彼の眠りは長く
いくま
彼の眠りは長く
彼の眠りは長い。
今は日中5時間ほどしか起きていられない。
年々長くなる睡眠時間、わたしは彼と一緒に寝ることにしている。
彼は寝ていても私が手を離すと私を探す。まるで起きているみたいに、眠っていても身体は動く。
きっとこのまま続けば、彼は目を覚まさなくなってしまうだろう。
彼の私を呼ぶ声は聞けなくなる、私が彼の名を呼んでも返事をしなくなる。
寂しい、辛い、そんな感情ばかり募る。
だから私は、彼と一緒に寝ていたいと思う。
彼の眠りは長く いくま @kicho_ikuma
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます