第20話

 クラマはそろそろパフィーと仲直りをしなければと考えていた。

 そういうわけでクラマは夕食後にサクラを連れて、2人でパフィーの部屋の前まで来ていた。


「別にいいけど、なんであたしなの?」


「歳が近いからさ、話しやすいと思って」


「そこまで近くもないけど……」


 日本の基準であればパフィーは小学6年生、サクラは中学2年生、クラマは高校2年生である。


「細かいことはいい、突入だ! うぇーい! パフィーこんばんうぇーい!」


「えっ!? なにそれ、都内の高校生ってそういうノリなの!?」


 異様に高いテンションでパフィーの部屋に突撃したクラマ。

 サクラはクラマの後を追って部屋に足を踏み入れる。

 すると、それに気付いたパフィーが慌てた声をあげた。


「クラマ? あっ、入ってきちゃだめ!」


 パフィーの部屋で2人の闖入者ちんにゅうしゃが目にしたもの、それは……



「ウェェェェェェイ」



 緑色の小鳥だった。

 パフィーが体で覆い被さって隠そうとしているが、腕の間からひょっこりと小鳥が顔を出し、変な鳴き声をらしていた。

 よく見ると、近くに割れた緑色の卵のからもある。


「こいつはまさか……地下1階の?」


 ダンジョン地下1階の最奥さいおうで発見したフォーセッテという希少な鳥の卵。

 クラマは今の今まですっかり忘れていた。というより、イエニアあたりが換金したのだろうと勝手に思い込んでいたのだ。


 パフィーはあわあわと狼狽うろたえて、腕の中から逃げ出そうとする小鳥を捕まえようとしている。


「パフィー……ひょっとして、隠してたの?」


 パフィーの体がびくっと震える。

 やがて上目遣いでおそるおそる見上げてきた。


「う、うん……ごめんなさい……」


 クラマは膝をついて緑の小鳥に手を差し伸べた。


「大丈夫だよ。取って食べたりしないから」


 小鳥は握り拳くらいの大きさで、ひよこに似ている。ひよこと比べて大きな違いといえば、クチバシがギザギザな事と、翼が大きい事だ。

 クラマの声に応えるようにパフィーの腕から抜け出す小鳥。

 小鳥はクラマに向かって跳んだ。

 ――そしてクラマの額を鋭いクチバシで突っついた!


「ギャーーーーーーッ!」


「ヴェオオオオオオ!」


「あーっ! な、なにしてるの! だめよ!」


 クラマを威嚇いかくしながらつついてくる小鳥を、パフィーが引きがす。


「ご、ごめんなさいクラマ。普段は大人しい子なんだけど……」


 クラマから離れてパフィーの腕の中に戻った小鳥は、威嚇をやめて大人しくなった。

 その様子をサクラは小馬鹿にするように笑う。


「ぷぷーっ。普段の行いが出てるんじゃない? それか男嫌いの鳥とか」


 言って、クラマに代わって今度はサクラが小鳥に手を差し伸べる。


「ヴェオオオオオオ!」


「ひぎゃーーーーっ!?」


 サクラも額を激しくつつかれた。

 再びパフィーが引き剥がす。

 額をつつかれたサクラはよほど痛かったのか、涙目になっていた。


「な、なんなのよこいつ~」


「なんだろうね、日頃の行いか、あるいはサクラが実は男だったのではないかな?」


「ひっぱたくわよバカちん!」


「バカちんはさすがに?」


「……………」


 サクラは目をそらした。

 失言に気付いたので見逃して欲しい、という態度であった。

 寛大かんだいなクラマは『サクラバカチン事件』としてそっと記憶に銘記めいきし、代わりにひとつの違和感を問う。


「サクラ、なんか運量減ってない?」


「へっ?」



> クラマ 運量:3357 → 3238/10000(-119)

> サクラ 運量:8017 → 7885/10000(-132)



 サクラだけでなく、クラマの運量も減っていた。


「これは……」


 小鳥に視線が集まる。

 サクラは試しにもう一度手を近付けてみた。


「ヴェオオオオオオ!」



> サクラ 運量:7885 → 7848/10000(-37)



 触れてもいないのに近付いただけで、みるみるうちに運量が減っていく。

 クラマ達は顔を見合わせた。

 どうやらこの鳥は、地球人の運量を吸うようだ。


「すごいわ! こんな話、どこの文献にも載ってない! 世紀の大発見よ!」


 パフィーは跳び上がって喜んだ。

 ……が、クラマとサクラはしぶい顔だ。

 近付いただけで貴重な運量を奪われるなど、迷惑極まりない。

 しかも地球人を目のかたきにして襲いかかってくる。

 特にクラマの運量を吸われてはたまらないので、パフィーはひとまず鳥籠とりかごに小鳥を入れて部屋の端に置いた。


「ウェェェェェェイ……」


 改めてクラマは卵を手に入れた当時のことを思い返してみる。

 あの時、運量を使用してから運量の減りを確認するまでに、2~3くらいは回復するだけの時間はあった。

 それなのにふだに書かれた運量が0のままだったのは、よくよく考えてみるとおかしい。

 上にいたあの親鳥に吸われていたのだろう、とクラマは今さらながらに納得した。


「まあ……きちんと隔離すれば大丈夫かな。でもイエニアにはどう話すかなあ」


 ダンジョンの獲得物を隠匿いんとくしていたとなれば、イエニアのお説教は必至である。

 パフィーも不安顔だ。

 なんとか説教を回避する方法はないものか、とクラマが思った時だった。


「どうかしましたか? あ、その鳥は……」


「あ」


 騒ぎを聞きつけてイエニアがパフィーの部屋に顔を出した。


「なになに、乱交?」


 さらにはレイフまで現れた。

 突然の乱入者に対して、クラマの動きは素早かった。

 クラマはクローゼットを動かし、部屋の入口にバリケードを設置する!


「ちょっ……なんですかクラマ、これは」


「え~、要求する! ここであった事について、怒らないと約束したまえ!」


 クラマは両手をメガホン状にして、入口に向かって声を張り上げた。


「なんですかそれは。怒るか怒らないかはそちら次第です」


「要求を飲まなければ、ここを通すわけにはいかない! こちらにはストライキの専門家もいる、諦めて要求を受け入れろ!」


「専門家って、あたしのこと!?」


 驚愕のサクラ。

 この悪ふざけ、一体どうしたものかとイエニアが頭を悩ませていると、その隙に後ろからレイフが身を乗り出した。


「班長殿! 相手は幼女2名を監禁し、人質に取っております! このままでは幼女の貞操が危険です!」


「班長とは私のことですか?」


「あたしは幼女じゃないんですけど!?」


 イエニアとサクラのツッコミを無視して、クラマはレイフに言い返す。


「人聞きが悪い! 後ろの2人は協力者であり共犯者。我々は一蓮托生、一心同体であり、ここを通りたくば僕とサクラを倒してからにしてほしい!」


「いつの間にか共犯者にされてた……んー、まあ、クラマにそういう風に思われるのは、別に嫌じゃないけど……」


 サクラはそんなことを言って、いじいじと髪の毛の先端をいじくっている。

 それに対して再びレイフが応戦。


「ハイそこのデレデレしてる子はいいとして! もうひとりの子とは、ちょ~っと距離感があるんじゃないかしら!?」


「うっ……!」


 クラマが言葉に詰まる。

 クラマの後ろにいるパフィーとは、事実として物理的な距離も離れている。

 普段ならばパフィーは、こうしたノリには誰よりも乗ってくるところだ。

 しかし今はこうして、一歩引いて大人しくしている。


「クラマ……いいのよ、そんな。わたしが悪いんだから……」


 味方の援護もなく進退窮しんたいきわまったクラマを、レイフがさらにたたみかける!


「どうやら反論できないようね、この変態どすけべロリコン地球人! いくら自分が幼女を好きでも、あなた自身はパフィーから嫌われてることを自覚しなさい!」


「ち、違うもん! わたし、クラマを嫌いじゃない!」


 突然、パフィーが大声を張り上げた。

 そうしてパフィーは、クラマに背後からぎゅっと抱きついた。


「パフィー……」


「ごめんなさい、クラマ……わたしのせいで迷惑かけて」


「そんなことないよ。悪いのは僕だから」


 クラマはパフィーの頭に手を置く。

 パフィーは顔を上げ、クラマを見つめて言う。


「あのね、わたし……先生からすけべえな男は最低だから近付いたらいけないって教わってたの。でもレイフに相談したら、スケベな男の方が自分に正直だから信用できる、って」


「あれ? これは僕がスケベな事は確定な流れ?」


「2人の言うことが相反あいはんしているのは、きっと正解がない事なのよね。それなら、わたしは自分の好きなものを信じたい……」


 パフィーも気まずいままでは駄目だと思って、色々と考えていたのだ。

 ただ、考えをまとめる時間、自分の気持と向き合う時間、そして思いを伝える機会が必要だった。

 ここでようやく機会を得たパフィーは、包み隠さず思いのたけを告げる。


「だからクラマを信じるわ! クラマのことが好きだから!」


「パフィー……!」


 がしっ! とクラマはパフィーの肩を抱きしめた。


「えへへ……」


 嬉しそうにはにかむパフィー。

 残った3人の女性陣は、無言で視線を交わす。

 イエニアはやれやれといったふうに肩の力を抜き、レイフはニマニマしており、サクラは「あたしなんでここにいるんだっけ?」と首をかしげた。


 一件落着したふうな雰囲気が立ち込めたところで、イエニアが話をまとめるために口を開く。


「えー……まあ、誤解は解けたようで何よりです」


 それでクラマは気がついた。

 解決はしたが、誤解は解けていないことに。

 しかしし返す空気でもないので口を挟めなかった。


 それからクラマはバリケードを片付け、パフィーがフォーセッテの卵を隠していたことを皆に謝って、パフィーが希少なフォーセッテの生態を調査してまとめた資料をお金に換える……という方針で話がついた。


「それでは私は部屋に戻ります。皆もあまり夜更かししないように」


「バイバ~イ♪」


 用事が済んだイエニアとレイフが部屋から出ていく。

 去り際に手を振るレイフに、クラマはグッと親指を立てた。

 レイフは親指と人差し指で輪っかを作り、もう一方の手の人差し指で穴を抜き差しするジェスチャーで返してきた。

 クラマは上に立てた親指を下に向けた。



「ウェェェェェェイ」



 部屋の隅でフォーセッテが鳴いた。






 そんなこんなで、クラマとパフィーは仲直りできて一件落着。

 役割を終えて帰ろうとするサクラ。

 その背に向けて、パフィーが残念そうに声をかけた。


「もう帰っちゃうの? ねえ、今日は一緒に寝ましょう? いいでしょ?」


 特に断る理由のないサクラは、こころよ承諾しょうだくする。


「いいわよ」


「やったあ!」


「よーし、今日は一緒に寝ようか」


 パフィーとクラマは両手でタッチする。

 その流れにサクラは首をかしげた。


「え? なんでクラマも? おかしくない?」


「3人一緒に寝られるなんて、今日は賑やかね! うれしいわ!」


 パフィーの純真な笑顔に、サクラは何も言えなくなる。

 代わりに隣で何か粉薬を飲んでいるクラマに言った。


「……なに飲んでるの?」


「睡眠薬。サクラも飲む?」


「いらない……」




「ウェェェイ」




 ……灯りを消した部屋で、大きめのベッドに3人が横たわる。

 クラマとサクラの間にいるパフィーはにこにこ顔で、両側の2人と布団の下で手を握っている。


「おかしい……絶対おかしいと思う、これ……」


 サクラは布団で顔を半分隠しながら、ぶつぶつと呟いていた。

 一方のクラマとパフィーはダンジョン攻略について話している。


「魔法具に入ってる魔法って変えられないのかな?」


「できるわ。でも心想律定しんそうりつじょうを入れ込む魔導結晶に容量があって、入れ直すたびに容量が減ってしまうの。レイフの魔法具なんかは、これ以上減ったら何も入らなくなってしまうわ」


「じゃあさ、提案があるんだけど……」


 ……などと話している様子を、サクラはあきれた顔で眺める。


「こんな時でも、そういう話なのね……」


 仕事中毒者ワーカホリックってこういう事かしら、とサクラは思った。






 しばらくするとパフィーが寝息ねいきをたて始めた。

 サクラはパフィーを挟んだ先にいるクラマが気になって眠れない。

 部屋の隅では小鳥も寝静まっており、目がえたサクラには静寂が逆に耳に痛い。

 そんな気をまぎらわすために、サクラはクラマに話しかけることにした。


「……ねえ、前から思ってたんだけどさ。パフィーみたいな小さな子を危険な場所に連れていって大丈夫なの?」


「それを言えば僕もサクラも子供だよ」


 クラマは間髪入れずに答えた。


「あたしはそこまで子供じゃないし」


 パフィーとサクラのどちらが子供か、と問われれば難しいところだった。

 クラマからすれば、どちらも同じ子供だ。

 むしろパフィーの方が分別があり、空気を読んだ言動もできるぶん、大人であるとも言える。

 だが人は誰しも、「自分はもう一人前」という認識をしたがるものだ。

 たとえ世間的には子供に属していても、子供扱いされたくないという思いがある。

 サクラの立場では、子供扱いされたくないから自分は大人。でも自分より下は子供。

 しかしこれがクラマに視点を移せば、サクラもパフィーもどちらも子供、という図式になる。


「立ち位置の問題なんだよね。僕からしたらサクラもパフィーも子供だし、レイフからしたら僕ら全員子供だ。でもレイフに君たち子供だからダンジョンに来るなって言われても、納得できないよね」


「それはそうだけど……大人だからって強いってわけじゃないし」


「そう。パフィーもそうなんだ。下手な大人よりパフィーは能力がある。その自覚もあると思う。そのパフィーの立場で考えてみて。子供だから駄目って言われて、納得できると思う?」


「……まあ、できないだろうけど……」


 理屈はわかるがに落ちない。

 これはサクラの中にある倫理観。「子供は守るもの」という認識から生まれる感情によるものなので、最初から理屈でどうにかなるものではないのだ。


 しかしサクラはまだそこまで客観的に自分を見つめて、自分を納得させるという方法を得意としていない。

 布団の中で、渋い顔をして頭を悩ませるサクラ。

 そこにクラマの呟き声が届く。


「大丈夫だよ……いざという時は僕が守るから……もちろんサクラも……」


「あ、あたしは別に守ってもらわなくても……」


 と言い返してみたものの、サクラはすでにクラマの機転で窮地きゅうちを救われているので、説得力がなかった。

 サクラもそれを分かって、言葉をにごした。


 そうしてサクラが黙ってしまうと、再び静寂が訪れる。

 時おり小鳥の寝言のような唸りが聞こえてくるだけで、時間だけが過ぎ去っていった。

 今のやり取りで余計に目が覚めてしまったサクラは、まったく眠れる気配がない。

 その頭の中では、先程のクラマの言葉が繰り返し響いていた。


 ――大丈夫だよ、僕が君を守るから……


 なんてことを言うのだろう。

 サクラは信じられない思いだった。

 まさか自分がそんなことを言われる日が来るとは思ってもいなかった。

 クラマはサクラが理想とする高身長ヴィジュアル系イケメンには程遠いが、最近ではサクラも「少しは妥協してもいいかな?」などと考えるようになっていた。


 思えばクラマは初対面で地球人という以外に何の関わりもない自分を、危険をかえりみずに助けてくれた人物である。

 なので多少の恩返しというか、クラマがその気なら、こっちも妥協して付き合ってやってもいいというか、そもそも危険を冒して助けるとか、実はクラマは自分に一目惚れしてるんじゃないのとか、そしたらどうしよう、自分は別にいいけど周りの子たちはどうなのとか、目が冴えたサクラの脳内では連鎖的にどんどん想像が進行していく。


 年頃の男の人と(パフィーが間に挟まっているとはいえ)同衾どうきんするという特殊な状況が、元からあまり冷静でないサクラの思考から、さらに冷静さを奪っていた。

 布団をかぶって悶々もんもんとするサクラ。

 やがて耐えきれず、サクラは口を開いた。


「……ねえ、パーティーの人達のことは、どう思ってるの?」


「……ん……」


 クラマは身じろぎした。

 サクラは返事を待たずに続ける。


「レイフは歳が離れすぎてるわよね。パフィーは……まさか本当にロリコンじゃないわよね? イエニアが一番年齢的に……かっこいいし、落ち着いてるし、よく一緒にいるわよねクラマ。でもイエニアってあたしより胸が――」


「ウェェェイ!」


「わっ! びっくりした……鳥の寝言か……」


 サクラは大きく息を吐いた。

 それでもまだサクラの心臓は大きく高鳴っている。


「……ねえクラマ、さっきあんた、あたしのこと子供って言ったでしょ。そりゃ確かに大きさは平均以下だけど……だからって、そんなに子供ってわけじゃないんだからね」


「………………」


「な、なによ。信じてないの? ど……どーしてもってんなら、確かめてみる……?」


 とんでもないことを言っているという自覚はあったが、クラマがどう答えるかが、今現在のサクラにはどうしても気になって仕方がなかった。

 仮にこれでクラマが乗ってきても、いやクラマならまず間違いなく乗るだろう、しかしそれは自分が頼んだわけではない。クラマがやりたくてやる事なのだから、別に自分から誘ったとかそういう事ではない。

 などという完璧ざんねんな理論がサクラの頭には出来上がっていた。


 サクラはクラマの返答を待つ。

 ……だが、どれだけ待っても反応がない。

 しばらくじっと待っていたサクラだったが、あまりの無反応ぶりに次第に腹が立ってくる。

 こっちはこんなに緊張して言ってやってるのに。

 まさか聞こえないふりなんていう、優柔不断で卑怯な対応か。そんなものは断固として許せない……と。

 実際のところ不安な心を誤魔化ごまかすために怒りに置き換わっていることを、サクラは自覚できていない。

 そして、とうとう業を煮やしたサクラは、クラマの上に乗りかかった。


「ちょっと! 黙ってないでなんとか言ってよ!」


 そのサクラの行動に対してクラマは……


 ――寝ていた。

 それはもう完全に寝ていた。

 揺すっても叩いても目覚めぬ、熟睡であった。


「あーーーーーーーー……」


 サクラは思い出してしまった。

 クラマがベッドに横になる前に、睡眠薬を飲んでいたことを。


「うあああああああああ……」


 サクラはクラマから降りて布団に潜り込むと、布団を自分の顔に思いきり押し付けた。

 じたばたと足をばたつかせる。

 顔は火が出るように熱く、全身が汗でびっしょりだった。




 サクラは結局、夜が明けるまで一睡もできず……クラマに勧められた時に睡眠薬を飲まなかったことを強く後悔したのであった。






 そんなこんなで、それぞれに慌ただしい日々が過ぎ去っていき、前回の探索から10日後。

 クラマ達の、3度目のダンジョン探索の日がやってくる。

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