第一話〜マスターシーン〜

GM: まずはこのマスターシーンを見てほしい!


 東京近郊、N市。そこはベッドタウンとして栄えている。住宅街や商店街はもちろん、郊外には工場地帯や海岸線などがあり、それ故に公共交通機関も発達している。そんな街のN市立高校。そこが君たちが通う高校である。

 その校門の前に一人の少女が立っている。時間は昼間。周りにはちょうど誰もいない。


京香:「ここまで、プランは順調ね。……、今日、か。

 状況が始まる前に、次のプランを動かさないと」


GM:少女はくるりと背を向けるも、一度振り返る。

 その瞳には──高校の教室で弁当を広げる影裏が映っている。


京香:「──がんばって」


GM: その一言と共に、虚空に消えるようにシーンアウトする。

 以上でマスターシーンは終了だ。



影裏:意味深(笑)

春見:だねぇ……。

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