第110話 久しぶりのダムでチビと遊ぶ。
今日は午前中、ハイラックスの半年点検でした~。
いや~、半年点検げな初めて受けたよね~。これまでは新車買っても車検以外の点検っち受けたことなかったのに。
やっぱ好きで買ったクルマはひと味違うよね!
な~んてコトほざくと、「レジアスエースは好きで買ったんやなかったんか~い!」っちツッコまれそうやけど。
あんときはなんかね、面倒っちかったんよ。
あれからだいぶん経ったき、大人の余裕っちヤツが出てきたんかな?
っち、寝言は寝て言え!っち言われそうやね。
まぁ、単なる気まぐれってことで。
といったワタクシの心境の変化は今、極めてどーでもいーのですよ。
で、半年点検。
指定された時間に店に行き、クルマを降りると担当の営業マンのお出迎え。
キーをわたす(「X」っちゆー低い方のグレードやき、今時のクルマなんにスマートエントリーじゃない)と、自分は店の中に。
店内に入ろうとしたとき背後で担当が何やら言っている。
耳を傾けると、
「お~い〇〇(部下の名前)!マッドガードとタイヤハウスも洗っちょって。」
だって。
この前四駆に入れて河川敷激走したき、泥&草の種まみれになったもんね。←109話参照
洗車してくれた人、いらん手間増やしてごめんね。
ちょっとだけ申し訳ないな~と思いつつ、コーヒー飲みながら終わるのを待っていると、担当の営業マンがやってきた。クルマの調子を聞いたあとは雑談。前々から装着してやろうと思いよったオプション、GRパーツの赤いアンダーカバーの話になったき発注してくれてやったよ。
これでちょびっと見た目が変わってカッコよくなるぜ(既に装着済み。近況ノート「不正」の写真参照。バンパーの下の赤い鉄板がソレですよん)。
さぁ。
前置きはこれくらいにして、本編に参りますよ~ん。
今回活躍してくれたのは、
ホーネット・デビルスナイパーHDS-671MLPE+セルテート2004
近頃メインとなりつつあるパワーフィネスタックルですな。
ここんとこちょいちょい登場するき、おさらいはもーちょいあとでいいかな?っち感じよね。
ルアーも2インチヤマセンコーなんで、ちょい前やった…はず。
だから、今回タックル編はやりませ~ん。
そのまんま実釣編へと移っていきますよん。
昨日、昼飯食って、
あ…久々に久保白ダム行ってみよ。
とゆー気分になったのさ。
と、ここで。
久保白ダムっちゃどげな釣り場かといいますと。
福岡県内でバスやる人にとっちゃ、遠賀と並んでトップクラスにメジャーなフィールドやんね。あと、ゴルフしよる人にも有名かな?福岡レイクサイドカントリークラブの敷地が隣接しちょーもんね。
県内だけじゃなく、周辺の県の人にもそれなりに知られちょーみたいで、他県ナンバーのクルマもちょいちょい見かけるよ。
規模的には小規模になんのかな?歩いて一周すんのにいい感じの距離らしく、ウォーキングの人が多いよ。
湖は舗装されている道路で囲まれているから、クルマで一周できるよ。だから、どのポイントにも入りやすいよ。
トイレが設置してあるからなかなか便利。
全体が複雑に入り組んだワンドになっていて、立ち枯れ、がけ崩れで崩落した樹木、ウィード(オオカナダモ)、急深などといったポイントが多数あるよ。初めて行った人は目移りして困るかもね。
平野部の小高い丘を何カ所かせき止めたカタチの湖で、流れ込みは目立つのが一つだけ。
岸は真砂土のとこが多いかな。
水質はクリアでかなり深くまで見えるよ。飲料水にも利用されているので、エサ釣りは禁止。
ボートに厳しく、平日でも見回りがいて、みっかったらクソんごと怒られると聞いたことある。
所在地は飯塚。
といった特徴がありまする。
久保白ってメジャーなフィールドの割によく釣れていたのよね。
アベレージサイズは小さいけど確実に釣れるから、夏過ぎて水落とすと必ず来ていたのよ。7~8年前まではその時期から寒くなり始めるまで毎週のように出没していたんだけど、今回のバスブームは酷くてね。5年ほど前ぐらいから状況が劇的に悪化して、いい時期なのにギルアタリすら出ないほど荒れちまったのよ。
まったく面白みのないフィールドに成り下がってしまったもんで、今じゃ年1~2回、復活したかどうか確かめるために行くだけやんね。
もちろん今年初(2021年10月)。
アベレージサイズが小さい(とはいえ古くからバスで有名なダムだから、でったんおっきいのはおるよ。大学ん時、49cm釣ったことあるし)から、タックルはフィネスメイン。
スピニングはホーネット・デビルスナイパーHDS-671MLPE+セルテート2004。
糸はPE0.8号でリーダーはフロロ12ポンド。
ルアーはアングリースティックで、色はブルーギル。
リグはノーシンカー、という名の板オモリ巻きウェイテッドフックもどき。
ベイトフィネスはブラックレーベルPF6101MLFB+SS AIR8.1R。
糸は8ポンドフロロ。
ルアーは3インチヤマセンコーで、色はプロブルー。
リグはノーシンカー。
フツーのベイトはブラックレーベルPF701MFB+アルファスSV105SH。
糸は12ポンドフロロ。
ルアーは4インチグラブで、色は赤。
リグは5gテキサス。
軽くメンテして、リグり終わったもんで、出ようとすると雨。
はぁ?晴れの予報じゃなかったん?
もっかいスマホで確認するけどやっぱし晴れ。
全然意味分からんし!
雨雲レーダー見てみると、家の周辺から目的地にかけて「だけ」ウマ~いコト雨になっていやがる。細いし大した大きさの雲じゃないから待つことにしたのだけど、一時間経っても止む気配なっしんぐ。
ヤル気を削がれてしまい、ついには睡魔に敗北。
しばらく横になっていると雨音はしなくなり、外に出ると霧雨。
釣りには行けそうやけど…
スマホの天気図見てみると、家の上空は晴れ。目的地は土砂降り。
ダムは諦め、前の川に行くことに。
既に時間は15時過ぎ。
大して釣る時間はないから巻きで勝負!
選んだタックルは、
メジャークラフトDAY'S SEASONS DC-65MG AUTUMN MO・MI・JI+カルカッタコンクエスト100。糸はナイロン14ポンド。
巻きのルアーが入ったバッグを肩にかけ、対岸へGO!
ワイルドハンチの黒金を投げること数投。
パサッ!モシャモシャモシャ!!
後ろの草にルアーが引っ掛かって大バックラッシュ!
見るからに再起不能な絡まりっぷり。
久々にやらかしたよね~。
泣きそうになりながら糸を引っ張る。けどでも…ガッチリ絡まって、スプール回りゃしねぇ!諦めてペンチで糸を切り刻む。切った糸を引っぱり出し、ようやく復活。
糸の残量は…
スプールのエッジから5mmほど。
辛うじて投げられるかな?
とりあえずスナップを結び直してキャストしてみると、なんとか釣りできそうな飛距離。
よかった…強制終了じゃなかったよ。
ホッとしながら釣り再開。
しばらく投げ続けていると、
ゴッ!
明確な魚の感触。
でも、バスかどうかはわからない。
それからもしばらく頑張ったけど何も異常無し。
良い時間になったので、撤収することに。
翌日。
雨は降ってないし、今度こそ本物の久保白ダム。
タックルは昨日用意したヤツそのまんま。
昼飯食ったらコイツらをハイラックスにぶち込んで、GO!
ダム横の坂を上ってすぐの駐車スペースに止め、真下のポイント見ると先入者無し。
ここって山(丘?)と堰堤が接しているポイントなんで、角になっている。
深さも十分にある。
右手にはドングリの木のオーバーハング。
クルマから近い割にいー感じのポイントなもんで人気あんのよ。
今回は運がよかったばい。
スピニングから始めると、
プンッ!
フォール中の糸に生命反応。
直後、沈むスピードが速くなる。
お!一投目からかい!なかなか調子いいやんか!久保白、もしかして完全復活か?
期待度MAXでアワセるけど乗らないから、多分ギル。
少しずつ投げる場所を変え、魚に見破られないようにする。
それから数投後。
糸の動きで着底を確認し、数秒待ってから
チョン。
動かすと、
コツン!
チビ特有の弾くようなアタリ。
スナップを効かせ、アワセると、
ククク…ククク…
生命感。
リールを巻くと、沖の方に走る。
ひたすら深場に向かって引っ張るからギルかな?
それにしても、PEに巻き替えてから引きのダイレクト感が凄い。
楽しー!
上がってきたのは10cmぐらいのギル。
ぶら下げると背びれを立てて威嚇している。
刺されたら痛いんで、ハリを持って振ってみる。
するとあっさり外れ、深場へと帰って行きました。
使い古しのルアーだったもんで、ここ数回のアタリで亀裂が大きくなってフックの保持が悪い。投げるたんびにズレて戻ってくる
交換やな。
選んだのは2インチヤマセンコー。色はプロブルーで、直前には極小スプリットショット。
セットすると右側にあるドングリの木のオーバーハングに沿って投げる。
沈んでいる途中、速さが変わる。
食った。
ひと呼吸置いて、スナップを効かせアワセると、
グイ~ン!
乗った!
まあまあの力でサオを絞り込む。
巻くと今度は飛ぶ気配。どんどん軽くなっていくから急いでテンションをかける。
数瞬の後、
パチャ!
小さな飛沫が上がる。
エラ洗い。
っつーことはバス。
跳ねたあとは深場に突進。藻に潜って逃れようとする。
これを強引に巻いて引き剥がす。
フルロックに近いドラグとPEライン、12ポンドのリーダーなもんで危なげなくファイトできるよね。
そのままの勢いで寄ってきて足元。
抜き上げると20cm無いくらいのおチビさん。
模様がクッキリしていて可愛らしい。
もし、特定外来種に指定されてなかったのなら連れて帰るのに。
ハリを外し、記念撮影したらお帰りいただく。
下アゴ持って水に浸け、そっと離すと勢いよく深場へと帰って行きましたとさ。
さぁて、追加だ追加!
相変わらずアタリは頻繁に出るが、なかなか乗らなくて。
狙える範囲は90°しかない。
そうしているうちにもだんだんアタリが遠退いてゆく。
でも、動くの面倒っちぃのよね。
離れちょーうちに他の人間に入られるのもなんかイヤやし。
今日はここでやり切るぞ!
そのまましばらく投げ続けていると、ようやく、
プン…。
真正面に沈む倒木を越えているところでアタリ。
巻くのを止めると、
ス―――――…。
糸が走りだす。
今度は乗るか?
ひと呼吸置いて、軽くスナップを効かせ、アワセを入れる。
すると、
クククッ…クククッ…
チビ特有の元気な引き。
巻くと、
フワ~ッ。
重さが無くなっていき、
パチャ。
エラ洗い。
バス。
バスとギル、掛けるまでは区別がつかないけど、ファイトの途中である程度分かるみたい。
ギルはひたすら潜る。
バスはエラ洗いしようと水面に向かう。
まぁこれ、絶対じゃないけどね。
結局のところ、最終的には上げてみらんと分からんっちゃけど。
元気な引きを楽しむと、そのままの勢いで抜き上げる。
この子も20cmに満たないおチビさん。
さっきのとは区別つかんき、記念撮影は無し。
でも来てくれたことは純粋に嬉しいよね。
ハリを外すとそのままお帰りいただいた。
さらに追加だ追加!
かなりアタリが遠くなってきた。
完全に見破られたっぽいよね。
でもまぁあと少し頑張ってみるかな。
投げて待つ、がフォール中にはアタらない。
着底を確認し、数秒待つと、
コツッ!
アタリは出るものの、ショートバイトなのか何なのか、乗らん乗らん。
それでも毎回角度を変えて投げ続ける。
そしてやっと。
左斜め前の深場に沈め、引いてきていると、
ブチブチ…ブチブチ…
藻を切る感触の後、
コツッ!
弾くようなアタリ。
ひと呼吸置いてアワセを入れると、
ギュ――――ン!
サオを絞り込む。
リールを巻くとひたすら潜ろうとしている。
ギルかな?
藻の中に潜られるとバレるので、サオを立て藻から引き剥がす。
そのまま寄ってくると足元で反転。
平べったいのでギル。
抜き上げると10cm無いぐらい。
刺されると痛いので、ハリを持って抜ける方に数度振る。
すると、
ポチャ。
無事外れてくれました。
ボチボチいい時間。
さらに何投かしてみたけど、アタリはさらに遠くなっているので撤収することに。
いや~、やっぱチビと戯れるの、楽しいわ。
それにしても釣れっぷりが回復していて嬉しかったよ。
これくらい釣れてくれるのなら、もうちょい頻繁に来てもいいかもね。
ゼータクゆーならば、昔みたいにフツーのベイトで釣れるくらいには回復してもらいたいもんやけど。
今後の久保白に期待!
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