第21話
「にゃー」
「にゃっ」
にゃんにゃんゴロゴロと猫たちが跳ね回って遊んでおります。お嬢様の真っ白なスノーフラワーと昨日作者が連れてきた三毛猫シャインフラワーは仲良くなったのかずっと二匹一緒にいます。ですが猫が増えてしまい前より騒がしくなりましたよ、、ああ、猫が五月蝿いのではないのです。
「ぁぁぁぁぁ猫可愛いですね!ふわふわしててもう家にお持ちかえりしたいぐらい!!!」
…五月蝿いのはこいつだ、わたくしと同じ執事の孝太。可愛いのが以外と好きらしくスノーフラワーを見たときからテンションがおかしかったがシャインフラワーが増えていっそう五月蝿い、とりあえず黙ってほしい。
「スノーフラワーにゃんにゃん可愛いね!あ、シャインフラワーも可愛いよ!」
「だ、ま、れ、この馬鹿執事が!!!」
孝太にげんこつを落とす。こいつと同じ場所にいるだけで馬鹿が移りそうだ…盛大にため息をする。
「隼人さん、もうすぐは雨が降りますよ、早く洗濯物いれないと!」
「…は?」
天気予報では雨は午後6時頃に降ると言ってたはず、こいつ何処でその情報を?
疑問が浮かぶ中、孝太はいそいそと洗濯物をいれにいく。
ー10分後ー
どしゃ降りです、はい。孝太が言った通りだ…これまでそんなこと無かったんだけどな、孝太があってて天気予報が間違ってることは。
「孝太、何処かの局の天気予報で今から雨が降るって予報あったんだな。俺は知らなかった」
そう言うと孝太はポカーンとして
「何いってるんですか、天気予報では言ってませんし、僕そもそも天気予報見ませんよ?」
「いや、見ろよ執事として」
じゃあなんで知ってるんだ?
「この子が教えてくれたんですよ」
「は?」
孝太が指差すのはシャインフラワー。…とうとう頭がいかれたか、でもズバッと天気を当てたしな…予言者!?
「あっ、言ってませんでしたね!僕動物の言葉わかるんですよ!」
…今日初めて孝太の隠されたスキルを知った
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