第2話 釣れませんでした。

 本日(一昨日)のタックルはブラックレーベル7112XHRB+タトゥーラHDカスタムHD150H-TW。


 どんな特徴のタックルかと申しますと、以下のとおりでございますよん。


 まずはサオの説明から。

 7フィート11インチ(2.41m)で、ブランクス(サオ本体)はHVF(ハイボリュームファイバー)製。かなり長いです。

 ガイドは全てステンレス製ダブルフットで、糸が接触するリングはSiC(炭化ケイ素。ダイヤモンドの次の次くらいに硬いよ。)製。

 7112の末尾の2という数字は二本継という意味。

 通常、二本継のサオはブランクスのほぼ真ん中で分れるようになっているんだけど、このサオの場合、グリップが抜けるという意味で二本継。そのおかげで、室内長の短いパジェロミニでも積むことができてかなり楽。

 アクションはXH(エクストラヘビー)。

 テーパーはR(レギュラーテーパー=先調子)。

 最後の「B」はベイトロッドという意味。


 ルアーの使用範囲が1/2~4オンス(14~112g)と極めて広く(通常は1オンスくらいまで)、用途はビッグベイト、ヘビーカバーにおけるパンチングなど。

 カタログには「60対応」なんて書いてあったりするヘビーな仕様。


 そんな特徴のあるサオなのだけど、自分は上記のような使い方してませ~ん。

 ノーシンカーやらテキサスしてま~す。

 なんでこのサオ選んだかとゆーと、長いので遠投が効いたらいいなと思ったから。それと、高い足場から強引に魚を抜き上げるのに必要だったから。

 これっち、本来の使い方している人に言わせれば邪道なんかな?

 多分邪道やな。

 まぁ、いっかぁ。

 気にしますまい。


 ここから先は個人的な意見。

 使い心地としては、一言でゆーとパワーがでったんある!

 どんだけあるかとゆーと、20ポンドの糸がアワセ切れするほど。

 こんなパワーなので、魚が掛かったときはとにかく安心できる。

「折れそう!」だとか「のされる!」といった感じが全くしないので頼もしい限り。


 良さげなことばっか書いたけど、勿論欠点もあるよ。

 スンゴイパワーなんやけど、思ったよりも柔らかく、プラグのサオにちょっと近い感じ。っち、ビッグベイトはプラグやき、当たり前といえば当たり前か。だき、シャキッと感が少し弱くて、ワーム専用ザオに比べて感度が鈍い。「コンッ!」とゆー金属的な鋭いアタリが出にくいのよ。

 とはいえ、もともとそんな使い方はしないサオなので、これは欠点じゃない。自分の使い方が問題なだけ。


 あとは…遠投する時のコントロールがイマイチかも。ま、これは自分がヘタクソなのも大いに関係してくるから、欠点とは言えんのかな。


 腕力のない自分にとってはちょい重い、とゆーのが欠点といえば欠点。

 長時間使っていたら疲れちまう。


 ま、頑丈やし、未だにヘタってないし折れてないし、かなりお利口さんな部類のサオだと思います。



 サオの次はリール。

 タトゥーラHDカスタムHD150H-TW。

 HDカスタムの「HD」とはヘビーデューティー仕様という意味。

 150は大きさ。

 Hはギヤ比。ハイスピードの頭文字のHで6.3:1。これは今のリールの標準かな。何に使ってもちょうどいい、万能のギヤ比とかいわれるよん。

 糸巻き量は20ポンドが135m。バス釣りメイン(海でも使える)のリールにしては多い方。

 ブレーキシステムはただのマグフォースで、インダクトローターは固定式。

 通常はマグフォースZとかVと呼ばれる可動式のモノ。

 見た目の違いは分かるけど、可動式と固定式で性能の違いはよくわかりませ~ん。


 このリールの最大の特徴はドラグ力。

 最大ドラグ力7kgと、通常のタトゥーラよりも2kg強められていて、今現在ダイワのバス用ベイトリールの中じゃ最強。


 そしてもう一つの特徴であるTWS(Tウィングシステム)。

 TWSとは飛距離を伸ばすためのレベルワインド。

 キャスティングの時、レベルワインドと糸の間に発生する抵抗を、可能な限り少なくする形状になっちょります。

 イマイチ分かりづらい説明を「巻きで釣れたらいいよね!」の中でやっているし、WEBカタログにはちゃんとした説明がしてあるので、そちらを見ていただければ、これ読むよりもわかりやすいはず。


 TWSの効果はとゆーと。

 説明ではものすご~く飛びますよ!的なこと書いてあるけどそーでもなかった。使ってみた感想は…普通。

 ただ、バックラッシュはしにくいかな。

 っつーことは、これがTWSの効果なんだろうね。


 あとは…100mmロングパワーハンドル搭載。

 力が入れやすく、魚とのファイトも楽々~♪ハンドルノブも他のタトゥーラシリーズとは異なり、力がさらに込めやすい扁平タイプ。

 これオススメ!


 タトゥーラシリーズなので、凝った機能が搭載されているにもかかわらず、必要なトコ(スプールとギヤ)以外にはお金をかけておらず、なかなか良心的な値段。

 これも大きな特徴だったりします。


 以上が今回使用したタックルの説明でござーした。




 タックル説明の次は実釣。


 仕事中なのに仕事のことは考えず、釣りのことばかり考えておりました。


 今日は何使うかな…糸、巻き替えたし(←フロロ20ポンドからナイロン25ポンドに巻き替え)使ってみたいよね。


 これ使ってノーシンカーでゆっくりと、マッタリと釣りたいな。

 魚掛けて強いサオを曲げたいな。


 みたいな感じでね。


 ノーシンカーの釣りが楽しめる場所は?と考えると、いつものポイントが思い浮かぶ。


 いつものポイント…通称ゴムの場所(近況ノートに度々登場。名前の由来も書いております)。


 ここは、釣り場にクルマが横付けできて超便利。

「巻き〜」でもちょいちょい登場する「越冬場所」のモデルがココだったりするのです。

 デカいの釣れるし人気ポイントなので、競争率がハンパない。


 今日も釣り人おるやろーね。おったらどこに入ろう?ま、パジェロミニやし、人間おったら河川敷走って下流に行けばいっか。


 そんなことを考えながら、土手の上からポイントを見ると人もクルマもなっしんぐ。


 やった!独占やん!


 喜んだのもつかの間、スロープを下りるとオニのよーなワダチにゲンナリ。


 うっわ~…でったん人間来ちょーやんか。プレッシャーで口使わんかもね。


 とか、釣れないシーンがアタマをよぎるけど、


 魚の気分次第じゃ食ってくるかも!


 と、自分に言い聞かせ、用意したら釣り開始。


 まずはゲーリーヤマモトDDDシャッドから。

 投げて沈ませ、その途中に出るかもしれないアタリを待つ…ものの、ファーストフォールは不発。

 サオを小刻みにあおり、底を取りながら寄せてくる、の繰り返し。

 しかし、しばらく頑張るものの、ギルアタリすら無い。

 そのうちに根掛かりし、ロスト。


 TEN FEET UNDERのフリッピングチューブをチョイス。

 リグをショートリーダーダウンショットへとチェンジ。

 少し引いて見るものの、これじゃない感。

 そんな感じの時はチェンジに限る。

 気分がのらないと見切られるもんね。


 リグはそのままに、イモ60へ。


 必死こいて粘っていると、会社が終わる時間になり(←ウチの会社、朝早いので余所よりも早く終わる。早退して釣りに行ったわけじゃないよ!)、他の釣り人もやってきだす。

 振り返ると二台もクルマが!

 徐々に下がりだすテンション。

 邪魔になるような釣り方はされなかったため、テンションダダ下がりは回避できたが、現実は厳しく、なんぼ続けても異常無し。

 結局諦めることに。


 連休はさぞかし人間来たんやろーな。

 平日もかなり人間来たんやろーな。

 根掛かりの糸、多かったもんな。

 火曜日、釣りビジョンで放映あったもんな。ちょい下流で50UP二本釣っちょったき、その影響で人間増えたかもやし。

 これじゃ釣れるわけないやん。


 と、いつもの如く、自分の腕の悪さは棚に上げ、釣り人特有の釣れなかった時の言い訳。悶々としながら帰りましたとさ。




 今後はタックルインプレッション的なヤツと実釣編、みたいなカタチで「今日の釣果〜」は進めていこうかな。

 ルアーの説明は…種類が多過ぎるので、サオとリールの説明がないときやることにしよう。




 こんな感じで釣れなかった時のコトもたま~に書くし、近況ノートからほじくり出し、手を加えて上げたりもするつもりです。

 作品名は「今日の釣果」ですけど、今回みたいに当日じゃなく数日後、更新することになると思います。

 釣果のコトだけじゃなく、クルマ関係とかでも面白いことあったら書くかもです。


 そんなの詐欺やん!


 なんてこと言わずに、生温かい目で見守りつつ楽しんでいただけるのであれば、ホント嬉しいです。

 あと、釣り好きな方がこれ読んで、「なるほど!」とか「そうそう!」とか「いや。そーじゃないよ。」とか思ってくれたら嬉しいかな。

 んで、購入の際、参考にしてくれた、とかゆーことになったらそれも嬉しいです。

 釣りに興味が無かった方がこれ読んで、少しでも興味持ってくれたとかいうコトになったら、それもまた嬉しいです。






【用語の説明っぽいヤツ】


 アクション:強さ。

 XH(エクストラヘビー)、H(ヘビー)、MH(ミディアムヘビー)、M(ミディアム)、ML(ミディアムライト)、L(ライト)、UL(ウルトラライト)の順で繊細になっていく。

 今ではその間やそれ以上、それ以下のアクションも存在する。


 テーパー:調子ともいう。

 F(ファーストテーパー=極先調子)、R(レギュラーテーパー=先調子)、S(スローテーパー=元調子)の順に柔らかくなる。曲がる比率はサオを十等分した時Fは8:2、Rは7:3、Sは6:4という具合で曲がった時の頂点が手元に寄ってくる。一般的にFは感度がいい。


 B:リールのタイプ。

 表示の末尾。BとSがある。Bはベイトキャスティングリール用。Sはスピニングリール用。


 プラグ:プラスチックや木などで魚を模したルアー。


 ビッグベイト:20センチ前後ある大きなプラグ。


 カバー:岸付近に生えた水草など。


 パンチング:重いオモリを使い、水面に蔓延った分厚い藻を貫通させる釣り方。テキサスリグなどを使う。


 60:単位はcm。バスではモンスターサイズ。一般的なオオクチバス(ラージマウスバス)は滅多にそこまで大きくならないが、フロリダバスと呼ばれる種類は大きくなる。関西地方に生息。

 ちなみに40cm~を40UP(よんじゅうあっぷ)、50cm~を50UP(ごじゅうあっぷ)と呼ぶ。


 20ポンド:糸の強さ。この重さを吊り下げると切れますよ。という意味。


 150:150番台。

 リールの大きさ。

 105、103、100、150、200、1000、1500、2000番台がベイトリール。

 1000、1500、2000は100、150、200に対応している…と思う。

 1000、2000、2500番台がスピニングリール。

 1003、2004、2506、1016、2020などといった表示がしてある場合、末尾の3、4、6、16、20という数字は、そのポンド数の糸が100m巻けますよ!ということになっている。


 H:ギヤ比。ハンドル一回転あたり、スプールやローターが何回転するか。

 Hは6.3:1(6.3と表示される)。

 ベイトではXXH(エクストラハイスピード=9.1)、SH(スーパーハイスピード=7.3)、H(ハイスピード=6.3)、表示無し、またはCC(クレイジークランカー=5.5)の順に遅くなる。リールによってはこの他のギヤ比の場合もある。

 スピニングでは表示なしの場合4.8:1ぐらい、Hが5.6:1ぐらい、XHが6.2:1ぐらい。ベイトと比べて統一性が無いみたい。


 ドラグ:スプール(糸を巻き取る部分)を逆転させ、糸が切れるのを防止する機構。


 レベルワインド:ベイトリールの糸を平行に巻き取る装置。


 バックラッシュ:ルアーを投げるとき、糸が出過ぎてもつれる現象。


 マグフォース:バックラッシュを防止する機構で、磁石を利用した非接触方式のブレーキ。それに対し遠心ブレーキがある。こちらは接触方式。


 インダクトローター:マグフォースのパーツ。磁力が作用する部分。


 リグ:仕掛け。

 特にワームの時使う言葉。ノーシンカー、スプリットショット、ダウンショット(=アンダーショット=常吉)、テキサス、キャロライナ、ネコ、ジグヘッドワッキーなどがある。


 ゲーリーヤマモト、TEN FEET UNDER等々:ルアーのブランド名。

 たくさんあるので書きませ~ん。書いていたら本文よりも多くなっちまいま~す。


 DDDシャッド、フリッピングチューブ、イモ60等々:ルアーの名前。

 こちらはもっとたくさんあるので書きませ~ん。理由は上と一緒で~す。

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