3月10日 いまさらながら東離劍遊紀を軽率に推していく

 これ、そこな読者諸氏。まさかこの雑記を読み飛ばすつもりではあるまいな?

 雪車町地蔵だ。


 読者諸氏は人形劇を知っているだろうか?

 そう、古くはひょっこりひょうたん島に代表されるあれだ。

 お隣台湾には、布袋戲ぷーたいしーと呼ばれる国民的人形劇がある。

 これがだいたい、70センチほどの人形を用いた劇なのだが……クオリティーが異常極まる。


 たとえば、手の指が一本一本ぜんぶ曲がる。

 手元の操作だけで表情に変化をつける。

 本当に歩いているように見える。

 首を動かしながら両手を振り回し、両手の指であやとりじみた糸の操作を行う、などなど。

 ちょっと尋常ではない演目が展開される。


 あくまでこれはその場で見た場合の話なのだが、これがTV放映版ともなるとCGや背景セット、血糊、粉塵などが相まって、もう普通のアニメより良く動くなんかよくわからないものとかす。


 そんな布袋戲と、日本がタッグを組んでお送りする武侠劇こそ、Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀 である。


 人形の操演がヤバいことは前述した通りなのだが、脚本をまどか☆マギカや楽園追放で有名な虚淵玄が全面的に担当しており、目まぐるしいほどの展開を見せる。

 一時でも気を抜けば、あっという間に我々は物語に騙されてしまうのだ。


 百聞は一見に如かずというが、実際その通りで、よければPVをちょっと見てみてほしい。

 頭が悪い(誉め言葉)。

 なんで?

 なんでそんな動いてるの?

 時代劇より殺陣がうまいんだけど何それ?

 というか、本当に人形? 役者さんじゃないの?????


 という感想が出てくること必死の内容となっている。


 まあ、やばいクオリティーなので、未見の方はぜひこの機会に視聴してみてほしい。

 いやほんと、ちょっと常軌を逸しているから。



(主人公が諏訪部順一で? 相棒役が鳥海浩輔?)

(ほか豪華声優陣が熱演してますね。刀剣乱舞とコラボしたこともあります)

(なにそれ……)

(まあ、やばいんですよ。それでは、アデュー!)

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