「お見合い結婚しました―しばらくはセックスレスという約束で！」は2018年８月25日に投稿を開始しました。全30話、約66,000字の中編作品です。

ラブストーリーをずっと書いてきていますが、見合い結婚をテーマにしたラブストーリーを書いてみたいと思っていました。出会ってから約６か月のストーリーです。気心を通わせるにはこのくらいは必要かと思いました。

書き上げるのに２か月半かかりました。これまでの最長です。ネタがつきかけていますので、段々書き上げるのに時間がかかるようになってきました。投稿後も加筆した箇所が多々あります。

タイトルのネーミングが気に入っています。読んでみたいと思われるネーミングになりました。WEB小説ではネーミングが大切です。小説の顔ですから。

この作品は、私がラブストーリーを書くようになった原点「逃げるは恥だが役に立つ」の主人公とヒロインが逆の立場、すなわち、主人公がヒロインのかたくなな心を開かせるために一生懸命に奮闘するストーリー展開になっています。

そしてついに主人公はヒロインの心を癒すことができるのですが、反対に自分は癒されていないことに気づいて、癒されるとはどういうことなのかを考える話になっています。

ただ、ストーリー展開は従来と同じで「不幸な女の子を助けて妻にして幸せにする」のラブストーリーのパターンを踏襲しています。

例によって、主人公は食品会社に勤めています。そして「嫁にするなら訳あり地味子に限る！」の主人公と同期であることでリンクしました。ストーリーに広がりが出るかと思いました。安易にリンクすると作品間でつじつまが合わなくおそれがありますので、慎重にしています。

この作品で、なぜ結婚するのか、相手に何を求めているのかについて、書いてみたいと思いました。セックスを中心に据えたのは、それが結婚の本質と思ったからです。

また、見合い結婚を対象にすることで、恋愛の前提条件、心が通じ合えばそれでいいのか？純愛だけで結婚は成り立つのか？身体だけの関係でも気心が通い合うのか？セックスの満足感、充実感ってなんだろう？癒し、癒される関係とは？などが見えてくるのではと思ったからです。

書き上げてみると、これまで書いて来たラブストーリーの総括的な作品になったと思っています。

この作品の第１話から第２話へのリピート率は６７%（238/357）、第1話から最終話への読了率は８７%（312/357）、フォロワーの読み専さん率８５％（17/20)です（2019.10.8時点）。

なお、この作品は「エブリスタ」「カクヨム」「小説家になろう」に同時投稿しました。各サイトの読者の皆様の評価を「初心者ライターのひとりごと」の「エブリスタ」「カクヨム」「小説家になろう」に同時投稿して分かったこと　にまとめした。

追記　映像化するなら、ヒロインは「星野真理」さんが良いと思います（2022.3.21)。

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