　ヘッドエイクヘッドシック。

　雪車町地蔵だ。

　天気の所為か根を詰めすぎたかはわからないが、頭が痛い。

　しかし人生でベストコンディションだったためしなどないので、付き合い方は心得ている。

　いかに悪化させないか、いかに用事を速やかにこなすか、だ。

　意欲もなくなるほど痛いときは、素直に誰かに頼ろう。

　人に頼る、というのは、非常に高度なコミュニケーションだ。

　当たり前のことのように思えるが、いざ意識すると難しくなる類の事柄である。

　群れとしての人類。

　個人としての人格。

　この辺をうまく理解しておかないと、誰かを意識したとき、軋轢が生じる。

　自分でできることは自分でやって、頼るときはスパッと頼る。

　これができている人間は、だいたい人生をうまくやっている気がする。

　強要できる話でもないが、読者諸氏もそのあたり上手に付き合ってほしい。

　あるいは、そんなことで困っている誰かの一助になってほしい。

　そう、人の間に立つと書いて、人間なのだから。

　……上手いこと言った気がするので、今日はここまでにしておく。

　以上！

（ひとというじはー）

（耳にタコができるぐらい聞きましたね）

（明らかに長い方が楽をしている）

（……入になると逆転するんですか、そうですか。それでは、アデュー！）

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