第51話 ヘビーなタックルで二本!

 昨日やらかした巻きのバラシは、でったん痛かった。


 だから今日こそは!


 と、バリバリ本気モードだったりするのです。

 仕事もこれくらい本気になればいいのですが、それはそれ。


 只今絶賛有給消化中の身なので、ほとんど体を動かすこともなく。

 おかげさまで順調にみっともなく育ち続けているとゆー有様。

 けど、それ以外は特に何事もなく、いたって平和な毎日を過ごしているのよね~。ま、ダラケまくっているともゆーけどね。

 だから、今回は気の利いた(どこが?)前置きなんか無いのです。


 んじゃまぁ早速タックル編、いってみまっしょうかねぇ~。


 今回活躍したのは、


 タトゥーラエリートTAEL731HFB+リョウガ2020


 強いセットでございます。よって、使うルアーは自然とデカいものになってくるのだけど、その割に何故かよく釣れているのよね~。

 直近じゃ44話で活躍しておりますな。


 これを書くに当たり、ヤな予感して公開している登場回に目を通してみたんですよ。すると、案の定抜粋やってない。

 言い訳するならば(すんなよ!)、この後なかなかの頻度で活躍していてですね。それが頭にあって、既にやったものと勘違いしてしまっていたんですわ。だから今回ぶち込んでやろうとゆーわけなんですよ。

 ホント、いー加減でごめんなさい。


 でゎ。

 まずサオから。

 タトゥーラエリート全体としては、

『世界最高峰のトーナメントで戦うプロアングラーの答えがここに。

 大森貴洋シグネイチャーロッド。』

 とゆーことです。


 で、TALE731HFBとしては

『731HFB 【7'3" PITCHIN'】

“BankBeater=シャロー撃ち”の最終回答

 本国U.S.A.ではシャローカバーを主戦場として数々の勝利を得てきたT.O.をバンクビーターと称える。ピッチン&フリッピンの原動力、BL PF731MHFBをベースに次なるステージへと挑んだのがこのモデルだ。SVFナノプラスを軸にX45で締め上げたブランクは狙いのスポットへジグ&テキサスをピッチ&フリップ。このロッドでノーシンカーからヘビキャロまでを対応し、バイトを瞬時に捕らえる高感度、掛けてからのリフティングパワーにも注力。国内モデルはバットジョイントの2ピース。携行性も万全。』

 とゆーことになってます。


 特徴は

『SVFナノプラス(731HFBのみ)

 ロッド性能を最も左右するカーボンシートにおいて、レジン(樹脂)量を減らしてカーボン繊維を密入することにより軽量化・パワーアップ・細身化を実現した超高密度SVFカーボンがナノプラスでさらに高性能化。※ナノプラス…カーボン繊維を取りまとめる接着剤的な役割を担う複数種類の樹脂(レジン)を、ナノメートルオーダーで混合する特殊な技術により、樹脂の高性能化を実現した東レ(株)ナノアロイ®テクノロジー適応材料を、ダイワ独自の設計・製造手法で機種ごとに最適化を行い、ブランクのさらなる高強度化・軽量化を可能にしたテクノロジー。


 X45

 カーボン繊維の巻き角度は竿先に対して0°・45°・90°がそれぞれ曲げ・ツブレ・ネジレに対して最大の弾性を有する。他のX構造のように中間の角度にした場合、それぞれの弾性が低いためパワーロスの原因となる。また中間の角度で「X45」と同等のパワーを発揮させるためにはかなりの重量アップが必要となる。最も弾性率の高い3つの角度を採用している「X45」はロッドの変形を防いでパワー・操作性・感度を向上させる最適構造なのである(世界共通の商標として「Xトルク」から「X45」に呼称変更)。』

 といった技術が使ってあるコト。


 スペックは

 全長(m):2.21

 継数(本):2(グリップジョイント仕様)

 仕舞(cm):185

 自重(g):150

 先径/元径(mm):2.0/12.9

 ルアー重量(g):5~42

     (oz.):3/16~1.5

 ライン(lb.):14~30

 カーボン含有率(%):98

 メーカー希望本体価格(円):32000

 ※ダイワwebsiteより引用

 こんな感じかな。


 持っているサオの中では数少ない現行モデルでして。

 長所はといいますと。

 強い!とにかく強いのよ。ぶっとい冬バスでも強引にブチ抜けるパワーがあるからね。

 長いから遠投が効く。14gテキサスで6.5インチカットテールなんか投げようものなら、前の川だと対岸直撃するコトあるもんね。

 グリップが抜けるから、持ち運びがまあまあ便利。パジェロミニみたいな室内長が短い軽自動車でも難なくin!できるのですよ。まあ抜かずに積んでいるけどね。

 使用範囲が広い。特に下限が5gっつーのはかなり有難かったりする。おかげで、3インチファットヤマセンコーや3.5インチドライブスティック、4インチシュリンプなどのベイトフィネス~フツーのベイトで扱うワームが、リョウガ2020と組んでノーシンカーでギリ使えるのよね(手返しの関係でハリのシャンクにはオモリ巻くけど)。上限は42gだから、持っている道具で作るリグはすべて投げられる。

 あと、安い!SVFっつー最上位機種に採用される高性能なブランクス使ってあるのにブラックレーベルくらいの売値。流石タトゥーラなだけある!と褒めてやりたい。

 といった感じかな。

 短所はといいますと。

 リールシートの形状がちょっとね。うっすらかまぼこ型に盛り上がっているため、せっかく可動範囲が大きくて小さなリールフットに対応できるのに、丸型ベイトがセットしにくい。リョウガをセットした場合、この盛り上がりのRが合わないから、何か挟まないと魚掛かった時グネグネすんのよね。ま、合わんリールは組んでくれるな、っちゆうコトなんやろーばってんがくさ。

 あと、ラインナップが少なすぎ。この他に701MHRB-Gしかないのよ。いくらなんでも2種類って…。これ、巻き用モデルなんだけど、下限が14gだから10g前後をメインに使う自分としては強過ぎる。こーゆーサオもあってもいいから、もーちょい軽いの投げれるヤツを追加してほしい。もし出たら買うのにな。

 といった感じやね。

 欠点というよりは、自分の使い方が問題だったりするんだけどね。

 総合的に見ると、使用範囲が広くてそんなに重くもなく使いやすいサオですよん。



 次にリール。

 リョウガ2020は09リョウガと呼ばれるモデル。

 カタログによると、

『強靭伝説、今ここに。世界の最先端を行くだろう日本のフィッシングシーン。さらに、その5年、10年先を睨んだ深遠なる野望の具現化、それがRYOGA。どんなにタフな状況でも常に余裕を感じる安心感。 それは、ベイトリールに求められる基本性能のすべてを、かつてない高次元な領域で結実させた賜物。淡水・海水問わず、無限のターゲットを射程に収めるその実力はアングラーの手腕によって、さらに可能性を拡げる。どこまでも堅牢、剛性の具現化、超高剛性高精度マシンカットスーパーメタルハウジング。極めて滑らかな回転をどこまでも持続させるデジタル解析・切削技術を結集させたタフデジギヤ。ノイズや振れのない、浮き上がるようなキャストフィールを実現するリアルプレシジョンスプール。異次元の滑らかさと高耐久性を両立させた新しいドラグ伝説の始まりを感じさせるアルティメットトーナメントドラグ。かつてない耐久性を誇るソルトバリヤタフクラッチ。小型ベイト初のウォッシャブル構造。』

 ということになっております。


 スペックは

 巻き取り長さ(cm):60

 ギヤ比:5.1

 自重(g):295

 ドラグ力(kg):6.5

 巻き糸量(lb-m):16-125、20-100、25-70、PE1.5号-290

 ベアリング入数(ボール/ローラー):12/1


 機能・仕様は

 超高剛性高精度マシンカットスーパーメタルハウジング

 タフデジギヤ、

 アルティメットトーナメントドラグ(UTD)

 リアルプレシジョンスプール

 ソルトバリヤタフクラッチ

 大径クリック付きメカニカルブレーキノブ

 20段階マグダイヤル

 12オールCRBB

 マグフォースZ

 90mmクランクハンドル&4BB仕様ラージIシェイプノブ

 ソルト対応 、

 ウォッシャブル構造

 と、こんな感じかな。


 2020はギヤ比5.1とゆーことで、シリーズ中いちばんのローギヤ仕様。本来はデカいクランクベイトやスピナーベイトみたいな水圧のかかる巻きのルアーや、ビッグベイトを操作するためのリールなのよね。

 長所はといいますと。

 とにかく滑らか。ハンドルを回した瞬間に実感できる硬質でシットリとした巻き心地は結構感動モンかも。

 巻き上げトルクが太い。デカい魚とのファイトがでったん楽なのよね。70cm超えるようなコイが掛かってもゴリゴリ巻けるもんね。

 ブレーキの性能が優秀。とにかくバックラッシュしにくいのよ。飛んでいる最中、何らかの原因で失速し、糸が弛んだとしても、余程のことがない限り着水時には収束しているもんね。

 作動音が出るドラグもなかなかいい。フルロックで使っているから滅多なことじゃ出ないけど、大きいコイなんかが掛かると作動する。この時「ギー!」って音がするので、糸の出具合が分かりやすい。これってたしか、キャスティングメインの小型ベイトとしては初の機能じゃなかったかな?

 握りやすいのもいい。「ロープロファイルリールに匹敵する」という説明がしてあったけど、それが大袈裟じゃない。これ、フレームとの接続部分に段がつけられたリールフットとサムバー(フレームのいちばん高いトコロにある親指乗せる横棒)の絶妙な位置と形状のおかげなんだけど、セットするサオによっちゃジリオンに匹敵するぐらい低いもんね。

 デカい割によく飛ぶ。小型とはいえ大きい部類。スプールの素材はジュラルミンじゃなくアルミで、しかも直径が38mmとかなりデカい。軽いルアーなんかとても飛ばせそうにないのに、これがまあまあイケる(ピッチングは厳しい)。サオの性能が大きく影響しているのだろうけどね。もちろん重いルアーは気持ちよくぶっ飛んでくれるよ。

 と、こげな感じかな。

 短所はといいますと。

 重いこと。手元に重量が寄って持ち重りがしないとは言うけれど、それでも絶対的な重さが295gとクソ重いので、タックル自体の重量がエライことになる。少なくとも一日中このタックルだけで頑張るようなモノじゃない。ん~なことやると、かなり筋トレみたいなことになって疲れ果てそう。

 リールフットが薄くて小さすぎる。おかげで何か挟まないと装着できないサオばかり。っちこれ、リョウガに限らず丸型ベイトリールすべてに当てはまるんだけどね。店に現物持ち込んで装着するわけにもいかないんで、かなり厄介。買って帰って「ゲッ!グネグネやん!」っち展開が何度あったことか。釣具屋で新品着けてもらうっつー手もあるけど、傷がつくとかそんな理由で店員から嫌がられるし、そもそも型落ちなもんで店に置いてないから着けることができないのよね。これからデビューするヤツはロープロファイルみたいに分厚くしてくれんかな?そして、今あるヤツのために、セットするとき挟む何かを用意してほしい。

 フルモデルチェンジしてしまったので、もうちょいしたら修理ができなくなるのも困るな。

 使う人によっちゃ結構致命的とも思われる短所も中にはありますが、自分的には使いやすいリールなので大好きです。


 といった感じでタックル編を〆たいと思います。




 でわでわここからは実釣編、参りたいと思いま~す。

 昼飯食って、少し落ち着いたら、さあ!出発だ!!

 今日は平日なので、釣り人少ないはず。

 ならば!

 いちばん近い激熱ポイントの水門にでも行ってみよっかな。あっこやったら強引に抜き上げんといかんき、タックルは16ポンド以上巻いたヤツやないとキビシーな。


 妄想が捗って選んだのは


 タトゥーラエリートTAEL731HFB+リョウガ2020。


 強い割によく釣れているタックルでございます。

 糸はフロロ20ポンド。

 リグはドライブスティック4.5ファットのグリーンパンプキンシード、ノーシンカー…とゆー名の板オモリ巻き、ウェイテッドフックもどき。


 用意ができたので、家の門から土手を見る。

 クルマは止まってない。

 なのに。

 水門まで行って、土手の上から見下ろすと…居やがった。しかも複数。


 はぁ?クルマねぇのに、なんで?地元民?遠くから歩いてきた?


 とか考えてもしょうがない。

 諦めて、少し下流に移動。


 家の真ん前辺りのアウトサイドベンド(川のカーブの外側)に絡む杭を狙う。

 オニのよーな強風&高い足場。

 今のリグじゃ操作できないから、ショートリーダーダウンショットに結び直す。

 ここは魚がついているとすぐに食ってくる。

 杭の向こうに投げ、寄せてきて根本を狙うけど…反応は無い。

 とゆーことは、いないかプレッシャーで口を使わないか。

 どっちにしても、これ以上粘ったって意味がないから見切って移動。

 チャリを取りに帰り、対岸へ。


 スタート地点はいつもの水門周辺の護岸。

 キャロな気分になったので、リグり直す。

 ハリスは30cm。ナツメ型オモリ4号のキャロ。

 何回か投げてみるのだが、どーも引き摺った感が大きい。


 糸巻き換えた時、マグダイヤル戻してない?


 18リョウガの時やらかしたことを思い出し見てみると、大正解。

 目盛は「20」を指している。


 これじゃ飛ぶワケないよね。


「5」に戻して釣り再開。

 無事、飛ぶようになりましたとさ。

 しかし、いくら頑張っても異常無し。


 濁りキツイな。もっとアピール強くして、目につかせてやらんといかんな。この濁りでも魚の目につくリグ…そーいやこの場所で去年、ナナコさん(7.75インチカットテール)で釣ったよな。


 大事なコトを思い出す。

 早速、ガード無しで大きめのマスバリに結び直し、セット。

 ハリの軸が意外と細いことに不安を感じながらも釣り再開。

 しばらく頑張っていると、近い位置にさっき水門にいた先行者の軍団の数名が釣りだした。

 テンションが下がったので移動することに。


 さっき入りたかった水門の対岸行ってみよ。


 思い立ったらすぐ実行。

 仕事でもこれくらい身軽で積極的だったら、もう少しマシな社会人人生送れたかもなのに。とか、そんな自分のダメダメな社会人事情は今、全くカンケー無い。

 歩き出すと、その100mほど手前に四角く草を刈った広場がある。

 端に残った草をかき分け水際に出る。

 水面までは1.5mといったトコロか。

 足場高いからヘビーなタックルでよかった。

 川に沿って吹く風はいまだに強く、止む気配はない。

 対岸に向かって投げたらかなり流されて、狙ったポイントからほど遠いトコロに着水するレベル。

 上流方向に向かってフルキャスト。

 追い風に近いから、いつも以上にぶっ飛んだ。

 杭が立っているエリアを通過させるように引く。

 その三投目。

 着水後底を取り、ヘコヘコと動かせては再度底を取り、を繰り返していると、


 コツン。


 小さいけどハッキリした金属的なアタリ。

 長くて太いワームだから、呑ますための時間を多目に取る。感覚的には通常の1.5~2倍といった感じ。

 糸を張っているからサオは僅かにお辞儀をした状態。そこから引きもしないし、緩みもしない。

 追い風だから飛距離はかなり出ている。そして、食ったと思われる位置は着水点からさほど動いていない。いくらフロロで伸びが少ないとはいえ、この距離だと無視できない。

 糸ふけを取り、サオを水平に寝かせた状態から思いっきし、仰け反るようにアワセる。

 重さが乗った!

 直後、水面に向かう気配。

 重さが失われ、


 バシャバシャ!


 ド派手なエラ洗い。

 小さくはなさそう。

 リールを巻く。

 流心方向に泳ぎだす。


 この方向だと杭には巻かれないはず。


 とか思っていると、重さがどんどん失われていく。でも飛ぶ気配じゃない。


 こっちに向かって泳いで来よるっちゃないと?


 多分この考えは正解。

 糸のテンションを緩めて外そうとしているのだ。


 なんて賢いヤツ!


 弛みを出さないよう、巻く速度を思い切り速める。

 そのままの勢いで足元の数m前まで寄ってくると、再びエラ洗い。

 今度は確実に魚体が確認できた。


 デカい!


 足元への突っ込みを数回かわすと抜き上げ体勢に。

 足場の高さが気になったけど、


 サオ、折れるなよ!ハリ、伸びるなよ!


 そう願いながらバット部分に手を添え、サオを立てるとぶっ飛んできた。

 草むらの中で暴れる魚。

 糸を手繰り寄せ、ご対面。

 お腹が凹んだアフターの女の子。

 水が激濁りだから日焼けが落ち、冬の深場の魚みたいに色白。

 記念撮影し、サオで大きさを測り、手に持ってもう一度記念撮影。

 指でザッと測ると二回とちょっと余る。42cmぐらいか。


 記念撮影も終わったので水に返す。

 出来るだけ低い姿勢になり、そっと手を離すと、落ちた瞬間勢いよく深場へと戻って行った。


 楽しませてくれてありがと、魚!



 糸を結び替え、ワームがぶっ飛んだので付け替え、しばらくこの場所で頑張ってはみたものの、後が続かない。

 粘ってもしょーがないっぽいから、上流へ移動。

 最初に入ろうと思っていた水門の対岸へ。


 移動してから数投目。

 少し上流にキャストし、底を取って引いてくると、ゴロタの感触。

 ここはよく食ってくる実績場なので、丁寧に操作する。

 すると、


 コツッ!


 ハッキリとした金属的なアタリ。

 操作を止めて待つと、


 グッグッグ…


 徐々にサオを絞り込んでいく。

 長めに待って、思いっきしアワセると、


 ガクッ!


 変な感触と共に糸が宙を舞う。


 は?ハリ折れ?アワセ切れ?


 ぶっ飛んできた糸の先端にハリは付いている。


 なんでバレた?


 不思議に思い、ハリを手に取ると…完全に伸びていた。

 先程感じていた不安が、現実のものとなりやがった。


 伸びたハリを切り、最初リグっていたキャロのハリスを少し短くして、ヨレ対策したウェイテッドフックもどきにする。

 ワームはドライブスティック4.5ファット。

 長い板オモリをシャンクに巻いていつもより重くし、操作性を良くする。


 リグり直し、釣り再開。

 不規則な扇形に撃っていく。

 上流方向へ斜めに投げ、底を取って引いてくると、先程針が伸びたポイントで、


 コンッ!


 小さいけど鋭いアタリ。

 直後、


 グッグッグ…


 重々しくサオ先を絞り込んでゆく。


 食った!


 一呼吸おいて思いっきしアワセると、流心方向に突進。

 かなり重い。そして強い。

 強引に巻くと、横っパシリしながら寄ってくる。

 エラ洗いしないから、


 ゲストさま?


 そんなことを考えていると、足元で反転。

 白い魚体が見えた。


 バス!


 再度、跳ねられる前にサオを立てて抜き上げた。

 ぶっ飛んでくる魚。

 地面で暴れているのを取り押さえ、ご対面。


 デカい!そして太い!


 不自然な凹みがない。とゆーことは♂?それか、産卵カンケーなしの♀?

 体色は先程釣ったヤツと似て白っぽい。

 記念撮影するため口に指を突っ込もうとするが、結構近くで食ったため全く弱っちゃいない。暴れる力が強くて、持っても指が離れ、落してしまう。

 なんとか大人しくなったトコロで持ったまま記念撮影。

 そのまま地面に置き、一瞬動きが止まったトコロでもう一枚。

 サオで大きさを測り、指で測ると2回と5cmくらい。

 とゆーことは45cmぐらいか。

 写真も撮り終わったので逃がすことに。

 足場が高いため、そっと投げ込む。

 着水した瞬間、勢いよく元いた深場に戻っていきましたとさ。


 釣れなくなったので今日は撤収することに。




 掛かり損ねたヤツが上がっていれば超久々の三本だったのに…悔しい~~~。

 とはいえ、一日で二本!

 超絶嬉しい釣行でした。


 ちなみに詳しく測った大きさは、一本目が42.5cm。二本目が45.5cmでございました。


 ありがと!魚!!

 また遊んでね!

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