第14話 信頼
牢の前で言って見た。
「ねえ、私は幕府と何の関係もないよ。誰にも言わないから、縄を解いて逃がして」
「信用できるものか。とにかくみんなで話し合う。それまでここで待ってろ」
さすがに縄を解いて、岩牢らしきところに入れられた。
暗くてじめじめしていて健康に悪そうだ。
言葉が通じても信頼がなければ通じないのと一緒だ。
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