12月28日 冬のある日

 冬のある日、言葉のない、手紙がぼくに届く。

 どーも、雪車町地蔵だ。


 ちらちらと空から、白いものが降り始めた。

 どうやら雨は、夕方過ぎに変わるものらしい。


 雪。

 私の方では、この冬はじめての雪である。


 自然界からの、一層冷え込むというお便りが届いたのだ。

 どおりで眠いわけだぜぇ……


 寒さをこらえつつコメを研ぎ、コロッケを揚げ、キャベツを刻む。


 この寒空、帰ってくる冷え切ってた家人が、温まることができるように。

 おかえりなさいと、いうために。


 そんなこんなで、今日も一日がまた終わるのだった。

 以上!



(歳末短文キャンペーン)

(やめてぇ、内情を暴露しないでぇ……)

(原稿書いた?)

(頑張ります! それでは、アデュー!)

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