止めてしまったのでしょう
鶴方は泣く事が出来ないのでしょうか
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます