【81万PV】すりいすたあず~ガチャで☆3確定って固有スキルじゃなくてただの呪いだよね~

赤里キツネ

第1話 ちゅーとりある

俺の朝は、スマホを触り、各種ログインボーナスをリレーする所から始まる。

あるゲームは、一時期はまっていて、まだ消していないゲーム。

あるゲームは、流行っているので入れて、ログインボーナスや無料ガチャだけやっているゲーム。

あるゲームは、これから始める予定でとりあえずログインだけしているゲーム。

そしてあるゲームは、今真剣にプレイしているゲーム・・・


ソーシャルゲーム、それは現代における病・・・そう言う人もいるが。

俺にとっては、それは人生だ。

総計20個にも及ぶゲーム・・・ある物は人生の歴史であり、ある物は人生の未来であり・・・


そう、俺は今、朝の儀式を始め・・・


「ようやく起きましたか?」


目の前を、妖精が・・・飛んでいる・・・

と言うか、ここはどこだ。

布団じゃ・・・ない・・・?


「初めまして、ご主人様。私はチュートリアルフェアリーです」


「・・・初めまし・・・て?」


「おめでとうございます。ご主人様は栄えあるモニターに選ばれました。この世界にようこそおいで下さいました」


・・・どう言うことだ?

モニター・・・?

と言う事は・・・


「えっと・・・つまり、これはVR的な・・・?」


チュートリアルフェアリーは、ふるふる、と首を振り、


「いえいえ、この世界はRですよ。貴方は生きていて、これは最新技術で・・・みたいな事は一切有りません。貴方はちゃんと本体ごと召喚されています」


・・・え、召喚?


「えっと・・・つまり?」


「・・・?理解できませんか?私のご主人様は随分残念なのですね。おめでとうございます。貴方はこの世界に召喚されました。今から最強を目指して下さい」


・・・つまり、よく分からないが異世界召喚されてどうこうってあれで・・・あとゲームの世界・・・っぽい感じで・・・


「・・・分かった、で、俺は何をすればいい?」


「ご主人様は、サモナーとしての能力を与えられています。端末を操作して、能力を確認して下さい」


端末・・・あ、スマホがある。

自分が使っていた機種ではない。

当然、ログインすべきゲーム群は入っていない。

ストアも入っていないようだ。

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