何故(盾常)

僕と貴方の主導権の境目

僕と貴方の存在の境目

僕と貴方の脳の境目

僕と貴方の境目


明白に見えて

そうではないんです


僕と貴方は

霧の様に風の様に

境目が明白に見えず存在してます


僕と貴方は

性格も見た目も考えも立場も違います

一人自称も話し方も髪の色も違います

ですが其れを知っているのは

僕と貴方だけなんです


僕が消えても

気が付くのは貴方だけなんです


其れでも貴方は僕に

貴方の今の理由に成れと言います


何故僕なんですか

僕は存在が不確かで

何時貴方から消えるか分かりません

若しかしたら

僕が貴方との約束を破り

貴方を消して仕舞うかもしれません


何故貴方は

こんな僕を創り

僕の様な不確かなモノを


約束し信じてくれるんですか


貴方は単純で馬鹿で阿呆で弱くて脆くて以外と冷徹で嘘憑きで人間らしくてぶっ飛んで居て大人らしくて強くて頑丈過ぎて優しくて明るくて正直で子供らしくて素直で自由で獣らしくて異常で矛盾してます


そんな貴方が僕は心配です

貴方は僕を創りました

僕を認識出来るのは貴方だけです


だから僕は貴方と居るか消えるか

その二択しか無いんです

ですが若し他に選択が有りましたら


堂々と貴方の隣に立てる選択を

堂々貴方と居られる選択をします


何時も嫌味言って喧嘩してますが

どうやら僕は何だかんだ

貴方と居たいらしいです


何時か貴方に紹介して貰える様に

何時か貴方との約束を果たせる様に


僕は消えたくありません

僕は貴方が心配です

僕は貴方が好きらしいです

僕は貴方と居たいらしいです


其れ以上に僕は

貴方に貴方らしく居て欲しいです

僕以外の理由を

貴方に創って欲しいです

貴方には消えない欲しいんです

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