10月21日 地球を少しだけ回せたら

 かつてスーパーマンは地球を逆回転させることで時間を巻き戻した。

 一方ポルノグラフィティーはためらう君に時間を上げたかった。

 なにを言ってるかわからない?

 ディランもこんな風に歌ってるだろう、そうさ「答えは風に舞ってる」って!


 雪車町地蔵だ。


 実際、地球の回転をいじることができたら、私はどうするだろう。

 部分的に止めて、ねじ切れさせて世界を亡ぼすだろうか。

 あるいは、ちょっぴり早く明日を迎えるだろうか。

 せんのないことではあるが、ふとそのような妄想にとらわれることがある。


 妄想。

 いかにも妄想、然るに空想だ。

 けれど、この夢物語というやつが、楽しくて仕方がない。

 妄想癖を幼少期の自分が拗らせることなく、中二病すら発症しなかったのなら、いま私は筆を執っていないだろう。

 きっと日がな一日、縁側でミカンとか食べていたに違いない。


 ことほど左様に、私の創作への原動力とは、発想の飛躍であり。

 現実へのフラストレーションでもある。


 日々は苦しく、辛く、楽しく、眩しい。


 生きていくとは、なんかたぶん、そういうことと向き合ったり向き合わなかったりすることなのだろうと思う、おそらく、メイビー。

 そのへんよくわからないので、ディランとかに聞いてほしい。

 きっとディランも、よくわからないだろうけど。


 そういうわけで、本日は以上。

 解散!



(こいつ、また寝ぼけたこと言ってやがる)

(迂遠な言葉を選ばせたら私の右に出るやつは数百人ぐらいですよ)

(微妙な数字を出すのやめろ、生々しい)

(それでは、アデュー!)

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