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五人は、ミナトストアの駐車場の隅にこっそりと移動すると、変身を解いた。
「ふう…なんか、いつにも増して疲れましたわ」
翠は肩をこきこきと鳴らした。
「おそらく、怪人に奪われた力が、まだ戻っていないのだと思います」
由布が言った。
遥は、うーんと背伸びをした。
「それにしても…怪人のバケツが壊れてくれて、助かったわね」
「なんか気になるなあ。スクールウェーブを吸収しても壊れなかったようなバケツが、なんであのぐらいのエネルギーぐらいで壊れたんだろう…」
四人は首をかしげて考えこんだが、燕が、そんな辛気臭い四人の背中を順々に叩いた。
「いいじゃない、かったんだから! ね、それより、クレープたべよ?」
「わかったわかった」
桜は苦笑した。
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