他山の石、以て玉をおさむべし
本来は「他山の石持て御霊を治むべし」と書いたものが、時を経るうちに変形してしまったもの。
石には魂が宿るため、これをむやみに持ち帰るなどしてはならないのだが、8世紀頃に頻発した災害を怨霊の祟りと考えた人々は、霊山(金剛山と言われる)に住まう御霊に平身低頭して頼み込み、その石を持ち帰って守護神とした。
そこから、万策尽きつつある窮状、交渉が難しい相手にまで平伏して頼まねばならない状況などを指すようになった。
余談だが、8世紀の儀式が本当に上手く行ったのかは、よくわかっていない。また、石そのものに怨霊が宿っているという場合もあるため、決して真似をしようとしてはいけない。触らぬ神に祟りなし。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます