ぼくたちの青春は覇権を取れない。-昇陽高校アニメーション研究部・活動録(二冊目)-

作者 有象利路

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★★★ Excellent!!!

この作品は2018年5月現在、電撃文庫より発売中の『ぼくたちの青春は覇権を取れない。-昇陽高校アニメーション研究部・活動録-』(←シリーズ一冊目)の続編が、カクヨムに出張掲載されているものです。(←つまり、タイトルにある通り「二冊目」)

なので、上記の文庫本を読了してからの「二冊目」をおススメします。その方が面白さ倍増ですよ~。

というわけで、掲載されている「二冊目」の紹介というより、「一冊目」を含めたシリーズの紹介に終始してしまいますが、ご容赦ください。

ひとこと紹介にもある通り、とある高校のアニメ―ション研究部に集う数人の部員が、部活動という名目でアニメ鑑賞にいそしみつつ、学び舎の中で次々に生まれる、アニメ作品に紐づく謎を解き明かしていく、といった内容です。

私が一番面白いと感じたポイントは、探偵役である部長が「アニメは最終的には楽しむべきものだ」という持論をもってして、謎解きをおこなっているというところです。登場人物の人生観がきちんと一本筋を通して、物語の展開を推し進めている、この明朗快活な指向性が、この作品に魅力をもたらしているのだと思います。

軽めのミステリが好きな人、アニメを観るのが好きな人、好きなことを素直に好きだと言えない人、色んな方に必読な作品です。