Day 2 バハマ・ナッソー

 2日目。

 最初の寄港地、ナッソーについた。この日は丸1日停泊し、夕方ごろに出港のスケジュール。

 各部屋に配られたスケジュール表、「パーソナルナビゲーター」を確認しつつ、バハマ観光の予定を立てる。

 朝食とランチは自由で、朝は3デッキの「ロイヤル・パレス」でパンケーキを食べた。




 早速バハマへ上陸すると、まずはターミナル近くのマーケットへ。

 ポストカードも売られており、ディズニークルーズの客船が写っていたものがあったので早速買った。

 街にはターミナルからトラムで出発。

 いくつか店を回り、Tシャツやらお土産類を買い込んだ。



 昼過ぎには船に戻って、午後は11デッキのプール(初日の出航パーティーの時には床板を閉めていた)でのんびりと過ごしつつ、ウォータースライダー「アクアダック・ウォーターコースター」に妹と乗った。

 この「ダック」が誰なのか、言うまでもないと思う。

 なにせ彼のお尻が煙突から突き出しているのだから。かわいい。


 そのスライダーは余りのスピードと勢いで、思わず胸の心配をしていた。

 ……いつも妹は浮き輪の後ろで私にしがみついているし、最後のゴールは水面に突っ込むんだし、仕方ないのだ。うん。

 それ以降は必ずラッシュガードを着込んでからスライダーへ向かうようにしていた。


 同じデッキにはピザを出している「ルイジズ・ピザ」という小さなカフェテリアがある。由来は「カーズ」登場するキャラクターから。

 私はここでおやつ代わりに2、3ピースほどチキンマヨを注文した。

 船での食事はアルコール以外全て料金込みなので、実質食べ放題。

 だからといって無理はしない。ディナーもあるので程々に楽しむのが吉である。


 夕方、部屋に戻るとベッドの上には真っ白なウサギがいた。

 恒例の「タオルアート」である。

 毎回驚かされているが、本当にすごいの一言に尽きる。もちろん、大事に写真を何枚か撮っておいた。

 正直使うのがもったいなくて、むしろお持ち帰りしたかった。


 今日のディナーは朝と同じ「ロイヤル・パレス」だった。

 メインディッシュの時、セバスチャンが聞いてきた。


 "お味はいかが?"


 もちろん、答えは1つに決まっている。


 "最高"


 その後、お母さんがたどたどしい(私も大概だけど)英語で、「美味しい」という日本語を彼に教えていた。


 食事を終えると、ロビーに鎮座しているドナルドの銅像前で、家族写真をまた1枚撮った。

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