R2.9.20『あ、安部礼司』の感想

富士山に例えたら9合目までたどり着いた飯野っす君。

若手が立ち上げた企画の監督役を頼まれて疲れていた。若手を見ていると、自分でやったほうが早いよ、とモドカシく思い、手を出さないことの大変さを知った。ちなみに若手のリーダーは出向王子。


そんな飯野っす君が席に戻ると、PCのディスプレイの隅っこにちっこく座っていたのは。飯野っす君の心のなかにいる心配の種が現れた。ちょっとの気がかりがどんどん大きくなっていく。それが心配。


リモートで会社に来ない出向王子。それで企画が成功したらチヤホヤされるのは出向王子だし、もし失敗して責任を取らされるのは監督の飯野っす君。しかも成功したら出向王子にお株を取らされるかもしれない・・・と考えれば考えるほど心配が尽きない。



そんな心配性な飯野っす君が最近変だな、と安部礼司が姫ちゃんに尋ねる。姫ちゃん(えっさ)も同じく(ほいさ)思っていたが、なにやら忙しい(えっさほいさ)。


姫ちゃんはヒットトレーニングをしていた。それは20秒の全力運動と10秒のインターバルを繰り返す高負荷の運動のこと。それとは別に筋トレもしている姫ちゃん。だって筋肉は裏切らないから。自分自身にすら裏切られるが筋肉はいつでもそこにいる。だからたまには自分に負荷をかけることも大事。



さらにオモヤマちゃんはデスクでテントを広げていた。2020年リモートワークで

多くの人を悩ませているのは、自宅の中でどうやってパーソナルスペースを用意するか。それを解決したのが室内用テントのM302T。(130cm×130cm×160cm)のサイコロ状で7,980円。これならどこでもパーソナルスペースが設けられる。


⇒確かに会社のひとに聞くと、部屋がないってよく言ってた。クーラーの付いてない部屋しかなかったから夏場はメチャクチャ暑かったって言ってたな。


リモートが急激に浸透した2020年。わざわざ会社に行って会社の人と絡むのがちょっと面倒になりだしていた。

出向王子もリモートは大変だと感じていた。リモートだと同じ方向を見ているような気がせず、みんなバラバラに見ている気がしていた。


⇒どうでもいいけど出向王子の「リモート」が「妹」に聞こえた。


そんななか出向王子は、オンライン黙々会をしようと提案する。

一人で黙々と作業できない人たちが、オンラインで映して黙々と作業をすること。図書館やカフェで作業することのオンライン版。


⇒中高生とかは普通に受験勉強でやってるとも聞くし、スタバとかに一人でいる人のほとんどの目的が、一人だと作業できないからだよな。ビジネスにできそう。すでにあるかもね。

 しかしこうやってトラフィックは増え続けるんだろうな。



順調に企画が進んでいるかのように見えたが、先方の「会食をしなくていい」を聞きまちがえて大人数の会食を企画してしまう。このご時世になにを考えているのかと大激怒した。

そのお詫びに向かう出向王子たち。オモヤマちゃんはお詫びを兼ねて、スリランカスタイルのお弁当「ランプライス」を手渡す。これは今春、神保町にオープンしたスリランカ料理『タップロボーン』で味わうことができる。御飯とおかずをバナナの葉っぱでくるんで蒸したランプライス。スリランカのお弁当のようなもの。

世界で一番早く外交を結んだスリランカは、北海道ほどの国土で8つの世界遺産がある。


⇒画像見た限りだとすごい旨そう。しかし客先に大人数で謝りに行くのもどうかと。


オモヤマちゃんはこのランプライスをダシにする。バナナの葉っぱという会社にくるまれた色とりどりの食材(人材)が混ざり合うことで、新しい美味しさが生まれる。とかなんとか。これに納得した取引先。一件落着。



そんな姫ちゃんの心配事

(表向き)明日の天気

(本音)周りの人が婚期を心配しているが自分がそんなに心配していないのが心配


最後は「Sunday2010/TOKYO No1 SOUL SET」でお別れ。

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