問㊵ 大団円の作り方とは?
ということで、いよいよ『結』も終わりです。
実際の所、結というのは転と連動しているので、テーマ的にあまり書くことはないんですよね。
転で広げた、またはひっくり返した展開を、あとはいかに上手にうまくまとめ上げるのか。
そこに尽きると思います。
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ということで私の場合ですが、とにかく『大団円』を目指しています。
全てがすっきり丸く収まるような、完全無欠のエンディング。
付け加えるなら賑やかだったり、感情がすっきりと収まるようなエンディング。
それが私の理想です。
具体的には、未来少年コ○ンみたいなエンディングが理想ですね。
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ちなみにこれは前の章で否定していた『ご都合主義の強引なハッピーエンド』とかなり重なります。
つまり、こう見えないようにするのが一番気を遣うポイントなんですね。
このエンディングのために無理をしてストーリーや設定を作っている、そう感じられてはいけないと思ってます。
思ってますが、この調整がやっぱり難しいですね。
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某ジャンプの海賊漫画でも最後は賑やかな宴で締めるパターンがありますよね。
まさにこれが王道なんだと思うのです。
しかし、実際はこれは王道すぎて避けるようにもしています……
「ああ、なるほど!」的な、四方八方丸く収まる方法があった!
そんな大団円を目指したいのですね。
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で、私が思うに、このエンディングはなにより時間をかけて考えるべきことだと思うわけです。
みんなが幸せになるエンディング、読む人が幸福を感じられるエンディング。
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ちなみにそれはバッドエンドでもいいんです。
バッドエンドなら深く考えさせるような後味、やはりこうなるしかないんだよな、と納得して諦められるような。
これもまた逆のベクトルの大団円なんだと思うのです。
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ちょっと話がゴチャゴチャになってきましたね。
ということであらためて考えるわけです。
そもそも大団円ってなんだろう? と。
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この先は大団円を目指す方へのナイショ話。
私なりに考えた理想です。
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まず出てきたキャラクター全てが関わる事、彼らがそれぞれに願っていた望みを叶えていること。
敵役がいればしっかりとした報いがある事。
その上で誰も死んだりせず、改心を期待させる終わり方なんかがあるといい。
でなければ、敵役ならではの信念をしっかり貫き通していること。
あらゆる伏線が回収され、すべてが収まるべきところに納まっている事。
散りばめたた謎の全てに答えが出されている事。
さらに願わくば、そこから物語のテーマが立ち上ってくること。
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こんな感じですかね。まぁ書いてみるとハードル高いですよね!
でも、いいエンディングというのはそういうモノではないかと思うのです。
そういうエンディングが待つ物語であれば、そういうエンディングを用意してくれている作者であれば……きっと他の物語も期待していいはず!
そんなふうになると思いませんか?
私はそう思います。
だからやっぱり大団円を目指すのです。
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さて、今回は演説回でしたね(笑)
ということでみなさんの演説もききたいところ。
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質問はずばりこうです。
みなさんの考える最高のエンディングとは?
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ちなみにあと10回でこれも終わり予定です。
ラストの前にまた少し皆さんの聞いてみたいことなんかあれば、取り上げるつもりです。
コメントがノートに書いてくださいね!
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