若旦那にはなりたくない!
前田渉
第1話 家族模様
上越新幹線で新潟に向かっている。
目の前に座っているのがビールを飲みながら駅弁を食べてる父親と僕の顔を見ながら微笑んでる母親だ。
僕の隣には姪っ子の香織が椅子の上で飛び跳ねている。兄夫婦は兄の仕事の都合で来れなかったようだ。姪っ子は楽しみにしていたらしく連れて来てあげたようで朝からはしゃぎまわっている。
兄夫婦も夜が遅くになるけど後から合流することにはなっているらしい。
香織の口癖は大きくなたったら僕のお嫁さんになる。今どき年の差夫婦なんて普通だけど香織とはそんなことにはならないと思ったりしながら僕はビールを飲みながら駅弁を食べ始めた。
僕が綺麗な人といるといつも香織は悪ふざけする。僕のことを「パパ」とか言って僕を困らせる。新幹線の売店のレジにならんだ。前に並んでいる凄く可愛らしい人を見かけた。思わず見とれてしまった。
後ろから「パパ」って呼び声がした。「パパ!香織はコーラがいい!」「パパじゃないだろう」そう怒ったら、その女性が「若いパパなんですねって言われた」
本当に最悪だ。多分、母親の入れ知恵だと思う。
大学を卒業してから二年になる。家から会社まで近いこともあって実家で暮らしている。寝るのが趣味で居心地満点の家から出て暮らそうとか全く考えていない。
学生の時は結構遊んだ。いつも彼女はいた。ただ長続きした彼女もいないし結婚とかを考えたこともなかった。母親の口癖はいつも違う女の子とつき合ってどういうつもりだってよく言われていた。
新入社員の一年は滅茶苦茶忙しかったこともあって誰ともつき合ってなかった。母親が早く結婚しなさいと最近煩い。彼女がいるなら連れて来なさいと言われても今はいない。それならお見合いしなさいになる。全くそんな気はなかった。
両親と兄夫婦と姪っ子の五人家族で暮らしている。兄夫婦は中学の時の同級生で本当に仲がいい。義姉は僕の家庭教師をしてくれていた時期もあった。だから義姉のことは大好きだった。兄とは十二歳離れていることもあって両親は僕を甘やかしてしまったと後悔してるが口癖だった。
父親は国会議員で今回の選挙で長年秘書をしていた兄に地盤を譲って引退した。お疲れ様の旅行に一緒について来いということだった。それも夏休み中ずっとだ。
夏休みは十一連休もあるので両親と一緒に新潟とか信じられない。大学四年の冬休みに二年つき合っていた彼女とつまらない喧嘩が原因で別れてしまった。喧嘩の原因なんて覚えていない。仲直りしようとか、やり直そうと思ったりしていた時に変な噂を聞いた。
別れた彼女に新しい男が出来たって話し。同じ大学で結構美人だったからそういう噂は早く流れる。噂だけじゃなくて実際キャンパス内で手を繋いで歩いている彼女を見た時点で諦めたのが本音だ。
その後で驚くべきことが起こった。別れた彼女はたった一ヶ月で新しい彼氏と別れてしまった後に、僕にもう一度つき合わないかって言ってきた。真実を知らなかったら多分またつき合ったと思う。好きな気持ちは残っていたけど、どうしても許せなくて彼女の気持ちを受け入れなかった。未練はあった。でも、なんにも知らないふりをしてつき合えるほど僕は人間が出来ていない。
今でもそうだけど学生の時から車とバイクが趣味だった。新潟旅行に行く前に、むしゃくしゃしていたからバイクで湘南を流しに行った。城ケ島まで行って海岸で寝そべっていたらそのまま寝てしまったようだ。そろそろ帰ろうとした時だった。
「キャー」「助けてー」「誰かー」どうも男に追い掛けられているようだ。彼女は僕に気がついたようで僕に助けて下さいと懇願した。服が破けた状態で女の子が僕の方へ走ってくる。顔は涙で溢れているのが分かった。それと殴られたような頬。僕は小さい時から空手をやっていたこともあって喧嘩には自信があったけど相手は三人だった。彼女に岩陰に隠れているように指示して殴り合いになった。
相手はお酒を飲んでいたらしく数分で勝負はついた。ただ何発か顔と頭と背中を殴られたので流石にきつかった。警察に連絡するかを確認したら彼女は首を横に振った。
僕は自分の服を着せてバイクに乗った。彼女に家まで送っていくと言ったら、帰りたくないと言った。困ったし、心配になったから向かったのは自分の家。両親に相談することにした。正直、あばら骨が折れてる気もして痛かった。
「お母さん」僕が玄関前にバイクを止めてチャイムを押しながらそう言った。玄関にたどり着いたら安心して動けなくなったしまった。
「どうしたの」母が慌てて出てきた。彼女のことを説明して介抱して欲しいと頼んだ。彼女がシャワーを浴びた後に僕もシャワーを浴びた。リビングで彼女の顔を見た。暗がりでしか見なかった顔がはっきり僕の視線を釘付けにした。
「可愛い」心の中でそうつぶやいた。母と姉が彼女の気持ちを落ち着かせようと色々と話したこともあって笑顔になった。
どうも初めて参加した大学のクリスマス会、どうも合コンだったようで直ぐに帰ろうとしたらお酒を無理矢理飲まされて寝てしまったらしい。気がついたら凄く気持ちが悪くて車に乗せられているのが分かったらしい。六本木から城ケ島まで連れて来られたみたいで、急に服を破かれたから怖くて車から降りて一生懸命逃げていた時に僕を見つけたようだった。
「ありがとう」彼女が僕に泣きながら言った。実家が旅館をしているらしいこと。一人娘で色が白いくらいしか記憶に残っていないけど笑顔が可愛い女の子だった。
翌朝、彼女のことは兄夫婦が家まで送って行った。東京の親戚の家にお世話になっているらしく意外に家が近かったと記憶してる。
僕は母親に連れられて病院に行った。やっぱり折れてた。人助けは出来たけど代償は全治半年。それから毎週通院の日々が始まったのを覚えてる。
新潟駅に着いた。「蟹が食べたい」香織が電車の中で「蟹が食べたい」「蟹が食べたい」ってしつこかった。母は観光は後回しにして先に旅館に行って蟹でも食べようと言った。
とにかく母はご機嫌だった。その理由は旅館の玄関で分かった。旅館というようなレベルじゃなかった。滅茶苦茶でかい。それとなんか見覚えてあった。でも、よく思い出せない。
母とおかみらしい人が抱き合っていた。父と旅館の社長らしき人が僕の方を見て笑っている。「寛人君は随分大きくなったな」誰だろう。この人はって顔を僕はした。父は「無理もないな」「もう十五年振りくらいだからな」そう母と顔を見合わせて言った。
どうも祖父と先代の社長が親友同士で僕が小さい時に何回も訪れていたらしい。僕は全く覚えていなかった。
おかみさんが「すいません」「楓に約束を話したら出て行ってしまって連絡がつかない」「気を悪くないでください」「夕食の時間には必ず顔を出させますから」僕にはなんの話しがさっぱり分からなかった。
楓さんという一人娘がいるんだと後で聞いた。
夕食前に父を温泉に入っていた。僕は温泉が大好きだから今回の旅行もしぶしぶついてきていた。
「お前に言うのを忘れていたことがあった」「実は祖父とこの旅館の先代社長は親友でな」と父が切り出した。「親戚になるためにな」と言った。なんかここで嫌な予感がしてきた。
「お前と孫娘との結婚の約束をしたそうだ」「まあ許嫁だ」「お見合いみたいなもんだ」「楽しみだろう」そう父は言った。全然楽しくない。ふざけるなだ。どうせブスに決まってる。それに相手も彼氏とかいるから出て行ってんだと思った。無言の抵抗。この時点で男がいる。心に決めた人がいるって思った。まあ、こっちから断ることもないしよかったと思っていた。
僕は形だけ、「冗談じゃない」「お見合いさせるために連れて来たんだな」「ずるい」「帰る」そう言うと父は一言。「気に入らなければ断ればいい」「お前をあんなに可愛がってくれた祖父に悪いと思わんのか」
大好きだった祖父のことを言われると正直弱い。会うだけならと仕方なくと夕食に向かった。すると楓さんは戻って来ていなかったようで正直ほっとした。楓さんも許嫁がいたことを昨日の朝に父親から聞いたらしい。
忘れられない人がいる。小さい時の初恋の相手が忘れられないとか、私を守ってくれた人の気持ちを確認しないと他の人とはつき合えない。そんなことを置手紙に残して出て行ったそうだ。
食後に申し訳ないと家族全員で家の方に呼ばれた。楓さんの部屋も見せてもらった。小さい時の写真があった。写真たてに小さい時の写真は珍しいと思った。多分楓さんは五歳くらいだと思う。一緒に手を繋いでいる男の子を見て僕は大きな声をあげた。「お母さん」「写真に僕が写ってる」僕は意味が分からなかった。
その男の子が楓の初恋の男の子らしい。その男の子が寛人君とは内緒にしてたとか四人で話してた。楓にな。サプライズしたかったと笑ってた。赤い糸は繋がってたんだなって僕の両親と楓さんのご両親が話しをしていた。楓さんの初恋の人は僕だったんだ。小さい時に一緒に遊んで結婚の約束もしたらしい。僕は全く覚えていないけど彼女は僕と結婚の約束をしたことを今でも忘れていないようだった。それから彼女の戻ってくるまで五人で話しをしていてびっくりしたことがあった。
楓さんは初恋の男の子と学生の時に助けてくれた人との間で葛藤しているみたいだった。二人と会って確かめたいことがあると言って家を出て行ったらしい。東京に行くって・・・。
楓さんの父親に携帯が鳴った。楓さんの弟ご夫妻らしい。東京に住んでいるそうで、今回は楓さんのお見合いに立ち会う為の帰省だったみたいだ。その時母の携帯も鳴った。兄夫婦が旅館に着いたとう連絡だった。楓さんのお母さんがこっちに来るようにと迎えに行った。
少しして兄夫婦と楓さんの弟ご夫妻が合流した。その時お互いに面識があったことに気づいた。楓さんが大学四年の時に介抱をして朝親戚の家に送り届けたのが兄夫婦だった。その時に親戚の家に姉の楓さんと一緒にお世話になっていた弟さんとも会っていたらしい。
楓さんを守った男性も僕だ。初恋の男の子も僕だ。赤い糸はあるのかも知れないと僕は思い始めた。楓さんには連絡はつかないらしい。僕も楓さんもお見合いの写真は見なかった。見ていれば普通に会ったのかも知れない。僕はハイテンションだった姪っ子の香織を寝かせに行ったまま一緒に寝てしまった。
朝起きたら会社から緊急の連絡が入った。一度会社に行かないといけなくなった。僕は数日で戻れると思うと言って新幹線に飛び乗った。楓さんのご両親は楓さんが現れないので友樹が怒って帰るって言ったんじゃないかって心配してるって話しだった。
仕事は二日で終わった。新潟行きの切符はなかなか取れない。面倒だなって思い始めていた。僕が思ったのは初恋の人とか助けてくれた人を忘れられないは実は嘘で新潟でつき合ってる人がいて今一緒にいるんだと思うって母に言った。
その話しを楓さんのご両親にも話したそうで、楓さんのご両親も多分そんな気がするってことだった。だから僕は行かない。そう伝えた。僕に申し訳ないと言って欲しいとのことだった。
母に聞いたのは楓さんのご両親が僕のことを小さい時から気に入っていてくれたことや楓さんを助けたこと。それと祖父同士の約束。人柄も含めてご両親は大変乗り気だったらしい。それは親の勝手で楓さんは綺麗で可愛い人だ。新潟の彼氏がいる。そう思った。内心がっかりした。楓さんはいまだに音信普通らいし。
急に暇になったので近くのスーパー銭湯で岩盤浴に出掛けた。香織は凄く楽しくしたいたらしいけど両親と兄夫婦も肩透かしにあったみたいで予定を切り上げて帰ることにしたらしい。楓さんのご両親も弟ご夫妻も予定を切り上げて帰ることを申し訳なく思っているようだったらしい。母の気持ちとしては楓さんを見たら諦め切れなくなるからお先に失礼させて頂きますということで納得してもらった。
楓さんのご両親と弟ご夫婦の怒りは楓さんに向かったらしい。許嫁の話しは男がいるなら断ってもいい。ただ命の恩人がわざわざ来ているのにお礼も言わないで帰らせる。留守番電話に何度も宏樹君が来ているのを話したのに無視をした。そんな子に育てた覚えはない。恩を受けたご家族に対しての行動か。恥ずかしくて怒りに震えたとさらに留守番電話に入れたそうだ。
それから暫くして楓さんからお父さんの携帯に連絡が入った。お父さんは激怒。「どこに行ってるんだ」「自分のしたことが分かってるのか」「取り返しのつかないことをしたんだぞ」お父さんの怒りは収まらなかった。「二度と帰って来るな」そう叫んで電話を切ったそうだ。
その後の直ぐに楓さんからお母さんへ連絡が入った。「留守電を聞いたの」「知らなかったの」隣で聞いていたお父さんが電話を切れって怒鳴った。「先方は怒って帰った」「お前のような恩知らずな子を育てた覚えはない」「どこの馬の骨とも分からない男と勝手に結婚しろ」「死んだお父さんに会わせる顔がない」「お前と小さい時に一緒に遊んだ友樹君なんだぞ」「学生の時に命がけでお前を守ってくれた友樹君なんだぞ」「それを門前払いするとはな」「二度と帰ってくるな」滅多に怒らない父親の怒りは止まらなかった。
以前から、かなり僕のことを気に入ってくれていたそうだ。これで旅館は安泰だ。僕が来るのを凄く楽しみにしていたらしい。相手のご家族も気心が知れてる。身元も身分も保障出来る。まさに良縁。楓が気に入らないはずがない。そう楓をきちんと育てた。もう父親の有頂天ぶりは半端じゃなかったらしい。そう母から聞いた。楓さんは訳の分からないお父さんが決めた人とは一緒になりたくない。お見合いもしたくはない。だから幼馴染の家に隠れていたと説明をした。幼馴染は留守電も聞かない楓の代わりに留守電を聞いたそうだ。楓のことはなんでも知っていたから留守電を聞いて震えたそうだ。今すぐに電話して謝って家に帰りなって言われた。楓は留守電を聞いた後に急いでタクシーに乗った。
少しして楓さんが家に戻った。泣きながら土下座してご両親と弟ご夫妻の前で頭を下げて謝罪してる。楓さんとお父さんの間に弟ご夫妻が間に入ったけどお父さんは引かなかった。そして珍しくお母さんも怒っていた。「していいこととしちゃいけないことの区別は教えたつもり」「人間して最低のことをした」「許せない」「話しは聞かないから出て行きなさい」いつもは温厚な母も怒りで震えていた。
楓さんが「ごめんなさい」「ごめんさい」と何度も謝ったけどご両親は許さなかった。そのまま朝になったらしい。
僕は朝起きてテレビのリモコンのスイッチを押した。爆弾低気圧が北陸地方を襲って大雪だとニュースだ。僕は心配で四人の携帯に何度も連絡をしても繋がらない。もう帰って来てもおかしくない時間だ。調べたら新幹線は運休で飛行機も欠航してる。今何処にいるのか心配になって掛けたくなかったけど楓さんの旅館に連絡をした。電話に出たのはお父さんだった。家族と連絡が取れない。家にも戻って来ていない。そちらに戻ったりはしてないかを僕は確認した。お父さんはこちらの不手際が原因で帰られることになった。なんとしても探すので念の為友樹君の携帯番号を教えておいて欲しいとお父さんが言った。両親と兄の携帯番号は以前から知っていたようだった。
「寒い」母が言った。「旅館に戻れればよかったんだがな」父が母に申し訳なさそうに言った。空港で足止めされていた。香織の調子がおかしい。姉がおでこに手を当てたら凄い熱だ。四人は慌てて空港職員に話しをして救急車の手配をしてもらった。毛布は配られたけど寒かったんだと思う。温泉で大騒ぎした後で空港で身動きが取れない状況じゃ仕方がないと思う。
楓さんのご両親と弟夫妻も慌てていた。他の旅館やホテル。それと空港じゃないかって大騒ぎになった。本当に申し訳ない。空港なら知り合いの職員がいるから連絡をしてみようって話しになった。連絡をして大変なことが分かった。確かに五名のご家族は飛行機に乗るつもりで新潟空港に来たようだが大雪の為欠航。空港で足止め中にご家族の一人が高熱を出して救急車で救急病院に運ばれたという知らせだった。
四人はパニック状態になって今から病院に行く。病院を調べろというお父さんの大声が響き渡った。泣き過ぎてそのままの格好で疲れて寝てしまっていた楓がお父さんの大声と家の中が慌てていることで起きてしまった。
「どうしたの?」「なにかあったの?」楓が聞いた。父親が「なにがあったじゃない!」「お前のせいだ」「どんなことになっているのか分からない」「とにかく病院だ」父に弟が「病院が分かった」「新潟中央大学病院だ」「香織ちゃんが高熱で意識がないそうだ」「くそー」「なんてことだ」「なんて状況をつくってしまったんだ」父は呆然となって腰を落とした。
楓はなにがなんだかさっぱり分からなかった。「楓は来なくていい」と母が言った。父ももその方がいい。もしもの時に楓が戻って来たとかは言えないからだ。「楓は当分家に戻るな」「もしもの時には当分こちらに滞在してもらうことになる」「男の家にでも行ってろ」そう父に言われた。
「なにを言ってるの?」楓がそういうと「なにをじゃない」「今はお前の話しを聞いてる暇はない」母も「とにかく楓は当分の間家に戻ってはダメだからね」連絡があるまで家に帰れないような感じだった。
父が弟夫婦には家で待機して欲しい。東京の友樹君から連絡があるかも知れない。そう言った。楓が「友樹君」「友樹君は何処にいるの?」「友樹君に会いたい」そう言うと「楓の恩知らずにも呆れた」今はそんな話しを聞いてる暇はないと言って病院に向かった。家に待機した弟夫婦からすべてを聞いた。そして楓もすべてを話した。弟が言った。「お見合い写真はある」「これを見なかったの?」「なんで見なかったの!」「この写真を見ていればこんなことにはならなかった」その写真に写っているのは友樹君だった。子供の時の写真もお見合い写真も友樹君だ。そして学生の時に命懸けでお姉ちゃんを守ったのは友樹君なんだと弟は言った。楓は写真さえ見ていればこんな事態にはならなかった。もしかしたらパッピーエンドだった。「香織ちゃんが死にそうなのよ」弟嫁は泣き崩れた。楓も涙が溢れた。その時だった。電話が鳴った。電話に出たのは楓で電話を掛けたのは友樹だった。
~ 続く ~
若旦那にはなりたくない! 前田渉 @wataru1610
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