第6話 runner
サンドスターが噴き出す山では…
「ククク…果たしていつまで持つかねぇあいつは…ククク…ハハハハハハハハハハ!!!」
そしてロッジでは
「つまりいきなり俺らを始末する話が出たわけか…」
話し合いが続いていた
「そうじゃ急におまんらを消すと言い出してのぉ…だが何故かわしらやツチノコは…」
「普段通りだったわけだ俺にも何が起こってるかわからない…お前が前に言ってた最も危険な男がやっているのか?」
カズが口を開く
「おそらくな…こんな真似できるのはあいつしかいねぇ…あいつはパーク職員の1人だったが危険な研究をしていたのがバレて追放されたのさ…」
ゼロがカズに問いかける
「危険な研究とは何ですか?トモカズさん…それと今回の件は追放された恨み…ですかね」
カズが答える
「危険な研究ってのはだな…要はフレンズを操る研究だ…もし意のままにフレンズを動かしたらどうなるか…想像したくもねえ…それとあいつは追放されたぐらいじゃこんな事しねえよ…もっと深い理由があるのさ…」
かばんが口を挟む
「フレンズさんを操る?でもツチノコさんたちは何で平気なんですか?」
「おそらく完成してなかったんだろ…だから神や未確認生物のような空想上の存在を操る事は出来なかったのさ…だが逆にそれ以外のやつを操れる…狙いは俺だろうな俺を消して楽にパークを潰すつもりだ…」
カズは立ち上がった
「さて…探しに行くか…悪いな巻き込んじまって…後は俺1人で…」
カズは歩き出すが
「待て…おまん1人で行く事は無か…わしらも行くぜよ…それにそいつの居場所はそろそろ見つかるさ…ほれ来た…」
ロッジにやって来たのは
「ついに見つけたぞコウリュウ…今回の事件の元凶は山にいる…早く行くぞ」
「ヤタガラス…」
「山か…よしわかった早く行くぜよ」
カズ達は急いで山に向かう
その頃山では
「めんどくさい事になったねぇ…まさか効かないやつが居たとは…来るのも時間の問題かねぇ…」
カズ達は走りながら山へ向かう
「クソッ!何でこんな時に電池が切れるんだよポンコツ!」
「アワワワワワワワワ…」
後ろからはフレンズ達が迫っている
「やっぱり足が速いやつは厳しいか…」
するとゼロが足を止める
「山に行っててくださいトモカズさん…私がこのフレンズさん達を足止めしておきます」
「ゼロ!」
「コウリュウさん、トモカズさんを頼みましたよ」
「ああ…わかったぜよ…」
ゼロはカズ達を見送った後
「さて始めましょうか皆さん?」
刀を構え
「峰打ちなら平気ですよね?」
フレンズ達に向かい走り出す
「はあ…はあ…」
かばんが息を切らす
「おい!大丈夫かかばん!」
「すみません…僕は後から行きますのでカズさん達は早く…山に…ってええ!!!」
カズはかばんを俗に言うお姫様抱っこの状態で抱え走り出す
「馬鹿言ってんじゃねぇ!!てめー1人だけ置いていけるか!!!」
するとコウリュウが
「おお…熱いのぉ…さてわしもそろそろ…」
コウリュウは光で壁を作る
「わしも足止めの手伝いじゃ!!さあ早く行くぜよ!!」
「なら…余も協力しよう…その方だけでは辛いだろう?」
「コウリュウ…ヤタガラス…済まねえ!!!」
「もう少し…あともう少しだ…」
するとツチノコが
「オラァ!」
上に向け下駄を飛ばす
「あら…危ないじゃない…ツチノコ…」
「ずっと上から見てたんだろ?カズの味方が減ってから一気にやるつもりだったらしいがな…トキ」
トキが着地する
「トキの相手は俺が引き受ける…お前は早く山に行け!!」
「そうかい…ありがとよ…」
カズは再び走り出した…
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