第19話 0051/0000/0100/0001

101階層からスタート。


104階層で、あの謎の存在が見えた。

のっぺりした顔の、ナマケモノのような敵。

何となく分かる。

あれはヤツと同種だ。


遠ざかり、気配を消してやり過ごす。

関わってはいけない。

関わってはいけない。


・・・!

リヴィアが突如駆け出した。


戻れ!

思念を送るが、間に合わない。

リヴィアがナマケモノに斬りかかる。

ナマケモノの反撃の一撃、リヴィアが壁に叩きつけられる。


戻れ!

再度思念を送ると、こちらに逃げてくる。

扉をゲートに変え、逃げ込む。


追っては来ていないようだ・・・

リヴィアを見ると、レベルが半減している。

心は変わっていないように見える。

そもそも、心の欠片を入手した時も変化が分からないので、曖昧な物だが・・・


あれはダンジョンとは異なる何かだ。

あれに食べられたら、ダンジョン攻略では取り戻せない、そんな気がする。

あれは関わってはいけない何かだ。


104階層からスタート、110階層に到達する。

500日程かかっている。

時間の感覚は麻痺しているので、実際には違うかもしれない。


110階層は、城。

新しい仲間か?


敵は・・・魔族?

とは言え、あまり積極的な攻撃の意思はないようだ。

仲間に待機命令を出し、中央へ向かう。


そこには、背は低いし幼い顔立ちだが、出るところは出ている、そんな女の子がいた。

杭に磔にされている。

じっとこっちを見ている、そんな錯覚を覚える目つきだ。


異常がないか、触診をする。

少し体温が高いようだ。

汗ばんでもいる。

下の方も確認しようと手を動かし・・・


「・・・流石にそっちは恥ずかしいので止めて欲しい、かな」


少女が、懇願するように呟いた。


#################

IM:8,234,323,332→74,126,263,321

Lv:1444→1740

その他:

しゃべったあああ。

#################

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る