3月16日 ニコラ・テスラであることは難しい

 ゼリービーンズをやろう、励めよ。

 雪車町地蔵だ。


 何かの先駆者であるということは、非常に難しい。

 たとえば稀有なアイディアがあったとして、それを活かすことができなければ、より優れたものがあとから追い抜いていくだろう。

 水戸黄門のOPみたいな感じだ。

 かといって、焦って公開を急げば、それは画竜点睛を欠き、宜しくない結末を迎えるかもしれない。

 むずかしい。


 じゃあどうするかっていうと、私のような凡人は模倣と改善に取り組むのである。

 先駆者、開拓者をニコラ・テスラとするならば、同じ才人でもトーマス・エジソンを目指そうというわけである。

 特許関連の訴訟? 後年までのわだかまり? なんのことやら……


 先鋭的なものを誰でも扱えるようにして、大量に生み出す。

 ワンオフと量産。

 この差は大きいが、どちらも秀でたものであることには変わらない。

 結果さえ伴えば、過程などたいした意味は持たないと言ってもいいかもしれない。

 いや、さすがにそれは過言かもしれないが。

 それでも、まあ頑張ってみるのは、悪いことじゃないんじゃないかなぁと、そう思うそりまちなのだった。


 以上!



(問題はおまえに、メンロパークの魔術師に成る程傑出した才覚があるかどうかだが)

(ないものは他をすりつぶして補うしかないでしょう。なに、どうせ一度の人生です。いけるとこまで行きますよ。それでは、アデュー!)

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る