再開の約束

漆塗り

約束

2017年10月12日…パークは悲しみに包まれた…

フンボルトペンギン グレープ君死去


「…グレープ君…」

「プリンセス…お前がこんな調子じゃダメだろ…一番悲しんでるのは…」

「わかってるわよ…だけど」

「フルルはどうした?」

「フルルさんならさっき…海へ…マーゲイさんが追いかけていきました」


ザザー……

フルルは浜辺に座りじゃぱりまんを食べている…その横にはもう1つじゃぱりまんが置かれていた

「やっぱりここに居ましたかフルルさん…」

「あ、マーゲイだーおはよーこのじゃぱりまんなんかしょっぱいねー」

「フルルさんは相変わらずマイペースですね…悲しくないんですか?」

「なんでー?グレープ君ならフルルの心の中で笑ってるから悲しくなんかないよー」

「フルルさん…」

フルルは笑っていたが次第に…目から…

「あ、あれ?どうしたんだろ?悲しくなんか…なんか…」

「フルルさん今は私しかいませんから思い切り泣いていいんですよ…」

フルルはマーゲイに飛び込んだ

「うぅ…ぐすっ…どうして…どうして…」

マーゲイは黙ってフルルの背中をさする

「マーゲイ…歌ってどうやったら作れるのかな…フルル…グレープ君に歌を作りたいの」

「それでしたらお任せください!このマーゲイが一緒に作ります!」


こうしてフルルとマーゲイの曲作りが始まった

次第にそれはPPPメンバーに伝わり全員で曲を作り始めた

「こうしたらどうかしら?」

「ダメだダメだ!ロックが足りねーぜ」

「いやロックはいらないだろ…」

「初めて会った時の事を書いたらどうですか?確か海で会ったんですよね?」

「そうなのあの時のじゃぱりまんしょっぱかったー」


そして…

「出来たー!ありがとみんなー」

…やくそくのうた…

「でもそれどうするの?」

「グレープ君のお別れ会の時に歌うのー」

「でしたら!伴奏は私にお任せください!」


お別れ会当日…

ついにフルルが歌う時が来た…

「グレープ君今までありがとう…」


フルルは歌い始める…


こころのなかのきみはー



そして…


そばにいてねこれからもー


「グレープ君…これからもよろしくね…」


パァーン!

突然山からサンドスターが噴き出し…

グレープ君が眠っている場所に…


「うーん…ここは?」


「また会えたね…」



終わり


あとがき

やっぱり漆塗りが書くとクソになりますな





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再開の約束 漆塗り @urushi_0519

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