エスセティック・スウィート・ノベル作家の息子
天界 聖夜
第1巻 1章 女性恐怖症だけどド変態な少年とエッチなことが大好きな金髪美少女
第1話 俺が最初に覚えた言葉は『おっぱい』だった。
『龍一視点』
エスセティック・スウィート・ノベルという言葉を耳にしたことがあるだろうか。
一言で説明するなら、エッチな小説のことだ。
俺が一番好きなジャンルである。
そのなかでも特に好きなのが『冴えない高校生男子が金髪ロリ巨乳美少女たちとイチャイチャする話』だ。
父の名前は、
母の名前は、
俺の名前は
俺も妹も官能小説を書いている。
なぜ、こんな話をいきなりするかと言うと……俺が産まれた家は、先祖代々『ブルマ仮面』という同じペンネームを使い『官能小説』を書いてきたからだ。
ハイハイを覚えるよりも先に『官能小説のいろは』を叩き込まれた。
俗に言う英才教育というヤツだ。
最初に覚えた言葉も『おっぱい』だった。
家にあった大量の官能小説を読み漁り、本格的に官能小説を書き始めたのは、わずか5歳のときだった。
『ブルマ仮面』というペンネームを使い『自分の作品』を発表したこともある。
そして、世の中には『その人の人生を変える一言』というものが存在する。
俺にとってのそれは、不純物が一切混じっていない純度100%の金塊のような鮮やかな髪をした少女に言われた一言だった。
この比喩では、彼女の魅力がイマイチ伝わらないかもしれないけど……トニカク、日本人離れしたとてつもなくカワイイ女の子だった。
服装は白磁の肌よりも『白いワンピース』に『白いスニーカー』。
あとは『黒い日傘』を差していたのが印象的だった。
「
言われた場所は『公園』で、歳は俺と同じ9歳の女のコだった。
言った方からしたら、何気ない言葉だったのだろうが。
その瞬間、目指す方向性が決まったのだ。
俺は必ず、世界で最も有名なおっぱい作家になる。
お金持ちになればきっと彼女も俺と結婚してくれるはずだ。
それからというものは、幼女から老婆、貧乳から爆乳まで、様々なおっぱいを触りまくった。
もちろん、座学の方もおろそかにはしていない。
おっぱいについて、書かれている本は、手当たりしだいに読み
グラビアアイドルの写真集に、おっぱいをテーマにして描かれた漫画やラノベ、アニメ、テレビゲーム、エロゲーやネトゲ―など、ありとあらゆるモノに目を通した。
知れば、知るほど『おっぱい』のとりこになっていった。
おっぱいに対する探究心は、止まる所を知らなかった。
おかげで俺は、どこに出しても恥ずかしくない『ドスケベな男子高校生』になってしまった。
そんな俺につけられたあだ名は『
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