鬼よさらば-3/4
「彼は上手くやれてるんでしょうかね?」
ここは馴染みの居酒屋<銀夢亭>のいつもの席、ブレトは薄い果実酒を飲みながら斜向かいに座っているカブリへと尋ねた。
「やれてるんじゃないのか? オクトンの事だ。事が上手く運んでいなかったりすれば俺達の所にやってくるだろう、今回の商いについては俺達も一枚噛んでいるわけだからな」
カブリはあまり真面目に答える気は無く、蒸留酒の入った杯を傾けると酒臭い息を吐き出した。
「そうですけれど、本当に上手くやってるんでしょうかね? あの里の品を売るだけではなく、彼らの印象を向上させようという約束をしてしまったんですよ。そうそう上手く行くと思えないのですよね」
面白いことがやってこないだろうかとずっと入り口を見ていたカブリだったが、不安げなブレトの様子に杯を手から離す。
オーガとの宴会で彼らとの距離は縮まり、翌日の商談はとんとん拍子に話が纏まっている。最終的にはオーガの武具ではなく、装飾品と工芸品をを都で売るという話に落ち着いていた。
というのも、オーガの武具は悪いわけではないが同質の物は都に有り触れている。それよりも装飾品や工芸品のほうが、都の人々にとって異国情緒を感じるもので売れるだろう思われたのだ。
今頃オクトンの店ではオーガ族の伝統的な品が棚先に並べられ、オクトンが得意先に薦めているはずだった。
「俺は上手くいくと思っているし、便りが無いのは悪い方向には進んでいないことだと考えている。けれどもブレトよ、お前はどうしてそんな不安そうにしているのだ? 装飾品や工芸品の売買を提案したのはオクトンだが、俺もお前もそれは良いと思って賛成しただろう」
「それはそうなんですけれど……やっぱり不安で……」
伏し目がちになりながら溜息を吐いたブレトに対し、カブリは眉間に皺を寄せる。
「まさかとは思うがな、お前まだあいつらの事を悪い連中だと思っているんじゃないだろうな?」
「いやいや違いますよ! 確かに彼らについて良い話を聞いたことは一度もありませんでしたよ、でも実際に酒を酌み交わしたことで私たちと変わらない人々だということを知りました。ただ気がかりなことが一つありまして、少し耳を貸してください」
「あぁわかった、ぜひ教えて欲しい」
二人は辺りを目配せし、改めて聞き耳を立てている者がいないことを確かめた。都でオーガ族について良い印象を持っているものはいないのだ、不要な厄介ごとを避けるためにも二人は顔を近づけて小声で話し始める。
「ガムナという女性の方がいましてね、彼女は都に酷く興味を抱いていたんですよ。一応、忠告して止めはしましたが聞き入れた風はありませんでした。私もですけどカブリさんも故郷を飛び出して都に来た身です、少なからず彼女が考えていることは分かるでしょう?」
「あぁ分かる分かるとも。俺は自分でもオーガの連中と近いところがあると自覚してるところがあってな、その俺が言うのだから信憑性があると思ってくれ。
ブレトの話を聞き入れているということはまずないだろう、頭の片隅に留めちゃいるかもしれんがその通りにする気は無い。機会がというよりも隙だな、それを見つけ次第飛び出すに決まっておる」
突き合わせていた額を離すと二人は同じように腕組みし、これまた同じように頷いた。
「で、どうする? 何か考えはあるのか?」
問われたブレトは首を横に振る。気になってはいるが、妙案というのは思いついていない。カブリも知ってしまったからには放っておけず、考えてはみたが出てこなかった。
方法が無いとはいえいてもたってもいられない、こういう時は動くに限る。ということでカブリは立ち上がるとブレトにもそうするように促した。
「俺も考えなんてものはないが、とりあえず不安を消しに行こうではないか。オクトンの店に行ってみようじゃないか、少なくともやつが上手いことやれてるかどうかは分かるぞ」
「それもそうですね。私らみたいなのが行くと商売の邪魔になりやしないかと思うところはありますが、邪魔になりそうならすぐに帰れば良いだけですしね」
そうして二人は<銀夢亭>を後にして<酔いどれ通り>から<王の大路>へと出る。人や馬車でごった返しているこの目抜き通りを北へと歩き、<機織り通り>に入るとそこにオクトンの店はある。
この一帯は都の中でも中流以上の人間が多い場所であり、場末の酒屋で屯している二人が歩いていると悪い意味で目立ってしまった。もっとも、カブリもブレトもそういった人の目を気にする輩ではない。
眉を顰められながらも真っ直ぐにオクトンの店へと向かうと店先から大声で呼ばわった。すぐに返事が返ってきて、在庫の山に隠れていたオクトンが顔を出す。
「やぁこれはご両人、一体どうしましたか? あ、もしかしてこの間仕入れた中で欲しい物があったとかですかね? いや、だとすると最初からそう言ってくれていたらお渡しできたんですけれどね。もうすっかり売れてしまいましたよ」
たいそうご機嫌らしくオクトンは胸を反らして高らかに笑う。これはもしやと、店先に並べられている商品に目を通した。北で仕入れた絹織物は少なくなったが残っている、しかしオーガの村で仕入れた装飾品そして工芸品といったものが見当たらない。
もしや目に付きづらい所に置いているのだろうかと勘ぐり、少しだけ店の中を覗かせてもらったがやはりそこにも無かった。もしかしたら倉庫にあるのでは、と考えを進めてしまったがそうしているのならオクトンはこうも笑っていないだろう。
「様子を見る限りですと例の品は全て売れてしまったように思えますが、本当に?」
オクトンは大きく頷くが、俄かに信じられない二人は互いの顔を見合わせた。
オーガの村から戻ってきたのは一週間前、店頭にそれらの品を並べたのは翌日あるいは翌々日の事だろう。仕入れた数は決して多くないものの、一週足らずで売り切れというは簡単に信じる事が出来ない。
「オクトンよ、お前は誠実な商人だと信じている。しかしだな、品の出所を偽ってはいないだろうな? 連中と仲の良い俺が言うことではないが、あれらは恐れ嫌われているのだ。そうそう簡単に売れるはずが無い、北のエルフが作ったものだと偽ったのであれば腑に落ちる。本当に嘘を吐いていないだろうな?」
疑わしく思ったカブリは声を低くしてオクトンに詰め寄り、ブレトもそれを援護するように後ろから睨みを利かせた。筋骨隆々の大男二人に凄まれてもオクトンは一歩も引かず、笑顔を崩さない。
「商いには信用が大事なんですよ、もしあれを北のエルフの品だと偽ったらどうなるでしょう? 客からの信用は失いますし、物を作った彼らからだけでなく北のエルフの信用も失います。我が神ウルトルナルカに誓ったって良い、私は毛程も嘘を吐いていませんとも。正真正銘のオーガ族から仕入れた品だと説明して売ってやりましたとも」
笑ったまま両手を腰に当て、自慢げに胸を張るオクトンの姿から嘘のニオイはしなかった。納得しがたいことではあるが、オーガ族の品は本当に全て売れてしまったのだろう。
ただそうなるとどんな文句で売ったのか、二人の胸中にむくむく好奇が湧き上がる。
「ではどのようにして売ったのか聞かせていただいても?」
「えぇもちろん語りましょう。私たちが考えていたよりも実際は難しくなかった、というだけのことですよ。彼らは恐れられ実際に争ったことがあるとはいえ、一〇〇年以上昔のことです。
ブレトさんが歌っている守将バージムの時代ですよ、オーガと出会った人も都には探せばいるのでしょうけれどほぼ皆無。つまりですね、誰もオーガの事なんて知らないのです。そこでオーガの作った物を目にしたら、あるのは物珍しさだけだったという話ですよ」
「本当にそれだけか?」
確かにそうかもしれない、けれどどうにも納得できずにカブリが尋ねる。オクトンはその通りですよ、と頷いた。
「信じられないのは当然だと思いますよ、特にカブリさんはオーガ族と交流があった人ですし。都の人々は実際に彼らと触れ合った私やブレトさんとの感覚ともまたちょっと違う。物語の中でしか知らない、伝説の欠片を目の当たりにしたようなもの。オーガそのものを目にしたわけではないというのも大きいのでしょう、お客さんはみんな感動したような反応を見せていましたとも」
そういうこともあるのかもしれない、店に訪れた人々の反応を見ていないがためにカブリとブレトはまだ心の底から納得は出来なかったが理解は出来た。それに理由はどうあれオーガ族の物品が好意を持って都に受け入れられたのは喜ばしいことである。
ナの氏族から頼まれた偏見を取り払うのも時間を掛ければそう難しいことではないのかもしれない。オクトンの店でオーガの品物が売られ、都で広まってゆけば人々が持っている心象も変化してゆくだろう。彼らに対する恐れを消すまでにいたらなくとも、減らす効果はあるはずだ。
「何であれ上手く行ったようで安心しましたよ、この分なら今後の交易も上手くいきそうですね」
店から商品が無くなっているのは喜ばしい、ブレトそしてカブリが抱いていた不安の一つは消えていた。まだ気になることは残ってはいるが、それはここで解消されるようなものではない。
消えないもう一つの不安については<銀夢亭>に戻って酒でも飲みながら考えようと、二人はオクトンに別れを述べて去ろうとしたのだがオクトンはこれを引き止めた。
「いやいやちょっと待ってもらえませんか。ついでなってしまって申し訳ないのですが、また来週に彼らの所へ行こうと思うのです。売れ行きが良かったことを知らせたいし、向こうに用意があるかは分かりませんが新たに商品を仕入れたいのですよ」
こう言われたら断る道理はどこにもない。オーガの村から飛び出したがっているガムナの事も気にかかっている、願ったり適ったりで二人は二つ返事で承諾した。
そうして一週間後、彼ら三人は再びナの氏族の村へとやって来た。突然の来訪ではあったが、初めて訪れた時と歓迎振りは変わることは無く、品が全て売れたことを伝えるとオーガ一族は雄たけびを上げて大いに喜んだ。
けれども残念なこともあった。オクトンが懸念していたように、品物の準備が出来ていなかったのである。ナの氏族も自分たちの品物がそこまで売れるとは想像できていなかったために、新たに売るものを作っていなかった。
とはいえ手ぶらで戻るわけにもいかず、皆で頭を悩ましているとブレトが思いついたように手を叩く。
「そうだ、果実酒を売りませんか?」
この言葉に酒の味を思い出したオクトンは賛同を見せたのだが、オーガのハザクは眉を顰めた。
「酒なら腐るほどあるし売るのはやぶさかではないが、あれが売れるのか? あなた達には好評だったと思っているが、あの酒は俺たちが普段から飲んでいるもので特別なものではないぞ」
「いやいや何を仰いますか、特別な物ではないと言いますけど上等なものでしたよ。都であれほどの果実酒は早々お目に掛かれない、果実酒を飲みなれているエルフの私が言うのですから間違いありません」
それでもハザクはしばし悩んでいたが、エルフの言う事ならば間違いが無いだろうと果実酒を売ることにした。
これは見事に大当たりとなった、オーガの果実酒は値段の割には味が良いと評判になり店頭からあっという間に姿を消す。これに気を良くしたオクトンは、カブリとブレトを護衛にして週に一度はオーガ達から商品を仕入れるようになった。
都でオーガは語られているほど悪い種族ではないのではないだろうか、と人々の持つ心象は変わり始めていた。オーガ達もオクトンが来る度に都での自分たちの評判を聞いて、少しずつではあるが本格的な交流が出来る時が近づいてきているのを確かに感じ、喜びに溢れてゆく。
こうなった時に不安だったのが、村から出たがっているガムナであったが彼女は自制心が強く飛び出したい気持ちを必死に抑えていた。この分ならそう遠くない未来、オーガが直接パンネイル=フスを訪れたとしても混乱することはなくガムナの望みも果たされるであろう。
とはいえ新たな懸念も湧き上がっていたのも事実である。
オクトンの店がオーガの商品で盛り上がっているとなれば、自分たちもオーガと交易したいと願う商人が現れるのは自然な流れだ。彼らは都で唯一オーガとの交易路を持っているオクトンに、仲立ちをあるいはオーガの住む場所について尋ねた。
けれどオクトンは決して答えなかったのである。
というのも、まだその時期に来ているのかの見定めが出来ていなかったし、それ以上にオーガの商品を独占したかった。今のまま、オーガの商品を独占していれば店を大きくし都有数の大商人になれるかもしれないからである。
オクトンは生まれながらの商人である、そのように考えてしまうのは必然だ。商いを営むものとしては正常な思考であり、咎めづらいことではあるのだがこれが良くなかった。
オクトンの店が布だけでなく、工芸品から酒さらには武具と取り扱う品を増やし規模を拡大していくのを良く思わない物が出てくるのもまた自然の摂理である。オクトンを妬み嫉む彼らは、オクトンの足を引っ張ろうと噂を流し始めた。
曰く、オクトンはオーガの呪いで操られている。オーガ達はオクトンを操って、自分たちの呪術を込めた品物で都の人間に災いを成そうとしている。都を守るためにはオクトンを止め、オーガを探し出して滅ぼさねばならない。
と、このような流言飛語が飛び交った。もちろんこれらはオクトンへの嫉妬から生まれたもので、根拠の無いデタラメだ。けれども都の人々はオーガの事を話でしか知らないし、オーガは凶暴な種族として語り継がれてきたのもあって、受け入れられる下地は存在していた。
けれども理性のある人々はこれに対して反論する。オーガの話は語り継がれているが、彼らが魔術や呪術の類を用いるという話は聞いたことが無い。そして実際に、オーガ作った品物を調べてみたが術を掛けられている痕跡は無かった、と。
だがこれらの話は人々に受け入れられなかった。オクトンを妬む者達にとってはその方が都合が良いし、中立である都の多くの人々にとってはその方が話として面白いからである。
そのうちにオクトンの店からは客足が遠のき始め、オーガの作った品物はどれも売れなくなってしまった。このままでは良くない、オーガの心象は悪くなる一方となってしまうし何よりオクトンの店を大きくしたいという野望が叶えられなくなってしまう。
そこでオクトンは<銀夢亭>に赴いて、カブリとブレト二人に相談を持ちかけた。
オーガの村を隠していたら噂を流されてしまい、店の商品が売れなくなってしまった。オーガの心象も悪くなっており、このままでは彼らの宿願が果たされることは無い、と。
カブリとブレトは腕組みしながらオクトンの話をじっと聞いて、彼の話を聞き終わると二人同時に大きな溜息を吐いた。
「そりゃお前が悪い」
「えぇカブリさんの言うとおりです、オクトンさんが悪い」
「どうして!? 私の一体何が!?」
自身の非を理解できていないオクトンは抗議の声を上げると共に、机を叩きながら立ち上がる。これを見せられた二人は呆れるしかなかったが、分かっていないのならば説明してやらねばならない。
仕方なくカブリは溜息を吐いてから解説してやることにした。
「お前さんは欲に駆られすぎだ。気持ちは分かるがな、オーガの品物はまぁ富だ。その富を独占しているやつがいる、となれば妬むやつが出てくるのは必定よ。金に目が眩んでいるだろうが落ち着いて考えろ、隣の店のやつが急に繁盛したとしたらどうする? もちろんお前は真面目だから自分もがんばろうと策を練るだろうが、それと共に羨ましいとなるだろう。羨望は嫉妬に繋がるもんだ」
カブリに言われたとおりオクトンは想像力を働かせた。あぁそうだ、確かに自分にも他人を妬む気持ちがある。悪評を流されてしまったのは手抜かりだ、仲の良い商人には紹介してやった方が良かった。
そうすれば稼ぎは減ったかもしれないが、力強い味方になってくれただろう。後悔の念が押し寄せ、力なく椅子に座りなおす。悔やんだところで覆水は杯に戻らない。
「後悔するのは分かりますけれど、それは後にしませんか。今考えることは別にあるでしょう、我々はオーガの心象を向上させる頼みを受けているのです。ところが現在はその逆だ、本気にしている人はまだ少ないでしょうが悪評が流れ始めている。この流れを変えねばなりません」
ブレトの言葉にオクトンは頷いた、エルフの言う通りだった。けれどもその方法が分からない。
「そんなのは簡単なことだ、今からでもオクトンと仲の良い商人共にオーガを紹介してやればいい。それで元の状況に戻るとは言えないが、このまま何もせず手をこまねいているよりかはよっぽどマシだ。商人は競い合う間柄だとは思うが、それでも心を許せる友人は何人かいるだろう?」
カブリの出したこの案にすぐ頷くことが出来ないオクトンだったが、考えても良案は出てこない。だからといって彼の言うとおり、何もせずにいれば悪化の一途をたどるだけだ。
しばしの間オクトンは俯きながら頭を悩ませ、答えを出す。
「えぇ、そうですね。このままでは良くない、カブリさんの言うとおり彼らと付き合う商人の数を増やすべきでしょう。しかし今、都で悪評が広まりつつあるのが事実です。私たちだけで決めるのは良くない、ハザクさんとも相談すべきだ。話すだけなら馬車は要らない、すぐ馬を三頭手配しますので一緒に来てください」
「今から!?」「これからですか!?」
急ぐの気持ちは分かるが今これからというは性急過ぎる。カブリとブレトはつい驚きに声を上げたが、オクトンの気持ちは変わらない。オクトン自身、そこまで急ぐ必要が無いし一日空くぐらいの余裕があるのは分かっていた。
だがオーガに謝りたい気持ちが強かった。オクトンはオーガの品物が飛ぶように売れることで気を良くしてしまい、金の魔力にとり憑かれてしまったのだ。その結果、根も葉もない流言飛語が都に広まる事態を呼んだのである。
カブリとブレトは悩んだが、特にやる仕事は無かった。それに真っ直ぐ見てくるオクトンの瞳の輝きから、彼が口にはしなかったが心に秘めたるものを知ると承諾した。
三人は早速、オクトンの手配した馬に乗ると碌な準備もしないままに都を発ってナの氏族の元へと向かった。三頭の馬はどれも若く体力がある駿馬である、景色を後ろに飛ばしながら掛けても息を切らさず走り続けてくれた。この分なら二日は掛からずに彼らの元へと着くだろう。
彼らは馬で駆けながら言葉は交わさずとも同じ事を考えていた。どのように謝罪するべきだろうか、そして汚名を返上する手段として適したものは何だろうか。彼らは一様に先のことばかりを考え、前しか見ていなかった。
この時に気づかねばならないことがあったのである。彼らを追ってくる一団の姿がいることに。
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