第25話 ふたりぼっち
『ふたりぼっち』
突然に降り出した雨
僕達は行き場を失う
聳え立つビルの窓から
七色の傘の行方を追った
記憶の片隅にぶらさがった
モノクロームの残像に
癒されては、また足掻いた
成り行きに身を任せて
懸命に笑った
物陰に隠れて
ふたりで遊ぼう
何を言っても仕方ないなんて
考えるだけ無駄じゃないか
当たり前に笑おうと
天空に指を差した
君の言葉は溶けてしまった
裏腹に僕は叫ぶよ
強くありたいと願って
夜はまだ長く続く
君が眠るまで一緒さ
夜空に頬杖をついて
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます