第4話 人が来る
朝になるとまわりの様子が見えて来る。
山の方角は何も見えない。
木々が生い茂り、とても人家などあるようには見えない。
飴を舐めながらしばらくぼんやりしていた。
さいわいペットボトルが1本入っていたので、水も飲んだ。
海を眺めていると、後方でガサゴソと音がする。
慌てて振り返ると数人の人が来る。
ちょっと嬉しい、地獄に仏?
危険な感じはしないが、次第に近ずいて来ると、
着ているものが変だ。
白木綿?
麻?
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