R3.5.30『あ、安部礼司』の感想

安部礼司は移住を決意する。しかし移住先は電波もない、という

夢を見た。それは最近見た映画、ノマドランドとミナリの影響を受けた。


そんな夢を見た朝、安部礼司は自転車出勤をするのだった。いかした四角いビジネスバックを背負って多摩川沿いから神保町まで2時間かけて出勤した。

⇒そんなにかかるんかな。



神保町の専大前交差点前の十勝ハーブ牛焼肉店「MONMON」でランチ安部礼司一行。ホルモンはぷりぷりの方が裏。先に皮の方を焼いたのち、ぷりぷりのほうをちょっと炙るだけでOK,とのこと。

⇒ホルモンのタイミングってわかんないよなー、と思ってたんだよね。これは使える。



大日本ゼネラルにはテレワークがいまいち浸透していない。営業は毎日出社している。

⇒職種によって向き不向きがあるよねテレワークは。


トーキョーFMのスカイロケットカンパニーのサラリーマンアンケートによると、リモートワーク中に他の仕事をしていたことがある⇒「36.4%」とのこと。

もっといると思った、との姫ちゃん。

⇒本当だよ。半数以上いるかと思った。



テレワークと煮込み料理は相性がいい。会議中煮込むことができる。


ユウちゃんが姫ちゃんに、顔が明るくなった・健やかになった、と声を掛ける。そんなとき、ユウちゃんは思いだす。


古代エジプトで3人の男たちが必死に井戸を掘っていた。3人にそれぞれ声を掛けると、こう返してきた。

A「井戸を掘っている」

B「これで金を稼いでる」

C「この砂漠で誰もが暮らすことができるように水を捜している」

働くという行為は、どの答えでも良いが、Cの答えが一番健やかな気がする、と言って去っていったユウちゃん。



部長さんが安部礼司に話す。

元同期で、小説家になると辞めた男が、時間はかかったが最近賞を取って、本を出すという。それを聞いて部長さんは心がざわついていた。

自分の人生を振り返ると後悔があふれた。同期みたいにさっさと辞めていればもしくは・・・と。

そしてふと思った。

働き方とは自分が選んだもの。周りの影響はあるものの結局、自分で選んだ道なのだ。明白な事実はひとつだけ――人生は一回きり、ということ。

⇒最近読んだ小説「ベロニカは死ぬことにした」がまさにこのテーマを扱っていたんで、ストンと胸に落ちる。しかしそれで変心するのかと言えばまた別の話。人生は難しい。


ちなみに姫ちゃんは、花火の思い出といえば赤いフンドシ集団を思い出すという。

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