生さえ、死さえ
闇夜にうごめく
人生なんぞを嘲笑し 絶滅なんぞを畏怖せずに
奴隷のごとくに
生かされもせず 生きているか、と
残忍きわまる魍魎たちと 悲劇の地球を
文明なんぞを罵倒して 繁栄なんぞを憧憬せずに
悪魔のごとくに
殺されもせず 死するがよい、と
おお、神さえも
憎悪と
幾億年の生涯でさえ 生きることさえできぬのか
そう、人生の
微粒子ほどの幸福を むさぼり
生きることさえできないものに 死することなどできるのか
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