第三話〜ミドル2〜

GM:ミドル2は情報収集シーンだ。シーンプレイヤーは春見! 影裏の登場は任意としておこう。

春見:ではシーンイン(ダイスころころ)……あ、一気に10上がった。(侵蝕値56)

影裏:なら遠慮なく(ダイスころころ)6点上昇! ということは……ダイスボーナスだ(白目)(侵蝕値60)

春見:ほら。ミドルの侵蝕ボーナスは美味しいから。

影裏:せやな……せやな……。

GM:さて、君たちは情報収集をするわけだが……、UGN日本支部と佐倉家どっちで情報収集するかい? 難易度がちょっとだけ変わるんだけども。

影裏:いやらしい質問を……!(笑)

GM:先に明かしておくと、UGNの動向についての情報項目が含まれている、と言っておこうかな。

影裏:UGNについて調べることがあるなら、やはり日本支部の方が難易度は低い気もするが、

春見:UGNに内密にやるなら佐倉家だよね。

影裏:そうなんだよなぁ、日本支部には奏くんがいる可能性が高い。

春見:頼まれた内容も内容だし──

影裏:──佐倉家でやってみますか。

GM:あいあい、では佐倉家難易度の情報項目を提示しよう!


 情報項目:デッドエンドデッド研究所について

 <情報:UGN > 8 or <情報:FH> 6


 情報項目:研究について

 <情報:FH> 6 or <情報:裏社会> 6


影裏:まずは2つか。ダイス数的に春見に「研究について」をお願いしたいかな。

春見:そうだね。任された。

影裏:頼んます。んじゃ、順番通りまずはデッドエンドデッド研究所について。情報:UGNで判定するよ。

GM:あいあい!

影裏:「コネ:UGN幹部」を使用して+2Dだ。参る!(ダイスころころ)達成値19!(どやぁ)

GM:たっかい(笑)情報どーん!



 情報:デッドエンドデッド研究所について


 デッドエンドデッド研究所はFH内でも極一部の者しか存在を知らない。

 表向きはありふれた工場を装っているものの、内部では密かに"ある男"が研究を続けている。

 研究所の偽装、隠蔽はプランナーが直々に行なっており、事前の情報なしに発見することは困難である。

 これらから、この研究所で行われている研究がプランナーにとって特別なものであることは想像に難くないだろう。



GM:位置情報も入手できたので突入することが可能になったぜ。そんじゃ次、研究についておなしゃす!

春見:はい。技能はないから、単純な出目勝負でいくよ。技能は<情報:裏社会>で「コネ:情報収集チーム」を宣言。

GM:あいよー!

春見:達成値は……(ダイスころころ)7。ん、成功。

GM:成功! 素晴らしい。



情報:研究について

 研究所で行われている研究は、研究所を知る極一部の中でも更に一部の者のみその内容を知っている。

 ある少女を蘇らせるための研究(研究体については資料が削除されている)

そのために必要な他の研究も合わせて行われているが、研究員はたった一人である。助手もいないようだ。

 しかし、その研究者を1ヶ月ほど前に突如追い出しているようだ。理由については触れられていないが、プランナーの指示であるらしい。

 その後、一人の壮年男性が後釜についたようだ。



GM:それでは情報項目EXを開示しよう。


 情報項目EX:二人の研究員男性について

<情報:FH> 7


 情報項目EX:UGNの動向について

<情報:UGN> 8


影裏:お、来たかEX項目。

春見:簡単な方どうぞ。難しい方いくよ。

影裏:ありがたい……じゃ影裏はUGNの動向についてを調べよう。お先にどうぞ。

春見:了解。では二人の研究員男性について。「コネ:情報収集チーム」も宣言して判定しよう。

GM:あいあい!

春見:4D+2で達成値が(ダイスころころ)……7。出目が奮わないけど、成功してるからセフセフ。

影裏:お、そうだな。

GM:なんにせよ、情報だ!



EX情報:二人の研究員男性について

(研究員だった男)

 顔写真を入手することができた。青髪の癖っ毛が特徴の男性。

 年齢相応に成長しているが、君たちは及川 桃矢の面影を確かに感じることができるだろう。彼が本人であることを確信できる。


(壮年の男性)

 資料がほぼ"存在しない"男。

 どこからともなく現れ、プランナーの指示もあり研究所を乗っ取った形となっている。

 特別強力なオーヴァードでもあるようだが、UGNで記録されたマスターエージェントのリストには載っていない。



春見:「これって……」

影裏:「桃矢……だよな。生きてたのか……」

春見:「……よかったね、結理君」

影裏:「FHにいるってのは微妙なとこだが……ああ。よかった……。しかし、となるとプランナーの話も現実味を帯びてきたな」

春見:「そうだね。でも、何で"今"なの……? 何で急に……姿を現したの。元気だったなら、連絡してくれたって……よかったのに」

影裏:「……分からん。プランナーが言うところの敵……UGNの動きに関係している可能性もあるが……」



 というところで影裏は情報EXの二つ目、UGNの動向についての判定を行なう。結果は12で成功となった。



EX情報:UGNの動向について

 最近のFHとの小競り合いを受け、近々FHの施設をUGN側から襲撃しよう、という計画が持ち上がっているらしい。そのための情報収集が現在行なわれている。

 とあるエージェントの情報収集により、成果が上がりそうな状況のようだ。



影裏:板挟みかぁ(白目)

春見:とあるエージェントって誰だろうねぇ。

GM:UGN関係者で名前出てるのが5人もいるからね。


 補足しておくと名前の出ているNPCは轟木 源十郎、霧谷 雄吾、遠藤 千夏、エージェント スコープ、奏 時貞の5名だ。


GM:以上でこのシーンの情報項目は終了、調達するかい?

春見:折角だししようかな。


 この調達で春見はアルティメイド服の入手に成功、影裏もハードコートの調達を済ませた。



影裏:「UGNによるFH施設への襲撃計画、か」

春見:「……このタイミングで知ると、ちょっと無関係な気がしないね」

影裏:「詳細についてはまだ決まっていないみたいだな。……計画が定まる前に帰ってくるぞ」



 青年たちは佐倉家を後にし、闇夜へと足を踏み入れる。



 ──踏み止まる男は、彼女の結末を拒絶する。



 向かう先は死を超越せんとする場所──デッドエンドデッド研究所だ。

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