「自分の好きなのって、よく分からないから。リヴェルの好きなものが食べてみたい」
ステラさん、それは地味に殺し文句です。リヴェルはそう思ってないけど。
――なんて、ステラにツッコミを入れたくなるような、余裕のあった雰囲気が、エルスターの視線で一気に緊張しました。
……今まで忘れていたけれど、「エルスターは、ステラに告白して光の速さで逃げている」でしたよね。
けど、それは、クラリスの弁。
……金魚の件もあるし、クラリスはなにか知っていそうですね。クラリスもまた、王族に連なる、あるいはそれに近い何かがありそうです。
(ぼそっと、勝手な予測。
かつて、その当時の王様が魔法使いと添い遂げたことがあるのかな……?)
マリアも、なーんか気にかかります。
「へー、遂にリヴェルもウィルに会ったのねー。クラリスも会ったことがあったんだっけ?」
この台詞からすると、マリアもウィル(王様!!)と面識があって、「敬語はダメ」と言われている感じなんですよね。でも、マリアのことだから、エルスターからウィルの話を聞いていて、会ったことがなくても友達のように話せるのかなーとも考えられます。
マリアの台詞といえば、本当に些細なことなのですが、
「はーあ。どこかに顔が良くて背が高くて優しくて包容力もあってお金もあって自分一人だけ見てくれる誠実で素直な男性はいないものかしらねー」
この台詞の「自分」のところは「私」のほうが、なんか自然かなと思いました。(なんとなく、そう思っただけのことで、それほど気にすることでもないかも)
分かりそうで分からない、謎に包まれて、うずうずするエピソードでした。
早くこのエピソードの真相を知りたいです。
作者からの返信
ステラは、分かっていないからこその殺し文句がぼんぼん出てきそうですね(笑)。
そして、リヴェルは鈍感すぎる故に殺し文句だと分かっていませんね……!
クラリスにぐさりと刺されるくらいに鈍感なのは、どうにかならないかと書いていて思います。
そうです。エルスターは、光の速さで逃げたと言われていたのです。
クラリスもマリアも怪しくなってきて、さあ大変。……書く側が(汗)。
色々想像を巡らせて頂けて何よりです!
書いた方としては、書いて良かったと思います。
ウィルに関しては神出鬼没なので、誰にでも会っていそうな気もしますし、会うのをコントロールしていそうな気もしますね!
というより、彼は興味がある人にしか会わなさそうな気がしなくもないです。
マリアの台詞に関しては、なるほど、一理ある、と思いました。
ちょっと検討してみますね!
物語としては、自分としても早く謎を明かしたいです(笑)。
あともう少しで一度転機が訪れるはず!です。
なので、もう少しだけもだもだして頂ければ、と思います。
エルスターvsステラの構図が…二人の間に並々ならぬ因縁があるのは分かりつつも…リヴェル君を巡って争っているようにしか見えない…邪推をしてしまいました…(突然の懺悔
そして、あえてステラとお茶をしようという考えに至ったクラリスの勇気に拍手!(クラリス的には最早、お茶会というより決闘のような気持ちなのかもしれませんが苦笑
作者からの返信
な、なるほど……!
二人がリヴェルを巡って争っている……!
「俺のために争わないでくれ」が、リヴェルは言えるわけですね(違う)。
いえ、邪推して下さって嬉しいです(?)。ありがとうございます(笑)。
クラリス、頑張りました!
そうです、もう彼女にとっては決闘でしかありません。
マリアは応援しながら見守るだけの様です。友人とは素敵なものです(?)。