拝啓 未来のボクへ
拝啓 未来のボクへ
よく学校の授業である未来の自分に手紙を書こうってやつで書いてます。
元気で暮らしていますか?
これを見るときは30歳ですね、結婚とかして子供とか生まれているのかなぁ?
いまは彼女いないけど、かわいいお嫁さんを見つけてください。
あと仕事とかは何してますか?
個人的には車が好きだからかっこいい車を開発したりする仕事がいいな
でも料理も好きだし、コックでもいいかも!
いま、隣のナオキが「俺は絶対警察官になる!!」と宣言してました。
きっと大人になってもこいつとは仲良くできているとおもうからその答え合わせを
してください。
あと、ミオちゃんは30になってもきれいですか?
もし未来のボクが勇気を出して声をかけられていたなら、がんばって奥さんにしてね。
先生が渡してくれた紙は100年くらい持つ紙なんだってさ、これを最新のタイムカプセルに詰めて校庭に埋めるみたい。
なんでも熱とか衝撃にすごく強いんだってさ。
なんでそんな強いのに入れるのかわかんないけど、何度聞いても先生は答えてくれません。
ぜひ未来でその理由をきいてみてください。
最後に、今いる友達はみんな最高の仲間です。
絶対みんな大切にしてくれよな。
それじゃあ、未来のボク、がんばれよ。
過去のボクより。
「こんなものが出てきたぜ。」
「なんだこりゃ?」
「どうやら爆発物ではないらしい」
「しかし、よく残ってたよな。一応母船に持ち帰ろう」
「ああ、そうしよう、それにしてもここがあの青い星とはな」
「仕方ないさ、いまや死の星なんだし、俺らの爺さんが宇宙に逃げなきゃこのカプセルみたいになってただろうしよ」
「ちがいねぇ、さ、とりあえずさっきからガイガーカウンターが鳴りっぱなしだ、早いとこ戻ろう」
カプセルは眠り続ける。
まだ見ぬ未来のボク宛に。
短編詰め合わせ またたび @uksndayo
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。短編詰め合わせの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます