その17.ハードウェーザー・スフィンストの事とか

※第21話以降登場となるハドロイド・イチとハードウェーザー・スフィンストの事をここで記す。


・イチ・テンドウ


・リンの実弟。11歳ながらエージェントの家に生まれて跡取りとの事で父から厳しい訓練を課されていた。父と共にハドロイドとしてゲノムの平和を守らないといけないと考えていたが、バグロイヤーの襲来に遭い両親を失い、リンの目の前で拉致されてしまう。一時レジスタンスに奪回されるも、再度バグロイヤー側によって彼らの元に転送されてしまい、ハードウェーザー・ウェザーストとして表向きはバーチュアスグループのタイアップハードウェーザーとして、裏ではバイザーで洗脳されてバグロイヤーの為に戦っていた。ネクストとの戦いで玲也達に救われ洗脳も解ける。その後操られていたとはいえバグロイヤーの為に戦っていた事への贖罪と、姉を助けたい思いから再び戦場へと復帰。才人と共にドラグーン・フォートレスの一員として戦っていく。


・リンの実弟だけあってか、姉と似て普段は穏やかで素直、克己心の強い性格の持ち主。リンから昔から支えられていたが、イチもまた彼女を支えようと日々努力を重ねており姉弟の絆はお互い非常に強い。ただ使命感と責任感が強すぎる所もあり、たまに頑固な面を見せたり猪突猛進気味になったりすることもある。また少し天然な所もあり空気を読まない事も言ったりする(ただ深刻な事態になるようなことまでは言わない)。なお普段は「姉さん」とリンを呼んでいるが、姉の手を煩わせてはいけないと思うが故に背伸びをしている所もあってのこと。素が出ると「お姉ちゃん」と呼ぶことがあるらしい。彼もまだ甘えたい年頃なのかもしれない。


・姉の事を大切に思うのとは別に、玲也に対して自分をバグロイヤーから救ってくれた人として素直に尊敬しており、彼を師匠と仰いで強くなろうと努力している。リンとの関係に対しても姉が心から信頼して戦い続けている様子からして、弟としても姉の相手に相応しいと既に認めており、むしろリンの恋人は玲也が相応しいのではないかと思っている程。才人に対しては共に強くなろうとする仲間だと考えているが、彼のお調子者っぽい所には振り回されている所もある。


・スフィンスト

・イチに記録されたハードウェーザー。元々はヴィータストと同期に開発されたウェザーストだったが、仁の死後、イチの意志を汲んでシャルがカスタマイズしてスフィンストとして生まれ変わった。シャルがプレイヤーを務めるのはヴィータストと同じだが、容量が少ない事から遠隔操作が2機ともある程度可能との事。ただサブプレイヤーの支援がある方がやはり望ましいとの事で、実質才人がプレイヤーを務める。ただ彼がゲーマーとしての才能はプレイヤーの中でやはり劣っており、遠隔操作でシャルがフォローすることが必要でもある。


・ウェザーストをベースにしながら、ヴィータストと同様にブレスト、クロスト、ネクストの強化支援を目的として再設計され、ウェザーストとの共通点もいくつかみられる。ただ砲撃戦・空中戦主体のヴィータストに対して、スフィンストは近接戦・地上戦主体の機体である。またスフィンスト・ランダーというドリル戦車形態へ変形する事も可能で地中を潜航する。


・ビーム・バルカンポッド……ヴィータストと同じタイプのもの。


・6連ホーミングミサイルポッド……ポータルシューターと同じタイプだが、こちらは両肩に収納されている。


・ファントム・ブレイク……両腕から放たれるロケットパンチ。電磁石システムで射出及び回収が行われ、射出速度や軌道を調整する事も出来る。


・ファントム・シュナイダー……オメガ・シュナイダーをアレンジしたサブアームと一体型の大型シールド。こちらは飛行パーツとしては使うことが出来ないものの、脚部と連結させることが可能で、水上をホバー走行することが出来る。


・ファントム・ドリルランサー……両腰に装備された長身のドリル。ランサーとして手持ち武器として使うこと、両ひざに装着して膝蹴りの要領で使用する事も可能。


・ファントム・エネルギーライフル……両ひざに収納されたエネルギーキャノン。オメガ・エネルギーライフルからの転用だが、サーベル、ロングバレル機能を排除した代わりに両ひざに内蔵したことで近接戦と併用しての運用が可能であり、ドリルランサーと連結して、エネルギーライフルのエネルギーを転用して威力を高めたファントム・ヒートドリルとして主にランダー形態で使用される。


・コンバージョン・スフィンスト関係

・スフィンストもヴィータスト同様、ブレスト、クロスト、ネクストとの合体による強化支援が想定されている。


・ブレスト→アーマーモード(ブレスト・ブル)

・ブレストに対しては追加装甲として変形合体する。ドリルランサーと連結された両足がバイトクローへ合体し、胴体と両腕が胴体の追加装甲及び追加ブースターとして装着される。

・このブレスト・ブルは胴体に装着されたファントム・シュナイダーをサブアームともども実体刃兼アームとして駆使する。これで捕らえた相手に電次元フレアーを決める流れへつなげることが多い。またファントム・ヒートドリルがブレストのサブアームに連結されている事で、スフィンストより柔軟な運用に繋げることも可能であり、手持ち武器及びエネルギーキャノン、ドリルランサーへ分離させて使うこともできる。他にも6連ホーミングミサイルポッドも備えている。

・両腕がブースターパーツとなり最高速度はブレスト・ブースターを上回る(ただ飛行高度などは劣る)ファントム・シュナイダーは胴体の追加装甲として装甲を強化する役割もあり、攻防に長けた地上戦闘強化形態ともいえる。だが燃費はブレストより悪化するデメリットがあり短期決戦が求められる。そういう意味ではブレスト・ブースターよりクセのある強化形態となる。またヴィータストよりかなり無理をして変形合体しているとの事らしい。なおヴィータストと同時にコンバージョンする事は、ブレストで3機分のデータを扱う事から、容量オーバーするとの事で不可能。またバイトクローの部分が干渉する為、エレクトリック・エネルギーキャノンかファントム・ヒートドリルのどちらかを携行しなければいけない問題もあり本編では多分登場しない。(登場しても所謂V2アサルトバスターのような扱いになると思われる)


・クロスト→シングルモード(スフィンスト・ストライク)

・クロストに対してはやはり逆にクロストからスフィンストへ追加パーツを射出してスフィンストの戦闘能力を高める。クロストの場合のみ異なる2種の強化パーツを射出する、また3機それぞれが各機体を制御する関係で、ヴィータスト・ヴィクトリーとの同時運用は容易。

・クロストに対してはバスター・ドリルバンカー2セットが同時に射出され、ドリルバンカーが両腕、ブースターパーツが背中に合体する。ドリルランサーは両足に合体されることが殆どであり、総じて4本のドリルによる近接戦闘を得意とするアグレッシブな形態となる。またこの状態でランダー形態への変形も可能であり地中潜航へより特化した機体となる。

・ちなみにスフィンストが登場したことで本来変形機能はドリルバンカーになかったのを追加して、またサイズや部位的な事情で両腕にドリルを装着できるようもう1基スペアが追加された。


・ネクスト→ウェポンモード(アサルト・シュナイダークロー、アサルト・ヒートドリルバンカー)


・ネクストは同じく攻撃力を補うことを目的として、スフィンストが大型クロー、ドリルアームへ分離して両腕にそれぞれ装着される。遠距離砲撃ではヴィーダストに劣るものの、両腕にそれぞれ分離したパーツを保持する関係で取り回しはこちらの方が上であり、近接戦でも勝る。


・シュナイダークローは上半身が変形した形態で、シュナイダーが実体刃のクローとして使われる。スフィンストの両腕がブースターとなり機動力の低下を補う。なおシールドとしても使うことが出来るが、サイズ的にネクストがやや無理をしている事情もあり、基本高機動近接戦目的のクローで使われる。


・ヒートドリルバンカーは下半身が変形した形態で、両足のヒートドリルを相手に突き刺す。またそれだけでなく先端のドリルランサーをパイルバンカーの要領で射出する事も可能。射出後は2門のエネルギーキャノンとして使われる。


・なお分離せずとも変形してシュナイダークローとヒートドリルバンカーが合体した状態で携行する事も可能らしいが、サイズ的な問題から取り回しに難があるため多分余程の事がない限り使用されない。その状態でヴィータストと併用することは両機体のサイズ的な事情から困難(ブレストと違い出来ないわけではない)

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