4月21日 蒼天にひるがえる鯉のぼり

 屋根より高い。

 雪車町地蔵だ。

 そんなことはない。


 もうこの季節になると、あっちこっちで鯉のぼりが泳いでいる。

 ……いや、本当の話だ。

 5月になる前から、めでたいと言うことで大量の鯉のぼりが泳いでいるものなのだ。

 あと、旗がめっちゃ飾られる。

 相撲でもやってるのか? みたいな感じになる。


 それはともかく、こどもの無病息災を願い、成長を祝う儀式は全国共通のものだ。

 子は国の宝というように、次世代なくして国は継続し得ない。

 教育にお金を入れろと識者のかたがいう理由も、この辺だろう。

 明日を作るのは、いつだって若者なのである。


 この雑記も、あと七回ほどで終了する。

 錦を飾るほどことでもないし、祝うようなことでも、逆に悲しむようなことでもない。

 ひとつが終わって、またどこかでなにかがはじまるという、当たり前のことがあるだけだ。


 この雑記を書くことで、私は多くのことを得た。

 それは間違いなく、次に引き継がれていくことだろう。

 たとえばそう、親が子に教えるがごとし、だ。


 いやいや、こういう話をするには少し早いか。

 うん、なので。

 本日は、以上!



(ここから毎日回想とか総括する展開はやめろ)

(さすがにやりませんよ。でも、ほら、こういう話を挟んでおかないと、どうせ終盤はくだらない話しかしないので……)

(……因果なものよ)

(全くです。それでは、アデュー!)

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