問⑭ 悪役の正しい在り方とは?
前回は、主役に成長要素を入れたいが、これはなかなか難しい。
ということを書きました。
コレに関しては皆様より様々な興味深いコメントを頂きましたので、本文と合わせて是非読んでみてください。
結論を言うならば成長だけがすべてではない、そんなことになりますかね。
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で、今回は悪役の存在についてですね。
これもまた私としては難易度の高い問題です。
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もっとも『悪役』と書くと、悪いことする人、となりますが、要は主人公と相対する存在と思ってください。
主人公が正義であれば文字通り悪役、正義をかざさなければ、主人公と対極的な主義主張をもつ存在ですね。
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私としては可能なかぎり、この悪役を入れたいと思っております。
しかも極端なキャラクターの悪役を入れたいと思っている傾向があります。
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実際のところ、私はこれまでの作品では結構悪役を書いていると思います。
若君では藤原君、アトランティスでは大塚、ボーイズダイアリーではカゴ婆さんとか。最新のサイコガーデンでは悪役もそれなりの数が出てます。
まぁイヤな考え、行動をする人の総称ですね。
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私の場合では、基本的に彼らは改心しないし、本当は純粋な動機がある、なんてこともないです。
ただただ悪役として登場し、主人公の悩みの種となっています。
ただ、悪役たるものそうでないと! とも思うのです。
改心してしまうような、本当はいい奴なんだけど……なんて泣き言まみれのキャラクターは悪役として半端な感じがしてしまうのです。
この傾向・書き方は、時々自分でも不思議になるくらいです。
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思うにこれはストレスの発散になっている気もしています。。
ほら、会社とか学校なんかの社会生活では、イヤな人に当たることもありますよね?
普段はそういう人に対して逆襲する手立てがない。
だから物語の中くらい、主人公にスカッとやっつけてほしい。
それを主人公に託している気がしたりします。
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しかし意外と悪役の造詣は難しいんですよね。
些細なことから、真剣なレベルに至るまで、悪役のモデルには事欠きません。
が……これをキャラクターに仕立てるとなると、途端に難易度が上がる気がするのですね。
でも魅力的な悪役であれば、主人公の影となって、その光をさらに輝かせてくれる存在になるとも思うのです。
だからなんとても魅力的な悪役を想像し、物語に登場させたい!
悪役とは、私にとって、主人公と同じくらい重要な存在なんですね。
✒
皆さんはそう思ったことありませんか?
というか、悪役の存在、その必要性なんかについてはどう考えているんでしょう? どんな存在を目指して悪役のキャラクターをつくっているのか?
悪役好き、なんて人もいると思うんですよね。
✒
あなたの考える悪役の在り方、悪役論……
ぜひナイショで教えてください!
コメントしたらナイショでも何でもない気もしますが……それはそれ。
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