第22話それから2年半経って〜第2章バンド期の到来〜

サトルはトシとユニットを組んでいた。


キッカケは、能年玲奈である、と言っても過言ではない笑

サトルはある朝、好きなタレントの能年玲奈が夢に出てきて少し上機嫌であった。

1日普通に仕事をして帰宅し、風呂でシャワーを浴びている時ら何気なくメロディが生まれたのであった。

「能年玲奈が夢にでてきたよ、おれの事を見据えて、…

ぼくにも新しい事、やらせてくれないか…」


それを後日、ふざけて、友人タカとトシとのグループラインに、動画を流すと、トシが拾ってくれた笑


なんとなく、お互い楽器が出来るという事で、予定を合わせて、一回スタジオに行ってみたのである。


スタジオは、思った以上に楽しかった。今まで居酒屋行ったり、そういえば、ビリヤードにも行ったことがあったし、カラオケも行って、それなりにもちろん楽しかったが、スタジオに於ける、"創作"と"体感"と、"合わせること"は今までにない楽しさであった。


しかも、ある程度大人になって、お互いの生活もあるので、すごく若い頃のような、まるで子どもがサッカー選手に憧れるような、ガムシャラは必要なく、"あそび"としてうってつけであった。


それでも、やはり夢見がちなサトルは、スタジオのあとの居酒屋でトシに、「そういえばさ、ユニット名なんだっけ?」

と聞いたら、

「えっ、そんなんだっけ?うーん、あそんでいるだけだからね。」というので、

「あそんでいるだけ、にしよう!」

とユニット名を命名してほくそ笑んだのであった。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る