我の1980 完結篇

kico

第1話

続 我の1980


学校をさぼり行き先は空き地の小屋

アーティストの沢山のLPから従兄弟に頼み録音してもらいその中から又選び出す

他には邦楽のアイドルやニューミュージックシンガーがある

普通の中学生の嗜好の音楽だろう


小説を読みだす、アップルサイダーというのが出てくる

当時の私には何処か異国を思わせた

未だに飲んだ事もない


亜米利加のカフェレストランやスーパーマーケットに置いてありそうな

今なら探せば売ってそうだ

今度飲んでみよう


いつも何処か乾いたこの作家の世界観が好きだった

男の子みたいだと言うだろう

私はこの中に出てくる異性に憧れた


音楽カセットテープに、当時のFMステーションの付録をを使っていた

お昼のサイレンが鳴るとお弁当の時間

作ってくれる親に後ろめたさを感じながら食べる

近所の人の目も気になりだした頃にボイコットは終わりにした

青春真っ只中

懐かしくて 悲しくて 寂しくて

弱くて 切ない


我の1980

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我の1980 完結篇 kico @kiond

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