魔王の娘が行き倒れていた理由
「で、なんであんな道の真ん中で倒れていたんだ?」
「・・・・・・魔界から逃げてきたんだ。私を新たな魔王にしたい輩がいてな。だが、私は父上と違って統率力も無いし、そもそも戦闘が嫌いだ。」
「しかし、他国に攻めて崩壊させた、と手配書が出ているが。」
「あれはその国の勇者が仲間達に性的な暴行をしたから報復しただけだ。私は理由無き戦いはしない。」
勇者の中にはそんな奴がいたのか。
「私がイヤイヤながら真面目に旅をしていたのに・・・・・・。」
「最低ですね。敵だからと言ってやり過ぎです。」
ミファとセイラ姫は怒りのオーラを出している。
「とりあえず、落ち着け。で、その後は?」
「魔界を飛び出したのは良いが、行く宛も無いし、私が魔王の娘とどこで知ったかわからないが襲って来る奴等が来たがなんとか倒していたが、お腹が空いてこの近くの山で動物を狩ろう、と思ったが・・・・・・、返り討ちにあった。」
え?この辺は魔力を持って無い動物だぞ?
「因みに何を狩ろうとしたんだ?」
「熊とか・・・・・・、とにかく大きい奴。」
「それ、無謀すぎるだろっ!」
いきなり熊とか考えなさすぎだろうよ・・・・・・。
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