「なぜメディアは凝りもせず、延々と捏造番組をつくり続けるのか?」についてカネだけで考えてみる…( ・ั﹏・ั)?

○なんや、またウソだったのか…(눈‸눈)?


Net(テレビ朝日)系列に「池上彰のニュース そうだったのか!!」という番組があり、2021年1月30日放送分のトランプ大統領に関する特集の中で内容が偏ってるのではないかということで派手に炎上したことがありました。


「ニュース うそだったのか!?」という大変不名誉なタグを建てられて該当話数の検証が民間有志の手(とはいっても右派〜盲目的なトランプ信者およびQアノン系陰謀論者まで含んでいるので、かならずしも「市民」といえるかどうかは微妙…)で行われたのですが、「検証方式が右寄り」であることを差し引いても、「かなり問題」という箇所が多数見受けられました。


特に騒ぎになったのは、バイデン新大統領に比べて「トランプ前大統領は新疆ウイグル自治区の人権問題や香港民主化運動による逮捕に関して何も言ってこなかった。人権問題に関心がなかった」という内容でした。


実際にはウイグル人権問題で始めて「ジェノサイド認定」にまで踏み込んだのはトランプ政権でした。この認定は本来、慎重に慎重を期すべき内容で国連人権委員会で懲罰を含む議題になりかねない重要なステートメントです(ただし国連人権委員は中国人。なので公平さは全く期待できない)。同様に、トランプ前大統領だけは2017年に国連の演説で北朝鮮の拉致問題に言及したのみならず、キム北朝鮮代表との直接対談でもどうやらこの問題を取り上げた(おそらく前例は殆ど無い)ということもあり、池上の無責任な番組に対する批判が殺到しました。


ちな、もう一つ言えば、トラの時に長年の懸案だったイスラエルの、事実上のエルサレム首都認定 (大使館移転問題)が実行され、国際的な批難を浴びましたが、バイデン政権はこれを踏襲するつもりのようです。これは米国内のユダヤ票獲得のため、および親イスラエル的な米国世論を反映した議会で、超党派で決議されたものをこれまで延々と大統領の拒否権で否決しまくっていたものでした。


つまり、特にバイデンもパレスチナ人に対しての人権に配慮しているわけではなさそうね…(¬_¬)?


とはいえ細かい内容については、特にここで話をする必要はないと思っています。というのも「池上彰の〜」検証ではないからです。

やるべきことは「なぜマスコミはウソや捏造を延々と続けるのか?」という、より深刻で根源的な問題を検証することです。

このタイプの捏造報道にはメディア特有の「カネの構造」があるからです。




○そうだったのか? 偏向報道…(゚д゚)!?


マスコミ、特にテレビメディアの偏向報道の「構造」は極めてシンプルです。

( ´・ω・)⊃「始めに結論ありき」



ほぼ一択です。より重要なことは…

( ´・ω・)⊃「途中で間違いがあったり内容が現実と整合性が取れなくなっても『予算も時間ももう残りがない』ので、何がなんでもこの結論に合わせる」



この強引な構造しか存在していないからです。

要するに「カネの問題」ということなのです…m(_ _)m


  ※     ※     ※


番組制作の手順は大まかにいえばこんな感じです


1.「視聴率が取れるか、自分たちの政治的ポリシーに沿った内容」を検討

  (企画会議みたいなもの)

2.結論を出す

3.予算の検討 (つねに不足気味)

4.結論に従って取材とフィルムづくり

5.一ヶ月くらい前までに完パケ納品 (聴覚障害者のために文字入れが必要)



…(゚д゚)!?


このチャートの問題点は「2.の結論が4.の調査の前に来ている」ということです。

普通とは逆です。調査の後で結論を導き出すのが正道なのに、「結論をきめてから」番組作りを始める事に問題の本質があります。


これには理由があり、「予算が限られている」からです。

本来、マスコミのあるべき姿は「ちゃんと調査検討した上で問題提起する」なのですが、調査検討には多くの「人材と時間」=「カネ」がかかります。


そんなカネなどないのです…m(_ _)m


番組は大抵ルーチンワークで毎週放送するものであり、このサイクルがあるのでスポンサーが付きます。先に「仕事」という「カネの流れ」があるのです。よって「研究した結果を持ち寄る」のではなく「仕事をする」が優先されてしまうのです。仕事にならない調査研究に予算は割けない…たったこれだけの理由からです。


そのため番組等の企画立案の時に、「今度はこの方向で」というのが有形無形に提示されます。つまり「結論」を先に決定するのです。

するとこの「方向に沿ったもの」しか通りません。そしてこの方向性に沿ってリサーチと番組作成が行われますが、問題なのはこの時、「仮定の結論と現実とは違う」という状況になった場合です。当然、選択肢は2つあります。


・報道予定の内容と現実が整合性が取れないので、企画からやりなおし ←×

・報道予定の内容にあわせて現実を切り取り、当初の企画案に合わせる ←◎


問題は、下の方の「◎」を採用してしまうことです。

こうなってしまった理由も簡単で、番組として予め予算を確保し、この限られた予算のなかでグロス出し(≒下請け番組制作会社に丸投げ)して、放送一ヶ月前にはテレビ局に納品しないと、最悪、番組未放送→制作会社締め出し→倒産になるからです。よくて始末書でしょう。


全ては納品が先なのです。テレビは番組として放送されて始めてカネが発生し、制作スタッフに支払われます。よって理由があって放送されなくなったら「タダ働き」になります。支払調書は放送後に受領するものなのです。


自分たちの作っているものが間違えているのだから、始めから作り直さねばならない

自分たちの結論が正しくないのだから、再検証して修正しなければならない


…この当たり前のことが、カネ不足で「出来ない」のです。調査を進めていくうちに「なんか違う」はよくあること。この時に「最初からやり直す」にはもはや予算を使っているので、改めてリサーチや結果変更にともなう研究等には多額の費用 (人件費など)がかかり、しかも時間も必要です。残り少ししかない制作予算と時間の中で、最初からやり直すことが現実問題としてできなくなってるのです。

特に時間は貴重です。カネで買い集める事さえ出来ないほどです。アニメの業界などでは他の会社に素材を撒くこともできますが、こうした番組ではそれも出来ないでしょう。


さらに制作スタッフとテレビ局のPとの関係にもよるのですが、この「2.番組の結論」でテレビ局側のPの了承を得てしまった場合、もう一度「実は当初の予定とは違うんですよね」という話をしなければならず、当然、打合から何から何までやり直さねばならないということになります。


P「なんで最初から正しい結論を提示しなかったんだ(# ゚Д゚)」 ←ごもっとも


しかし「Pやテレビ局サイド、もしくは番組の趣旨 (たとえば反日的・日本批判的な左翼的スタンス…とか)に沿いながら、しかも現実にも整合性の高い結論」なんてのは、殆どありません。世の中の事象は「良いこと半分・悪いこと半分」だからです。


そして、「良いことと悪いこと」を並列して分析する番組を、良質な番組として時間枠で維持し続ける能力にテレビ局も制作サイドも著しく欠けている ←この知性の劣化が現在の最大の問題なのです。


よってリサーチとはいっても「結論を補強する」ためだけに取捨選択されます。結果としての「偏向報道」です。これの繰り返しで「マスゴミ」が出来上がるというワケです。

つまり「はじめからやるべきでない」のです。こんなの…m(_ _)m



  ※     ※     ※

  

  

「池上彰の〜」番組における人間関係や力関係などは、正直、「判りません」。なので番組制作体制の政治的趣向なども判りません。はじめから反日的とか反米的とか、反自民的とかいうスタンスがあるのかもしれませんが、「そんな政治的な偏向は全然ない」かもしれません。

しかし「世論に忖度する」はよくあることです。


特にパヨから「ネトウヨ番組」などと言われることは番組のプレゼンス上、あまり望ましくありません。ただ、TBSの報道特集やサンデーモーニングのように「偏向パヨ」と叩かれまくっている番組の評判もすこぶる悪く(ただし左翼を除く)、なによりも「叩かれることに弱い」臆病者が多いのもマスゴミの特徴ですので、関口が以前どこかで述べていたように「(反政府的な)番組内容が昔は普通だった」という時代遅れの発言も出てくるということです(爆


つまり「そんなに深く考えてない」が大正解のような気がします。

十分なカネと適切な使い方がわかっていないダメ組織の怠慢仕事の結果が「アレ」…というのが真相なのではいないでしょうか?



それでも「まだ日本は外国よりも遥かにマシ」とは思います ←自画自賛


他の国に比べ、世論の風に対してかなり敏感に動く柔軟性はあるからです。

番組製作者も登場人物も「基本的には個人」であって、一人ひとりが「自己責任」で動いていく傾向が強いからです。


他方、海外のメディアは右であれ、左であれ「ただのバカ」に過ぎず「妄想垂れ流す」の意味では遥かに酷く、しかも「自分たちは言論の自由を守る権威者」というファシスト化しています。海外では日本なんかよりも遥かに「コネ」が重要で、このコネの中にいないと生きていけません。よって自己批判は自分のコネ批判となり排除されるという恐るべき体質を未だに持ち続けています。

このメディアによる扇動のために、各国は左右に激しく分裂してるのではないかとワイは疑っているほどです。


右寄りだろうが左寄りだろうが日本の番組の方が、まだ幾分マシだと思うんですよ。

「日本は凄くない」とかほざいている糞パヨの方々、貴方がたにも言っておきますよ(^p^)


「日本のメディアは、まだマシな方ですよ (^p^)」とね…(爆


サンモニとかだって、多分、全然まともなんじゃないですか?

出てきてる人間に左ゼンマイなのが少し多めなだけでしょう(爆


  ※     ※     ※

  

本当に良いのは「正しい分析」「正しい内容」です。

ここでいう「正しい」とは、現実を多方面から解釈し、その結果、導き出された結論に従って「未来を予測し、未来に実現している」提案なのだろうと思います。この責任ある提案の方向性が、本来、その番組スタッフの知性になるのでしょうけど…。


はじめからこの「希望ある提案」をカネをかけずに提示できる知性とセンスが、本来、必要なんでしょうね…( ・ั﹏・ั)?

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