R元.5.5『あ、安部礼司』の感想

令和元年最初の阿部礼司は、カセットガチャ音からの、阿部礼司が昔聞いていたラジオ風に洋楽が流れる。まるで番組を間違えたような、DJ赤坂の心地よいボイスで始まった。え? え? え? これって更なるリニューアルなの? リニューアルして1周年して、またリニューアルしたの? 今回だけだよね? ね?

番組は3話構成でなくA面、B面の二部構成。


【A面】

10連休の阿部礼司は徹底的に外に出ないで部屋にこもる。混んでるところが好きじゃない阿部礼司はずっと部屋にいるのだが、家族から疎まれてしまう。

年末の忘年会で手に入れた年末ジャンボの宝くじをスマホで確認すると、なんと一万円が当たっていた。しかしこの一万円でなにをすればいいのか悩んでしまう阿部礼司。

家族4人で山分けだと一人分の分け前が少なくなることを恐れた阿部礼司だったが、鼻をゴシゴシする仕草でユウちゃんにバレてしまう。その後、子どもにもバレてしまう。その後、阿部礼司の3人で家族会議を実施した結果、パパの枕を買いにいくという結論に達した。


→CM明けまでA面の残り(Cパート?)があるのは、ちょっとリズムが悪いなあ。



【B面】

10連休後の出社日した大日本ゼネラル。部長は出社してきた阿部礼司たちをハグする。それは五月病や、四月末に辞めてしまった新人社員がいたことを気にしていたのかも、と考える。そのあといろいろあって、まあ一応HEで終わる。


→夢があるから、と入社一ヶ月で辞める若者は、現実とぶつかることで夢が自分のなかで現実化したのかな。それは「こんなことしたくないから辞める」的よりも「こういう仕事の感覚で夢も追えばいいのか」と夢を追うコツを掴んだのかな、とも。



【ラスト】

暇なユウちゃんは、ラジオを聞くことしかないと言ってDJ赤坂のラジオを聞く。赤坂さんのユウちゃんに対する、すばらしい(いけない)質問がすばらしかった。

あと、番組のホームページでサラリーマン実態調査が始まる。


→ラジオドラマよりも最後が一番面白いってどうなのかしらん。それくらい今回の脚本はマズかったなあ。。。


→今回限りのコラボで来週からは通常だそうです(前回のラジオを最後まで聞いてたら分かってたのかも)。ああビックリした。リニューアルもちょうど一年前だったから、もうサジ投げたのかと思った。



余談だけど、テレ東の美術番組で「美の巨人」てのがあるけど、あれもナレーションを変えてみたりしてちょっとづつリニューアルをして、ちょっとづつ視聴者が離れている気がするんだよねえ。今じゃ芸能人に旅させてみたりしてるし。視たいのは美術品に対する技巧や作家のエピソードであって、美術品にたいする芸能人の感想なんかじゃないのに。。


答えのない問題に対する正解ってのはセンスの寄与率が高いけど(それ以上に運もだが)、安直な答えをもってきちゃうのは、きっと、本気で考えていない、ってのもあるのかも。仕事は仕事、休みは休みで、オンオフスイッチがバカになっていない人が作っているとしたら、おそらく。。。


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