第114話 ちょっと調子がいいかもね❤

 納車してからずぅっとハイラックスのホーンの音がショボくて気に食わんやったとですよ。

 せっかくのド迫力ボディなんに、虫みたいな音とか…なんかイヤやん?


 やっぱ、激しく威嚇できないとね!


 とゆーワケで、交換だ~!!



 ボンネットを開け、ホーンの位置とスペースを確認してみたら、これがまたなかなかの広さで作業しやすそう。

 広さ的にはマルコホーンみたいにおっきいのでも簡単に着くはず。

 コードは二本やき、これを両方分岐させるだけ。

 オイル交換時、友達にグリル固定してあるピンの外し方も習った。


 ここまでわかったら、あとはもう取り付けるだけ❤




 本日は、久しぶりに子供と休みがカブり、なおかつまだ遊びに行ってない。


「ホーン買いに行かん?」


 誘ってみると、


「いーばい。」


 即決定。

 ホームセンター巡りすることに。


 一件目のホームセンターにて。

 ホーン置いてある棚にはBOSCH(ボッシュ、ね)とマルコホーンとミツバ電子ホーンがある。←メーカー不明のバッタモンも数種類あるけど、コヤツは以前着けたら雨水入ってショートしやがって、鳴りっぱなしになったコトあんのよね。だから端から却下。

 音的にはマルコホーンが好いちょっちゃけど、必要な別売りのパーツ(リレーと取付用のステー)が置いてない。一発で揃わんと嫌なタチやもんで、却下。

 BOSCHはアルトに着けているから却下。


 で、選んだのはミツバ電子ホーン。

 緑色のデンデンムシのカタチした、お約束のアレ。

 音にキレがあって、なかなかいーんだわ。

 説明書見ると何やらリレーが必要とか書いてあって、お約束のよーに置いてない。でも、経験上(ハイエースに着けていた)、二本の端子のヤツは無いでも取り付けられるのよね。だから無視して買っちゃった。

 鳴りっぱなしになったらそん時考えればいーし。


 配線すんのに必要な平型端子やらコードを買い、帰って作業しようと思い、スマホの天気予報見たら、ボチボチ雨が降るげな。


 そげなオチ、いらね~。


 でも、無理して作業して、途中で降ってきてショート!配線全部萌えました!とか、ヒューズ飛びました!とか、そげなクソ展開はいらない。

 だから、今日はせんことに。


 ボク、大人やし。

 我慢しきるし。


 子供は遊びに行ってしまったので、昼飯を食ってしばらくボケーッとする。

 雨は…降らない。


 これくらいの時間あったらできちょったやんか。


 残念に思いながら釣り具の準備。

 どこに行くか考える。


 昨日は浅いのに釣れたな。もっかい前の川行っちみるかの。

 それとも他の場所がいいかな。


 で、悩んだ挙句、選んだのはゴムの場所下流の消波ブロック帯。

 う~ん、毎度のことながら芸がない。


 のは、置いといて。


 今の時間は16:00。


 用意して釣り始めんの、17:00前ぐらいか?


 時間無いし、集中したいからサオは一本のみ。


 ファンタジスタYABAI FNC 69-MH TORQUE CORE SHAFT+リョウガ1016H。


 ちょい前紹介したから、今回はしませんよ。


 よって、今回タックル編はなっしんぐ。




 引き続き実釣編、いっちみてぇっち思いま~す。


 只今7gテキサスがリグってあるからこのまま使う。

 ルアーは焼いて修理した4インチヤマセンコーの紺と青のグラデーションをセット。


 ワームが入ったバッグとサオをアルトの助手席にぶち込むと、いざ出撃だ!



 スロープを下りると、ゴムの場所にはテレビで見たことのあるランクル70。

 持ち主は、菊元俊文プロとかのエバーグリーンのプロが遠賀ロケに来たときのサポート隊なんやけど、やたら釣り場が被るき正直好きくないんよね。

 今日は別の場所入るつもりやったきいーっちゃけど。


 河川敷を爆走してみたら、既に草刈り(正雄)終了しちょーきアルトでも走りやす~い!


 いつものポイントに入り、釣り開始。

 しばらくすると、障害物に引っ掛かる。

 サオをあおると、


 ガクッ!


 切れたような感触。

 リールを巻くと僅かに水の抵抗を感じる。

 上げてみると、


 ん?切れてない?でも、ワームだけがない。


 糸の傷をチェックし、ハリを結び直す。

 気分を変えるためリグったのは、ショートリーダーダウンショット。

 オモリはナス型1.5号。

 ワームはゲーリーヤマモト4インチシュリンプで、色はブルーギル。


 釣り再開。

 オモリがついているのでよく飛ぶ。

 対岸直撃しそうな勢いやし。

 エッレー気持ちいい…のはいいが、釣れない。

 ギルのアタリすらない。


 ただ、水面にはかなりの生命感。

 ちーさいのがピチピチやっているし、たまーにデカいコイも跳ねている。

 こーゆーの見たら、釣れんでもテンション上がるよね!



 釣り続けていると、


 ピュ――――ッ!


 かなりのスピードで視界に入ってきた一羽のチッコイ鳥。

 特徴的な飛び方で一直線に飛んでいく。

 目の前を通過し、かなり下流まで行くと、


 キラッ!


 太陽の光で青のメタリックが鮮やかになる。


 やっぱカワセミやったんやん。


 スズメよりちょびっとおっきいくらいなのに、スンゲー存在感なんよね。

 この辺じゃそげん珍しいっちわけでもないっちゃけど、キレーやき出会えたらなんかちょっとだけ得した気分になるっちゃん。



 カワセミとの出会いに喜びつつ、しばらく頑張ってみるけど完全に沈黙。

 飽きてきたのでリグり直し、ノーシンカーに。

 ワームもチェンジ。


 ダイワ+ゲーリーの4インチネコマッチョ。色はスモークブルーフレーク。


 コイツ、重量あんのでぶっ飛んでくれるっちゃけど、回って糸がよれるからハリのシャンクに板オモリを巻く。

 軽くサオを振るだけで対岸を直撃しそうになるくらい飛ぶ。

 これまた気持ちいい。

 が、やっぱし食わない。



 飽きてきたのでバックスライドホッグにチェンジ。

 色は黒に赤ラメ。

 ハリのシャンクには板オモリ。

 これも重いからよく飛ぶ。


 沈めて底を取り、フワッと浮き上がらせ、底を取る。

 これを繰り返す。

 引いていて、なんか「コレ!」っち感じがする。

 そんな時は、信じてみるに限る!


 それから10投ぐらいしたところで川の真ん中より少しこっち側。

 何もないトコロで、


 ブルブル…ブルブル…


 ギル特有の突くようなアタリ。

 でも、バスの場合もあるから巻くのを止めて放置してみるけど…持って行かない。

 再度動かすけど、重さは乗っていない。


 ギルかぁ~…待ったきヤベーな。ハサミちぎられたか?


 回収してみると、ちぎられてはいない。



 投げて底を取り、サオをあおって舞い上がらせると再度底を取る。

 さらに15分ほど頑張ってみると、真正面より僅かに下流側。

 ちょいちょい根掛かりする障害物を通過中。


 コツコツッ…


 生命感。


 食った!


 巻くのを止めて、食い込ませる。

 のだが、何も起こらない。

 生命感消失。

 念のため聞いてみるけど重さは乗ってない。


 離しやがった!


 回収するにはまだ距離があるのでアクションを加えてみると、


 コツコツッ…コツコツッ…


 またもやアタリ。

 巻くのを止めて待つと、


 グッグッグッ…


 サオ先がゆっくり絞り込まれてゆく。

 ひと呼吸置いてアワセると、重さが乗った!

 沖に向かって一気に突っ走る。

 かなり強い。

 強引に巻くと水面に向かう気配。

 徐々に軽くなっていき、


 バシャバシャッ!


 エラ洗い。

 飛んだら潜って消波ブロックの隙間に入ろうとする。


 こんな時、リョウガはいい!ゴリゴリ巻けて、その分寄せてこれるもんね。


 ゴリ巻きすると、やっと足元。

 突進される前に抜き上げた。

 バリバリデカいわけじゃないけど、いい感じにエサが食えていてお腹が膨らんでいてカッコイイ。


 回復した♀?それとも♂?分かりにくいけど、この際どっちだっちゃいいや。釣れてくれてありがと!


 記念撮影して、サオで大きさを測る。

 下アゴ持ってそっと投げ込んであげると、勢いよく深場へと帰って行ったのでした。


 もういい時間なんで撤収しよう。

 アルトに荷物をぶち込んで、家に向かって発射おぅるらいと!




 帰って測るとジャスト40cm!


 デカいやんか!


 あんまし大きくないとか思ってごめんね。


 この頃、間隔あまり空くことなく釣れてくれている。

 ちょっと調子がいいのかもね。

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