第3話 タイムスリップ再び

とっさにリュックを掴んだ。

その辺りにあるものを、手当たり次第放り込む。

飛んだ。


気がつくと暗い浜辺に一人で立っていた。

海を背に山の方を見るも、何も見えない。

空には満天の星。


あああ、また始まった。

いや、終わってはいなかったのかも。

気を抜いたのがいけなかった。

危険な場所じゃないといいけど。


こう真っ暗では方向もつかめない。

とにかく、朝を待たなければ。

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