第19話
5月19日 鬼平没す
この日は
この日は有名昔の人物故の特異日かねえ。
世阿彌の父觀阿彌
(1384年) 数え52
戦国武将今川義元
(1560年) 数え42
室町幕府13代将軍足利義輝
(1565年) 数え30
戦国武将長宗我部元親
(1599年) 数え61
剣客宮本武藏
(1645年) 数え62
儒学者にして老中、新井白石
(1725年) 数え69
そして鬼平も。
なんか不思議。
5月19日 鬼平没す
1795年。
数え51才。
長谷川平蔵。
幕臣にして火附盗賊改役。
もともとは長谷川宣以(のりよし) 。
平蔵は家長継承名らしい。
若い頃は無頼で、遊興もすごかったらしいが、無頼なりにお役目一途。
出世も順調だった。
1774年(安永3年)31才
江戸城西の丸御書院番士~将軍世子の警護役~
1775年 西の丸仮御進物番~田沼意次への付け届けを受け取る?係(笑)~
1784年(天明4年)39才
西の丸御書院番御徒頭
1786年(天明6年)41才
御先手組弓頭~番方最高位~
火付盗賊改役は1787年(天明7年)42才から。
寛政の改革で人足寄場~犯罪者の更生施設~の建設を立案し、石川島人足寄場の設立などで功績。
ただ予算を老中に拒否られて(笑)、やむなく、
幕府から預かった資金を銭相場に投じて 資金を得た。←すごいな。
辣腕ともいえるけど、当時の道徳的には認められえないし現代でも、
役人が国家予算を相場投機で殖やすのは、道徳的にも法的にも認められはしない。
…。
でも辣腕だわね。
1789年(寛政元年)春。
関八州を荒らしまわっていた大盗、神道(真刀・神稲)徳次郎一味を一網打尽。
1971年(寛政3年)初夏。
江戸市中で強盗および婦女暴行を繰り返していた凶悪盗賊団の首領・葵小僧を逮捕、斬首。
一躍名をあげた。
池波正太郎の小説「鬼平犯科帳」とか、それを原作としたテレビドラマの主人公として知られてる平蔵。
実際の人物もおもしろそうだね。
火盗改8年間勤め上げ、御役御免認められた3ヵ月後に死去。
戒名は「海雲院殿光遠日耀居士」(かいうんいんでんこうえんにちようこじ)。
死の直前11代将軍・家斉からねんごろな労いの言葉を受け、高貴薬「瓊玉膏」(けいぎょくこう)を下賜されたそう。
駆け抜けたね。
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