第4話

「私、どうしたらよかったの」


私の頬に添えられた君の手に私の手を重ねる。

君の手は、冷たかった。


「君は、君は

君の思うまま、素直に行動すればよかったんだ。

寂しかったら寂しいって

苦しかったら苦しいって

泣きたい時は泣けばよかったんだ」


君が目を逸らした。

下を向いて、前髪が落ちる。

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